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全国には建築が特徴的な美術館やアートスポットが多数存在する。近年開館した注目の施設から、知る人ぞ知る地方の美術館の名建築まで、ぜひ訪れてみてほしい。

「ナショナル・パビリオン」(国別参加方式、以下「国別パビリオン」)の有効性や、その展示に見られる芸術と政治の距離は、第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展において「アートウォッシュ」の顕在化や、専門家による受賞制度の崩壊といったかたちで問題が浮き彫りとなった。そこでは何が可視化され、何が見えにくくなっているのか。企画展と国別パビリオンの2回に分けての現地レポート、今回は国別パビリオンと同時開催展からいくつかピックアップしてお届けする。

イタリア、レッジョ・エミリアの旧マックスマーラ工場を改修した「コレツィオーネ・マラモッティ」では、戦後から現代に至る約200点の作品が常設展示。さらにここでは、過去の作品を保存するだけでなく、新たなコミッションや企画展を継続的に取り込んでいることも特徴だ。本稿では、建築、コレクション、そして現在開催中の企画展を取り上げながら、同館の特徴を紹介する。

ひとつの大きな声ではなく、複数のかすかな声に耳を澄ますこと。「In Minor Keys(短調で)」と題された第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展は、戦禍で増幅する死と、芸術監督不在という異例の状況下で、主催関係者や111組の招聘作家の協奏として編み上げられた。企画展と国別パビリオンの2回に分けての現地レポート、今回は企画展をお届けする。

生(なま)の芸術と訳される「アール・ブリュット」は、既存の美術史や規範の外部で生み出される純粋な創作活動を指している。しかし、日本ではしばしば「障害者アート」と同一視されることも多い。滋賀県立美術館では、現在収蔵品の約28パーセントをこのアール・ブリュットが占めるようになるなど、独自の収集方針を打ち出している。近年、世界的なコレクションの形成やマーケットの高騰が加速するなか、この領域の「現在地」はどう変化しているのか。滋賀県立美術館ディレクター(館長)・保坂健二朗に国内外の最新動向を寄稿いただいた。





























































































































