INSIGHT

オラファー・エリアソンとは何者か? 日常生活の気づきを地球規模で作品化する唯一無二の存在

10年ぶりとなる大規模個展「ときに川は橋となる」が東京都現代美術館で開催される予定のオラファー・エリアソン。人間の知覚を問うインスタレーション作品のほか、環境問題についてのリサーチやプロジェクトで知られるオラファーは、いったいどのような人物なのか? オラファーの活動初期から親交を深め、その作品も所有するアートコレクター・宮津大輔がひも解く。

2020.3.29

語るのは人か、あるいは街か。檜山真有評 高山明《個室都市東京2019》《続・前橋聖務日課−あかつきの村ウォーク》

演劇ユニット・Port Bを主宰し、演劇的手法により実際の都市を使ったパフォーマンスなどを手がけてきた高山明。その作品における都市と人間、物語の関係性をどうとらえるか。昨年発表された2つの作品から、キュレーターの檜山真有が論じる。

2020.3.27

時間の強制性と、それを反射する作品群。石川卓磨評 第12回恵比寿映像祭「時間を想像する」

2008年から毎年、恵比寿の東京都写真美術館を中心として展示、上映、イベントなどを複合的に行ってきた恵比寿映像祭の第12回が「時間を想像する」をテーマに開催。そして閉幕直後からは、新型コロナウイルスが世界中に大きな影響を与えている。誰もが「現在」という時間性に従わざるをえないこの状況下で、「時間とは何か」を問う作品群をどのように捉えなおすことができるのか? アーティストの石川卓磨がレビューする。

2020.3.27

男性性の実態を紐解くグレイソン・ペリーのジェンダー論から長谷川愛によるアイデア実践の手引きまで。4月号新着ブックリスト(2)

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。グレイソン・ペリーが固定観念としての男性性に疑問を投げかける『男らしさの終焉』や、長谷川愛が自身の作品が生まれた経緯からアイデアの実践方法を導き出す『20XX年の革命家になるには─スペキュラティヴ・デザインの授業』など、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

2020.3.15

炭鉱美術の研究から大山エンリコイサムによるストリート・アート分析まで。4月号新着ブックリスト(1)

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。炭鉱にまつわる多様な芸術文化活動を精査した『炭鉱と美術 旧産炭地における美術活動の変遷』や、大山エンリコイサムが文化的文脈のなかでストリート・アートを紹介する『ストリートアートの素顔 ニューヨーク・ライティング文化』など、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

2020.3.15

一度は泊まってみたい日本のアートホテル・旅館

ただ宿泊するだけではなく、客室や施設内で美術作品を楽しめるアートホテル。新規オープンが目立つこれらのホテルから注目のホテル・旅館をピックアップして紹介する(本稿は2019年8月12日の記事を改訂したものです)。

2020.3.14

『映像研には手を出すな!』と「プロセス」を描く映像文化

2020年1月より放送を開始した大童澄瞳のマンガを原作に、湯浅政明が監督したアニメ『映像研には手を出すな!』。アニメーションづくりにのめり込む3人の女子高生の姿を、高い作画技術と演出によって描いた本作。映画史・映像文化論の研究者・渡邉大輔が、他作品とともに本作を検証しながら、今日に隆盛する「プロセスを描く映像文化」について分析する。

2020.3.11

蔡國強からアートワールドが舞台のホラーまで。Netflixで見たいアートムービー

スマートフォンやパソコンで、いつでも見たい動画コンテンツを視聴できるストリーミングサービス。今回はNetflixから、アーティストのドキュメンタリーやアートワールドで繰り広げられるサスペンスなど、アートを題材にした映画を紹介する。Netflixオリジナルコンテンツ以外は配信期限があるため、気になる作品は早めにチェックしてほしい。

2020.3.8

世界のミュージアム入館料事情を探る(スペイン・アメリカ編)

今年、東京国立博物館を含む3つの国立博物館が一斉に常設展の観覧料を値上げする。この賛否両論ある値上げは果たして是なのか、非なのか。論文『日本の博物館はなぜ無料でないのか?―博物館法制定時までの議論を中心に― 』の著者で博物館制度に詳しい追手門学院大学教授・瀧端真理子が、世界のミュージアム入館料などを参照しながら、議論を開く。

2020.3.8

なぜ柳宗理のプロダクトには温かみがあるのか? 展覧会で見るその美意識

戦後日本を代表するプロダクト・デザイナーとして知られる柳宗理。その多岐にわたる仕事の全貌に迫る展覧会「柳宗理デザイン 美との対話」が、島根県立美術館で開催されている。山陰地方と深い関わりを持ち、小さな生活用品から大型の構造物までをも生み出した柳。その作品群から見える、柳宗理の人物像とは?

2020.2.29