東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団のアーツカウンシル東京が運営する、若手アーティストの創作支援プロジェクト「START Box」。 同プロジェクトを通じて活動する11名のアーティストによる作品発表の場「START Box EXHIBITION vol.5」が、東京・大手町のYAU CENTER ぜにがめで開催される。会期は2月25日〜3月9日。

「START Box」は、都営住宅の空き店舗などを活用し、アトリエの確保が困難な若手アーティストに制作場所を提供する事業だ。令和5年に開設された「ササハタハツ」や「お台場」に加え、令和8年1月にはプロジェクト初となる稽古場を併設した「白鬚」がオープンするなど、その支援の輪を広げている。
本展は、有楽町エリアを拠点にアートと街の新たな関係を模索する「有楽町アートアーバニズム YAU」の協力のもと、2つの会期に分けて行われる。
出展するのは、現在「START Box」を拠点に活動する新進気鋭のアーティストたち。会期 I(2月25日〜3月2日)にはイムジェヨン、unu、大谷理佳子、加藤芙実、篠原奏が、会期 II(3月4日〜3月9日)には、すずきあゆみ、早田憲康、中村隆行、野中美里、松浦美桜香、森川瑳久が参加する。
会場では作品展示のほか、鑑賞者同士で感想や気づきを共有する「対話型鑑賞」や、出展作家による「アーティストトーク」などの関連イベントも充実している。 アーティストトークでは、ポーラミュージアムアネックスのディレクター・松本美貴子をモデレーターに迎え、作品の背景や制作プロセスについて深く掘り下げていく。
会場となる「YAU CENTER ぜにがめ」は、令和7年10月に開設されたばかりのYAUの新拠点だ。 制作過程を街に開き、多様な出会いからイノベーションを誘発することを目指すYAUとの連携により、若手アーティストの現在地を多角的に紹介する機会となるだろう。

次代を担うクリエイターの育成を掲げる東京都。その支援の場から生まれた表現が、大手町のビジネス街でどのような化学反応を起こすのか。若手アーティストたちの瑞々しい感性に触れられる、貴重な12日間となりそうだ。























