
櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:舞い上がれバルーン
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第65回は、「ジャンピング・バルーン」と呼ばれる気球スポーツをテーマに版画を制作する近藤正勝さんに迫る。
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第65回は、「ジャンピング・バルーン」と呼ばれる気球スポーツをテーマに版画を制作する近藤正勝さんに迫る。
文化研究者であり、『現代美術史──欧米、日本、トランスナショナル』や『ポスト人新世の芸術』などの著書で知られる山本浩貴が、現代アートの「なぜ」を10ヶ月かけてわかりやすく解説する連載。最終回となる第10回は、現代アートの「未来」を考えます。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年4月号の「クアラルンプール」では、昨年のドクメンタ15を受けてアートの視点を東南アジア・マレーシアに移したアート・ジャーナリストの金井美樹が、「労働と重量 旅する展覧会展」展や「プロジェクト555 長引くパンデミックの小さな観察」展、そしてマレーシアにおけるクリエイティブなコミュニティの事例を取り上げる。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年4月号の「ベルリン」は、モナ・ハトゥムの回顧展「モナ・ハトゥム:身震いして」での抑圧や暴力を感じさせる彼女の作品を通じて、いま世界中で起きている体制の軋みと崩壊の予感に目を向ける。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年4月号の「スコットランド」では、1頭のクジラが漂着したことを契機に始まった、軍事演習が海域のクジラ類に与える影響を監視する「ヘブリディアン・ホエール・アンド・ドルフィン・トラスト」と、その物語を様々な視点や声で語らんとするアーティストによるプロジェクトを取り上げる。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年4月号の「台南」では、台湾南部の台南市で開催された、麻豆大地トリエンナーレ「曾文溪の千個のなまえ」を紹介。複雑なエスニシティと植民統治の歴史を持つ台湾のアイデンティティから、同地が抱える様々な問題をひも解いていく。
全国の美大図書館司書による選書を紹介する「美大図書館の書架をのぞく」シリーズは、アートをもっと知りたい、アートも本も大好きという読者に向けた連載企画。第6回目の今回は「東京五美術大学」のひとつで、戦後日本初のデザイン教育機関である桑沢デザイン研究所の桑澤洋子が創立した東京造形大学による推薦図書をご紹介する。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年4月号の「ダブリン / ノッティンガム / ロンドン」では、「ゼノジェネシス」「地中の想像力」「博物館の収集物」といったテーマから歴史や課題をひも解く、各都市の展覧会を紹介する。
美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第15回は、プロダクトデザインのオリジナリティに注目し、その魅力や可能性を伝えることをテーマとした21_21 DESIGN SIGHTの企画展「The Original」をピックアップする。展覧会ディレクターを務めた土田貴宏が、デザインジャーナリストならではのアプローチによる展覧会設計や各所で言及されているデザインミュージアムへの意識を語った。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年4月号の「ニューヨーク」では、ブラック・アートを発展させた先駆的なギャラリー「ジャスト・アバブ・ミッドタウン」がいかに有色人作家らに向けたコミュニティを形成してきたのかを検証する展覧会と、グッゲンハイム美術館でのニック・ケイブの初の回顧展を紹介。
これまで映像作品を多く手がけてきた百瀬文が、十和田市現代美術館での個展「口を寄せる」で、「声」をテーマに取り組んだ新作はサウンドインスタレーション。自身の関心の柱を螺旋状にめぐっているという作家に、これまでの作品との関連と現在の関心を聞いた。
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第64回は、滋賀にある「やまなみ工房」で大作を描き続ける井上優さんに迫る。
経済発展を背景に、中国では毎年新しい美術館・博物館が続々と開館し、ある種珍異な光景を見せている。本連載では、そんな中国の美術館生態系の実態をインディペンデントキュレーター・金澤韻が案内。第9回は、2022年に開館した「START Museum」をお届けする。
今冬、東京での《基地のある風景》シリーズの発表が続いている石垣克子。1991年の卒業制作で風景画を描き、その後、沖縄で様々な表現を精力的に続けながら、2017年から、再び「現風景」としての風景画に取り組んでいる作家に話を聞いた。
美術館・博物館に行った際にはセットで訪れることが多いミュージアムショップ。日本全国にあるミュージアムのなかからとくに注目したいものを、ミュージアムショップのプロである株式会社メソッド代表取締役・山田遊がバイヤー目線で紹介する。第7回は、東京ミッドタウン内に位置する21_21 DESIGN SIGHTに昨年オープンした「21_21 NANJA MONJA」を取り上げる。
美術館・博物館へ出かける際に持っていくと便利なもの。「ミュージアム・マニア」であり、「青い日記帳」主宰の中村剛士(Tak)が初心者から上級者までに向け、あると鑑賞の質がぐんとアップする「ミュージアム7つ道具」を紹介する。
急増しているアートコレクター。作品が飾られているコレクターの自宅を、自身もコレクターであるコバヤシマヒロが訪問して紹介。作品を愛するそれぞれの人柄が現れるような、千差万別のアートコレクションをお届けします。
全国の美大図書館から届いた選書で構成される「美大図書館の書架をのぞく」シリーズ。アートをもっと知りたい、アートも本も好きな読者に向けた新連載の第5回目は、東京・練馬区にある日本大学芸術学部にフォーカスする。
文化研究者であり、『現代美術史──欧米、日本、トランスナショナル』や『ポスト人新世の芸術』などの著書で知られる山本浩貴が、現代アートの「なぜ」を10ヶ月かけてわかりやすく解説する連載。第9回は、アートが社会に変化を起こす「可能性」について論じる。
「平砂アートムーヴメント(HAM)」は、茨城県つくば市を拠点にアートイベントを企画する2019年に発足した活動団体だ。おもに筑波大学芸術専門学群の学生や卒業生で構成されるこの活動から、昨年実施された「HAM 2022『わたしより大きなりんかくがみえる』」を紹介。HAM2022の活動舞台となった一本の遊歩道「ペデストリアンデッキ」を歩きながら、主宰の3人に話を聞いた。