
WORLD REPORT「ニューヨーク」:先住民に対する植民地主義的な抑圧を、今日の問題として扱う
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会を紹介。2023年1月号の「ニューヨーク」は、今日的な問題としてある、先住民に対する植民地主義的な抑圧を2つの展示を通じて考える。力を持つものによる、経済成長や環境保護の謳い文句の陰で解体される文化の大きさについて思いを馳せてみる。
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会を紹介。2023年1月号の「ニューヨーク」は、今日的な問題としてある、先住民に対する植民地主義的な抑圧を2つの展示を通じて考える。力を持つものによる、経済成長や環境保護の謳い文句の陰で解体される文化の大きさについて思いを馳せてみる。
2022年2月末から海外研修先として、黒海とカスピ海のあいだにある小国・ジョージアに滞在している画家の庄司朝美。渡航直前の2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始された。隣国ともいえるウクライナの情勢を身近に感じながら、独自の文化を育んできたジョージアの首都トビリシからお届けする連載。トルコから戻って最後の引っ越しをする。
具象と抽象、平面と立体などの異なる表現形態を横断しつつ、色彩鮮やかなストライプを特徴とした絵画シリーズを手がける今井俊介。初期から最新作まで「スカート」をモチーフした絵画群で構成した、美術館での初個展に際して、長年向き合う絵画、そしてその制作方法について話を聞いた。
国内の美術館には世界に誇る西洋絵画の巨匠の名作が多く収蔵されている。そんな名作の数々を画家のエピソードとともに紹介。訪問の参考にしてもらいたい。今回はクロード・モネとともに印象派を牽引した巨匠、ピエール=オーギュスト・ルノワールを追ってみよう。なお、紹介されている作品がつねに見られるわけではないことは留意されたい。
30年以上にわたり年間数百回、美術館・博物館に足を運び続けている「ミュージアム・マニア」であり、「青い日記帳」主宰の中村剛士(Tak)がはじめて美術館を訪れる人向けに、美術館の楽しみ方をエリアごとにご案内。今回は番外編をお届けする。
音楽家ではなく、美術家としての坂本龍一に迫った、2017年の『美術手帖』の坂本龍一特集。その企画に携わり、インタビュアーも務めた詩人で研究者の松井茂と、特集企画の担当編集者であった牧信太郎が、6年前に坂本龍一特集をつくりながら考えたこと、そして新しいアルバム『12』を聴きながら考えたことを語る。
坂本龍一の新アルバム『12』を記念し、雑誌『美術手帖』2017年5月号の坂本龍一特集より、冒頭を飾った坂本龍一のロングインタビューを公開。坂本龍一が考えるS(サウンド)とN(ノイズ)、そしてM(ミュージック)とはなんなのか? 17年のアルバム『async』の制作のほとんどを行ったというニューヨークで坂本が語った言葉に注目。
自身もコレクターであるコバヤシマヒロが、コレクション資産の管理サービス「COLLET」でアート作品を管理し、ビジネスの世界で活躍するコレクターを取材。今回は飲食店の問題解決をサポートする「シコメルフードテック」と、児童発達支援などを行う「Gotoschool」の経営に関わる松本達さんに話を聞いた。
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第60回は、障害を持つ子供を介護する母親たちの姿を世の中に問いかける、山本美里さんに迫る。
美術館・博物館に行った際にはセットで訪れることが多いミュージアムショップ。日本全国にあるミュージアムのなかからとくに注目したいものを、ミュージアムショップのプロである株式会社メソッド代表取締役・山田遊がバイヤー目線で紹介する。第5回は、2020年7月に開館した安藤忠雄建築である「こども本の森 中之島」を取り上げる。
文化研究者であり、『現代美術史──欧米、日本、トランスナショナル』や『ポスト人新世の芸術』などの著書で知られる山本浩貴が、現代アートの「なぜ」を10ヶ月かけてわかりやすく解説する連載。第5回は、同じ意味を持つと思われる「コンテンポラリー・アート」と「現代美術」の違いを解説する。
2022年2月末から海外研修先として、黒海とカスピ海のあいだにある小国・ジョージアに滞在している画家の庄司朝美。渡航直前の2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始された。隣国ともいえるウクライナの情勢を身近に感じながら、独自の文化を育んできたジョージアの首都トビリシからお届けする連載。11月、国境を越えてイスタンブールへ。
経済発展を背景に、中国では毎年新しい美術館・博物館が続々と開館し、ある種珍異な光景を見せている。本連載では、そんな中国の美術館生態系の実態を上海在住のキュレーター・金澤韻が案内。第7回は、2021年に開館した「上海浦東美術館(MAP)」をお届けする。
2学部12学科を擁する武蔵野美術大学(ムサビ)は、これまでに数々の作家やクリエイターを世に送り出してきた。世に出たつくり手たちがこの大学で何を学び、どんな経験をしたのか。第3回はマンガ家・るぅ1mmに自身のムサビ時代の思い出やデビューのきっかけとなった卒業制作などの経験を、マンガで描きおろしてもらうとともにインタビューに答えてもらった。(PR)
『地域アート 美学/制度/日本』などの著書で知られる批評家・藤田直哉が青森県内にある5つの美術館・アート施設を巡る5回連載。最終回は、青森県を象徴する美術館である青森県立美術館を訪れる。
ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスで展開されているアートフェア「フリーズ」が、今年9月に韓国・ソウルで初めて開催した「フリーズ・ソウル」。4日間の会期にわたり7万人以上の来場者が集まり、好調なセールスも報告された。今年のフェアの振り返りや今後の展開などについて、フリーズ・ソウルのディレクターであるパトリック・リーにメールインタビューを行った。
2017年のパリ・装飾芸術美術館を皮切りにロンドン、上海、ニューヨーク、ドーハで話題を集めてきた展覧会「クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ」が、日本に上陸。東京都現代美術館が「夢の空間」に変貌した。会期は12月21日〜2023年5月28日。
展覧会の運営、アートマーケットの運用、コレクターのサポートなど、アートに携わる様々な仕事を紹介する「アートの仕事図鑑」。今回は美術館の「音声ガイド」の企画から制作までを手掛ける株式会社アコースティガイド・ジャパンのプロジェクト・マネージャー、上村夏実に話を聞いた。
新着のアート&カルチャー本から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介する、雑誌『美術手帖』のBOOKコーナー。10月号は、長谷川祐子による「新しいエコロジー」のアンソロジーから、ホロコーストやパンデミックと呼応する図像の分析論まで、注目の6冊を取り上げる。
2月末から海外研修先として、黒海とカスピ海のあいだにある小国・ジョージアに滞在している画家の庄司朝美。渡航直前の2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始された。隣国ともいえるウクライナの情勢を身近に感じながら、独自の文化を育んできたジョージアの首都トビリシからお届けする連載。ワインづくりに向かう10月、ジョージアは特別な月を迎える。