MAGAZINE

多種多様な糸が織りなす大地の手触り。川島織物セルコンがミラノで発表した「織の地層」が大阪・東京に凱旋

地層の断面に現れる凹凸や粒感、乾いてひび割れた土壁、ゴツゴツとした岩肌、光を透かして深い色をたたえる鉱物。自然物が放つ多様な存在感を、すべて織物で表現できるとしたら──。それを実現したのが、川島織物セルコンが「ミラノデザインウィーク2026」で発表した「織の地層 - Woven Strata -」シリーズだ。一枚の織物が、自然物の手触りや気配を宿すまでに、どれほどの創意工夫が重ねられているのか。11月に大阪と東京で開催される特別展を前に、京都の本社を訪ね、その表現と技術をひもといた。

SPECIAL / PROMOTION

ソー・ソウエン インタビュー。温もりや知恵を分かち合い、ともに「生き延びるための実践」をつなぐ

同時代を生きるアーティストの思考と原点に迫り、新たな表現の探究に光を当てるインタビューシリーズ。今回は、福岡を拠点に活動するソー・ソウエン。絵画にとどまらず、パフォーマンスやインスタレーションなど多角的なアプローチを通し、「生」と密接な事象から人間の性質に迫る作品を多く手がけている。戦時下のウクライナ・キーウでの滞在制作を経て、熊本市現代美術館で開催された個展「Air Condition」に際し、ソウエンの歩みと制作の根底にある哲学について話を聞いた。 ※10月28日24時まで、すべての方に全文お読みいただけます。

INTERVIEW

「ニュータウン、インターフェアレンス 都市とわたしたちの関係」(横浜市民ギャラリーあざみ野)会場レポート。アーティストたちが捉え、考えたニュータウンの文化と歴史

横浜市民ギャラリーあざみ野で「あざみ野コンテンポラリーvol.17」として企画展「ニュータウン、インターフェアレンス 都市とわたしたちの関係」が開催されている。会期は11月3日まで。会場の様子をレポートする。

NEWS / REPORT

MES個展「レイ/RE-I」(PARCO MUSEUM TOKYO)開幕レポート。「零」「霊」「レイヴ」から読み解く渋谷

新井健と谷川果菜絵によるアーティストデュオ・MESの個展「レイ/RE-I」が、東京・渋谷のPARCO MUSEUM TOKYOで開幕した。会期は10月24日〜11月16日。渋谷に積み重なる歴史を映像インスタレーションとパフォーマンスによって浮かび上がらせる本展の様子をレポートする。

NEWS / REPORT

藤井光「WHOSE LIGHT?」(アーティゾン美術館)開幕レポート。戦争画や核の「平和利用」を問い直す

東京・京橋のアーティゾン美術館で、現代美術家・藤井光による展覧会「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×藤井光 WHOSE LIGHT? —だれのひかりか」が開幕した。石橋財団コレクションと新作を含む藤井の作品を通じ、植民地主義や戦争、核をめぐる歴史をたどりながら、「真理」を生み出す構造そのものを問い直す。会期は10月24日〜2027年1月31日。

NEWS / REPORT

PREMIUM

こだわりのコーヒーが楽しめる美術館のカフェまとめ

全国にあるミュージアムカフェには、それぞれ独自のこだわりや特徴がある。カフェでのひとときも、美術館を訪れる楽しみの大きなひとつだ。本稿では、館内でこだわり抜いた上質なコーヒーを提供しているミュージアムカフェを厳選して紹介する。

INSIGHT

第95回

第95回:鈴木惇介「部品に刻む、技術者の祈り」

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第95回は、元エンジニアとしての眼差しを持ちながら、戦争の記憶や平和へのメッセージを描き出す鈴木惇介の活動を考察する。

PREMIUM

所蔵作品の舞台裏をひらく。ポンピドゥー・センターの新拠点「フランシリアン・ファブリック・ド・ラール」とは?

フランス国立近代美術館のコレクション約15万点を集約する新施設が2027年春、パリ南郊のマッシー市に誕生する。延べ床面積約3万平米の建物には、作品の保存・修復を担う設備に加え、その仕事を来館者に伝える展示空間も設けられた。作品移転前の特別公開から見えてきたのは、作品を未来へとつなぐ美術館の役割を社会にひらき、共有していこうとする試みだ。

NEWS / REPORT

ハンス・ハーケのアジア初となる大規模回顧展が東京都現代美術館で開催。政治・経済・美術制度を問う60年以上の軌跡

東京・清澄白河の東京都現代美術館で、ハンス・ハーケのアジア初となる大規模回顧展「ハンス・ハーケ:インフォメーション・フロー」が開催される。会期は2027年2月6日〜5月16日。自然現象から政治・経済、美術制度に至るまで、60年以上にわたる活動を紹介する。

NEWS / EXHIBITION