MAGAZINE

PREMIUM

奈良県知事の収蔵品廃棄発言と、その背景にある本当に考えなければならないこと

7月10日、奈良県立民俗博物館における収蔵品保管施設の問題について、同県知事による「明確なルールを決めたうえで、価値のあるものだけ残してそれ以外は廃棄処分することも含め検討せざるを得ない」といった発言が物議を醸している。民俗資料を保存することの意義や、その難しさについて民俗学者・加藤幸治が論じる。

2024.7.27

坂茂による「令和6年能登半島地震 被災地支援プロジェクト」が進行中。仮設住宅から仮設工房、瓦・古材回収プロジェクトまで

今年1月1日に発生した令和6年能登半島地震。これに伴い、建築家・坂茂が代表を務めるNPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)+ 坂茂建築設計は被災地支援プロジェクトを続けている。発生から約7ヶ月経過した現地の様子と合わせ、プロジェクトの一部を紹介する。

2024.7.26
PREMIUM

野又穫の絵画はなぜ世界の人々を魅了するのか?

世界6エリアにスペースを持つ国際的なギャラリー「ホワイト・キューブ」が、野又穫の個展「Continuum」を開催中だ。昨年、東京オペラシティ アートギャラリーの個展で大きな注目を集めた野又にとって、ロンドンデビューとなる。

2024.7.25
第76回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:ふたりの物語

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第76回は、フェルト製の缶詰などあらゆるものをつくり続ける村田美幸さんに迫る。

「高野光正コレクション 発見された日本の風景」が横浜髙島屋で開催。個人コレクターが里帰りさせた絵画群

個人コレクターとして、700点にのぼる 日本の近代絵画を海外から「里帰り」させた実業家・高野光正。その珠玉のコレクションの一部を紹介する展覧会「高野光正コレクション 発見された日本の風景」が横浜髙島屋ギャラリーで開催される。会期は7月31日~8月19日。

2024.7.24