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バンクシーから作家不在の“非公式シリーズ”を考える。「じつは作家本人が展覧会に関与する権利はない」

作品が発表されるたびに世間の大きな注目を集める覆面アーティスト、バンクシー。有料の展覧会が世界各国で開催されているが、それらはバンクシー本人が合意していない「非公認」で「非公式」なものだ。本稿では、3回に分けてこの作家不在の“非公式シリーズ”について考える。第1回では法的な合法性や問題点について、アートと著作権問題に詳しい弁護士・木村剛大に聞いた。

2021.9.21

ベルリンのクラブカルチャーの危機を現代美術で支える「STUDIO BERLIN」の試み

クラブカルチャーが深く根づいた都市、ドイツ・ベルリンだが、新型コロナウイルスでクラブも大きな打撃を受けた。こうしたなか、ベルリンを代表するクラブである「Berghain」と、プライベート・ミュージアムである「Boros Collection」が連携した展覧会「STUDIO BERLIN」を開催。この試みをレポートする。

2021.9.20

KYOTOGRAPHIE 2021が開幕。響き合う写真表現を京都の街で

今年で9回目を迎える国際写真祭「KYOTOGRAPHIE」が9月18日に開幕した。「ECHO」をテーマに、京都文化博物館 別館や誉田屋源兵衛、ASPHODEL、両足院(建仁寺山内)など京都市内の複数会場で展開される。そのハイライトをレポートする。

2021.9.19

世界最大のゴッホコレクターの視点をたどる。東京都美術館「ゴッホ展」に見る、ゴッホ作品とその評価の変遷

世界最大のゴッホ作品の個人収集家、ヘレーネ・クレラー=ミュラーのコレクションに焦点を当てる展覧会「ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」が、東京・上野の東京都美術館で開幕した。ヘレーネが創設したクレラー=ミュラー美術館のコレクションからのゴッホ作品やほかの画家の作品を通じて、ゴッホ作品の変遷をたどる。

2021.9.18

ロニ・ホーン、日本初の美術館個展をポーラ美術館で見る。「ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?」

現代美術の第一線で活躍を続けるアーティスト、ロニ・ホーン。その日本初となる美術館個展「ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?」展が、箱根のポーラ美術館で開幕した。ポーラ美術館の大型企画展としては初めて、同時代の作家を単独で取り上げる機会だ。

2021.9.18

「X±3秒の世界」に身を置き感じる生と死。保坂健二朗評「玉山拓郎 Anything will slip off / If cut diagonally」展

日用品や家具などのファウンド・オブジェクトを用い制作したスカルプチャーや、映像作品を空間に配置し、鮮烈な照明灯によって絵画的空間をつくり出すアーティスト・玉山拓郎の初となる大規模個展「Anything will slip off / If cut diagonally」が東京・天王洲のANOMALYで開催された。会期終了後も期間限定で再開されるなど、好評を博した本展を滋賀県立美術館ディレクター(館長)の保坂健二朗がレビュー。そこに生と死を見出す。

2021.9.18
第6回

あの人のアートコレクションが見たい!:自らのコレクションを紹介するサイトを開設した川口達也さん

急増しているアートコレクター。作品が飾られているコレクターの自宅を、自身もコレクターであるコバヤシマヒロが訪問して紹介。作品を愛するそれぞれの人柄が現れるような、千差万別のアートコレクションをお届けします。

第49回

「最高の芸術鑑賞は、知性だけでなく、身体の反応を感じながら知覚すること」。インタビュー:ピピロッティ・リスト

『美術手帖』2021年8月号より、ピピロッティ・リストのインタビューを紹介。ヴィデオ・インスタレーションを通じて身体やジェンダー、エコロジーについて批評性とユーモアあふれる表現を展開してきた作家が、現在日本で巡回中の回顧展の話を中心に、今日の芸術実践を語る。*The English version is below the Japanese.

2021.9.17

「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」が22年9月から京都市京セラ美術館で単館開催へ。100点以上が日本初公開

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、 開幕延期となっていた「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」展が、新たに2022年9月17日~2023年2月12日の会期で開催されることが決定した。京都市京セラ美術館での単館開催。

2021.9.17

「博物館法」はどう変わるべきか? 博物館学の専門家が問う

美術館や動物園などを含む「博物館」を規定する法律「博物館法」。その改定に関する議論が文化庁に設置された文化審議会で進められている。登録博物館制度の改革が言及された7月30日公表の「博物館法制度の今後の在り方について(審議経過報告)」を、博物館学が専門の名古屋大学大学院教授・栗田秀法が読み解く。

2021.9.17