INTERVIEW

大英博物館はなぜ「マンガ展」を開催したのか? キュレーターが語るその意義

イギリス・大英博物館で開催中の大規模マンガ展「The Citi exhibition Manga」。大英博物館はなぜいま「マンガ」の展覧会を開催したのか? マンガの展示と保存の意義、そして未来の可能について、担当キュレーター、ニコル・クーリッジ・ルマイエールと「東アジア文化都市2019豊島」マンガ・アニメ部門事業ディレクター・山内康裕が語り合う。

2019.8.18

デジタルから離れた世界でピクセルアートを描く。アーティスト・HINインタビュー

レトロゲームの低解像度の描写から派生した、正方形の組み合わせからなる「ドット絵」。しかしここ数年はゲームの要素としてではなく、インターネット上で鑑賞するための作品「ピクセルアート」として新たな潮流を生み出している。今年2月には、世界最大となるピクセルアートのオンラインコンテスト「SHIBUYA PIXEL ART CONTEST」の3回目が開催。そのなかで、ピクセルを再定義し、もっとも独創性に富んだ作品を褒賞する「Beyond Pixel Art賞」に選ばれたのが、アーティストのHIN(ヒン)だ。従来のピクセルアートはゲームから派生した作品が多いなか、アプロプリエーションや美術史などをバックグラウンドに持ち、ギャラリーでの展示を積極的に行ってきたHINに、受賞するまでの経緯を聞いた。

2019.8.9

震災から日常と非日常をつなぐ営み。「アクリルガッシュビエンナーレ2018」大賞・門馬美喜インタビュー

絵具メーカーのターナーが主宰する公募展「アクリルガッシュビエンナーレ2018」。今回その大賞を受賞したのは、東日本大震災の被害を大きく受けた福島県とアトリエのある東京都を私小説的につないだ、門馬美喜の《Route93ヶ月 相馬/大田区■》。2ヶ所を往復する門馬が、その風景たちを繊細に感じ、表現する様に迫る。

2019.8.8

黒塗りの映像が映し出すこの国の規制。丹羽良徳インタビュー

オーストリアのウィーンで活動する丹羽良徳が、Satoko Oe Contemporaryで個展「想像したはずの共同体」を開催中だ。東京オリンピックを日本代表選手がボイコットするというフェイクドキュメンタリーの映像作品を中心に、政治の抑圧的な機能や、権力の構造を露わにする展示となっている。今回の個展について、そして現在着目している事象や今後の活動について、丹羽に聞いた。

2019.8.7

意識はかたちになると信じてきた。彫刻家・コムロタカヒロ インタビュー

1980~90年代のアクションフィギュアやソフビ人形に影響を受け、デザインや構造の要素を吸収・再構成した彫刻作品を手がけてきたコムロタカヒロ。高さ2.5メートルの作品を中心に据え「立体曼荼羅」を思わせる空間を生み出している個展「Vortex」が、8月6日〜25日まで銀座蔦屋書店 GINZA ATRIUMにて開催中だ。彫刻を「自分だけの神話」と語るコムロに、これまでの活動と制作について話を聞いた。

2019.8.6

未来に向けて問う技術と人間のいま。エキソニモインタビュー

1996年に結成された、千房けん輔と赤岩やえによるエキソニモ。インターネット黎明期から世界中のメディア・アーティストとコミュニケーションをしながら、人間と技術の関係を問う作品を発表し続けてきた。今年3月にはWAITINGROOMで個展「LO」を開催、8月1日からのあいちトリエンナーレでの作品公開も控えている。現在までの道のりと、2015年にニューヨークに拠点を移したことによる変化、そして今後の展望を聞いた。

2019.7.31

タイムベースドメディアを根づかせるために。WAITINGROOM代表・芦川朋子インタビュー

2009年に自宅の一室から始まったギャラリーWAITINGROOM。現在は東京都文京区に場所を移し、多様なメディアを横断する、最新鋭のコンテンポラリーアートを紹介することを目的に運営している。三宅砂織、中原昌也、エキソニモ、川辺ナホといった独自の視点で世界をとらえる中堅アーティストや、飯山由貴、川内理香子、平子雄一、大久保紗也など強固なコンセプトを多角的に表現する若手を取り扱っている。ニューヨーク時代に芦川が興味を掻き立てられたタイムベースドメディアを、日本のマーケットでどのように紹介するのか、これまでの取り組みと見据える先を聞いた。

2019.7.12

長い時間をかけて探り続ける「もの」。菅木志雄インタビュー

7月20日まで小山登美夫ギャラリーにて開催中の菅木志雄「測られた区体」。2017年の「分けられた志向性」、2018年の「広げられた自空」に続き、今年も小山登美夫ギャラリーで菅の個展が開催される。60年代に「もの派」と称されるアーティストの1人として頭角を表して以来、75歳となった現在に至るまで精力的に作品発表を続けている菅木志雄。その長きにわたる創作活動のなかで変わらないこと、そして変わってきたことについて、最新の展覧会を観覧しながら話を聞いた。

2019.7.10

「アートに正解はない」。東京国立近代美術館がビジネスパーソン向けの対話鑑賞プログラムを行う理由

竹橋にある東京国立近代美術館が、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』の著者として知られる山口周とともに開発したビジネスパーソン向けプログラム「Dialogue in the Museum」をスタートさせた。これまでも対話鑑賞に注力してきた同館が、この新プログラムで何を目指すのか? 同館主任研究員で教育普及室の一條彰子に話を聞いた。

2019.6.26

世界を見据え、日本を拠点に「一期一会」を描く。画家・井田幸昌インタビュー

2016年CAF賞で名和晃平賞を受賞し、翌年レオナルド・ディカプリオ・ファンデーションオークションに最年少で参加。18年にはForbes JAPANが主催する「30 UNDER 30 JAPAN」に選出されるなど、いまや世界各国にコレクターを有する注目の画家となった、井田幸昌。その個展「Portraits」が、6月25日〜7月7日まで銀座蔦屋書店 GINZA ATRIUMにて開催される。本展では、これまで井田が取り組んできた油彩に加え、初公開となる立体やシルクスクリーン作品など約30点を展示。井田がテーマとする「一期一会」について、そして制作について、話を聞いた。

2019.6.22

写真という思い込みを疑い、現代の「洞窟」としてホテルを見た。写真家・横田大輔インタビュー

記憶と現在、イメージと現実の関係性を制作のテーマに据え、国内外で写真作品を発表してきた横田大輔。日本では3年ぶりとなる新作個展「Room. Pt. 1」が、東京・銀座のガーディアン・ガーデンで6月22日まで開催中だ。本展で横田は、「大量の写真をもとに大量の写真集をつくる」という当初の展示プランとは大きく異なる、インスタレーションや映像などからなる展示を出現させている。本展の意図、そしてこれまでの活動について、横田に話を聞いた。

2019.6.12

アーティストとギャラリストはともに歩む。 小林正人✕佐谷周吾対談

油彩とキャンバスによる「絵」にこだわりながら創作をつづけ、昨年には自伝的小説『この星の絵の具』も刊行したアーティスト・小林正人。そして、ギャラリストとして小林をサポートし続けてきたShugoArtsの代表・佐谷周吾。アーティストとギャラリストがともに歩んだからこそ生まれたものを、二人の対談から明らかにしたい。

2019.6.11

服を選ぶように作品を選ぶ。アートコレクター吉野誠一インタビュー

“現代美術コレクターの自宅”がコンセプトのカフェレストラン「SUNDAY」。そのプロデュースを手がけるのが、自身もアートコレクターである吉野誠一だ。作品の収集にとどまらず、なぜ「SUNDAY」 をはじめとした「作品のある空間」をつくり、美術を媒介としたコミュニケーションを築いているのか。様々なかたちで美術と向き合う吉野に、作品収集の魅力について話を聞いた。

2019.6.2

アーティストとつくっていくギャラリー。「Maki Fine Arts」牧高啓インタビュー

2010年に開廊し、2015年よりの神楽坂に拠点を移したMaki Fine Arts。代表の牧高啓は、80年代生まれの若手ギャラリストとして、多くの展覧会を手がけてきた。白川昌生のような日本の現代美術史において重要な位置にあるベテランアーティストから、豊嶋康子、荻野僚介、末永史尚といった確かな評価を得てきた中堅、池田衆、加納俊輔などの新しい世代を扱い、その名前を国内外に認知させてきた。また、アレックス・ダッジなど海外アーティストも紹介している。Maki Fine Artsのギャラリーオーナーである牧高啓に、アーティストとともに歩んできたこれまでの道のり、そして今後の展望について聞いた。

2019.5.23