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INTERVIEW

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豊かなひとときに寄り添う仕事。切手デザイナー・楠田祐士インタビュー(後編)

日本で発行される年間約40種の切手は、日本郵便の切手・葉書室所属の切手デザイナー8名(2023年3月現在)によって生み出されている。日本全国、誰でも一度は見たことがある切手はどのようにデザインされているのか。癒しを感じさせるイラスト切手から「美術の世界シリーズ」まで手がける最年少切手デザイナー・楠田祐士にインタビューする。後編では、「ふみの日」切手、切手の楽しみ方、そして切手デザイナーという仕事について聞いた。

2023.3.21
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「3331 Arts Chiyoda」は何を残したのか。中村政人インタビュー

2010年にオープンしたアートセンター「3331 Arts Chiyoda」が、2023年3月31日をもって閉館する。街に創造性を伝播させることを企図した出発から、13年かけてどのような手応えを得たのか。事業運営を担った合同会社コマンドA統括ディレクターでアーティストの中村政人に、未来への展望も含めて話を聞いた。

2023.3.18

徹底したフィールドワークから自然と人との関係性を描く。永沢碧衣インタビュー

「VOCA展2023」の大賞を受賞した、絵画作家・永沢碧衣。受賞作《山衣(やまごろも)をほどく》を制作するきっかけとなった「マタギ文化」との出会いや、そのフィールドワークを重視した制作スタイルの確立に至るまでの活動を紹介するとともに、今後の展望についても話を聞いた。

2023.3.16
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エゴン・シーレ展ゲスト・キュレーター、ディータード・レオポルドに聞く(2) 心理学者として見るシーレ

東京でエゴン・シーレの大規模展「レオポルド美術館 エゴン・シーレ ウィーンが生んだ若き天才」が約30年ぶりに開催されている(東京都美術館・4月9日まで)。ウィーンのレオポルド美術館の所蔵するコレクションを中心にシーレの作品50点を紹介する展覧会のゲスト・キュレーターを務めるのが、ディータード・レオポルド氏だ。レオポルド氏は、コレクションの創設者で同館の初代館長であったルドルフ・レオポルドの次男である。コレクター家の一員であり、キュレーターも務めるレオポルド氏に、コレクションの成り立ちやシーレ作品の分析などについて語ってもらった。

2023.3.12
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切手に込めるは色彩豊かな「美術の世界」。切手デザイナー・楠田祐士インタビュー(前編)

日本全国誰でも一度が見たことがある切手は、日本郵便の切手・葉書室所属のデザイナー8名(2023年3月現在)によってデザインされている。馴染み深いはずなのによく知らない「切手デザイナー」という仕事について、イラスト切手から「美術の世界シリーズ」まで手がける最年少切手デザイナー・楠田祐士に話を聞いた。前編では、楠田が世に送り出した「美術の世界シリーズ」の誕生秘話とその魅力に迫る。

2023.3.9
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絶えない悲劇の闇から光を照らす。ヒロシマ賞・ハッセルブラッド国際写真賞をW受賞したアーティスト、アルフレド・ジャーへの質問

世界の政治的な争いや社会的な不均衡を調査し、多様なメディウムを用いてその危機と対峙するための表現を続けるアルフレド・ジャー。歪んだイメージ文化をあらわにし、見るものに人道的な考察を促すたゆまぬ努力から、2018年にヒロシマ賞の受賞者に決定し、20年にはハッセルブラッド国際写真賞を受賞した。今夏ついに開催される広島市現代美術館での個展を前に、独占インタビューを行った(本稿では作家名を広島市現代美術館の表記に合わせ、発音に近い「アルフレド・ジャー」とする)。

2023.3.4

旅を愛し、人、女性としての「自由」を追い続けたデザイナー、マイヤ・イソラの人生を描く。レーナ・キルペライネン監督インタビュー

フィンランドの国民的ブランド「マリメッコ」の伝説的デザイナー、マイヤ・イソラの人生を描く映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』が3月3日より日本で初公開される。本作で監督を務めたレーナ・キルペライネンは、製作を通じて自身のパーソナルな部分にも呼応するものがあったと語る。その詳細や本作の見どころについても話を聞いた。

2023.3.3
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山中俊治が語る、「天才じゃない自分」

デザインエンジニアであり東京大学で教鞭を執る山中俊治が2022年度いっぱいで退職する。これに伴い、最終講義に代わり行われた「最終展示」の会場で山中にインタビュー。元教え子でアシスタントでもあったデザインライター・角尾舞が、山中の思想に切り込んだ。

2023.2.27

音楽をきっかけにアートとの接点をつくる。「MEET YOUR ART FAIR 2023」のキーパーソン2人に聞く

アート専門のYouTubeチャンネルを中心に、オンラインショップの運営やフェスティバルの開催などを複合的に行う「MEET YOUR ART」が、2023年3月3日から5日にかけて「MEET YOUR ART FAIR 2023『RE : FACTORY』」を開催することになった。メインアーティストおよびアーティスティック・ディレクターを務める大山エンリコイサムと、総合プロデューサーの加藤信介(エイベックス・クリエイター・エージェンシー代表取締役社長)に話を聞いた。

2023.2.22
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アート・バーゼル香港の使命とは何か? ふたりのディレクターが語る

アジアのアートフェアの勢力図が変化しているなか、アジア最大のアートフェアを維持しているアート・バーゼル香港は、これらの変化をどのようにとらえているのか。またその使命とは何か? 同フェアの新ディレクターであるアンジェル・シヤン・ルー(Angelle Siyang-Le)と、アート・バーゼル・ディレクター・アジアであるアデリン・ウーイ(Adeline Ooi)にインタビューを行った。

2023.2.22
PREMIUM

エゴン・シーレ展ゲスト・キュレーター、ディータード・レオポルドに聞く(1) 世界屈指のエゴン・シーレコレクションはいかに構築されたのか?

東京で30年ぶりとなるエゴン・シーレの大規模展「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」(東京都美術館・4月9日まで)は、ウィーンのレオポルド美術館の所蔵するコレクションを中心にシーレの作品50点を含む約120点を紹介する展覧会だ。同展のゲスト・キュレーターを務めるのが、コレクションの創設者で同館初代館長であったルドルフ・レオポルドの次男、ディータード・レオポルド氏。コレクションの成り立ちやシーレ作品の分析など、同氏のインタビューを3回にわけてお届けする。

2023.2.18

服飾、精神、身体の衝撃と衝動。宮前義之×宮島達男×辻本知彦がつくりあげた「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE」

2021年9月に発表された「TYPE-II Tatsuo Miyajima Project」の新シリーズが、「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE(エイポック エイブル イッセイ ミヤケ)」から発表された。デザインチームを率いる宮前義之、現代美術家の宮島達男、そして、メインヴィジュアルでモデルを務めたダンサーの辻本知彦の3名に話を聞いた。

2023.2.15

東京の生の状態を伝える新アートイベント「EASTEAST_TOKYO 2023」。そのインパクトとは?

千代田区北の丸公園内に位置する科学技術館にて、新たなアートイベント「EASTEAST_TOKYO 2023」が2023年2月17日から19日(VIPプレビューは2月16日、2月17日14時まで)の期間で開催される。市場経済と文化・アートが公平に作用し合う「文化的エコシステム」の創造を目指す、企画運営メンバー3人に取材した。

2023.2.14

小林正人と鬼頭健吾。知己の二人が語る「二人展の特別感」

京都市岡崎にある「MtK Contemporary Art」で、画家・小林正人と同ギャラリーのディレクターでもある現代美術家・鬼頭健吾による二人展「小林正人+鬼頭健吾」が開催されている(2023年2月12日まで)。知り合ってから20年近く経つという二人に、二人展というフォーマットやお互いの作品、そして作品制作について、自由に語ってもらった。

2023.1.31

1300年の蒔絵の歴史をNFTに凝縮。人間国宝・室瀬和美とフォトグラファー・RKが挑む世界初のプロジェクト

日本の伝統文化をNFT作品にしてブロックチェーンに刻む、株式会社CyberZと、株式会社OENによる「JINP(Japan Inspired NFT Portal)」。このプロジェクトの第2弾「温故知新」でタッグを組んだ、重要無形文化財「蒔絵」保持者、いわゆる「人間国宝」の室瀬和美と、SNSでのブレイクをきっかけに活動の幅を広げるフォトグラファーのRKに、今回のプロジェクトにかける思いを聞いた。

2023.1.30
PREMIUM

沖縄復帰50周年の終わりに。「離れた場所から語ること」をミヤギフトシに聞く

自身のセクシュアリティや生まれ故郷である沖縄の政治的・社会的問題を交錯させ、映像、写真などを組み合わせたインスタレーションによって詩的な物語を立ち上げてきたアーティスト・ミヤギフトシ。沖縄復帰50周年だった2022年が終わるにあたり、ミヤギに沖縄における当事者性や距離といかに向き合っているのかを聞いた。沖縄を語るときにある「距離」を考える契機にしてもらえれば幸いだ。

2022.12.27

中谷ミチコインタビュー。すべての人の自刻像に近づくために

東京・代官山のアートフロントギャラリーで「中谷ミチコ:デコボコの舟 / すくう、すくう、すくう」が開催中だ。2010年代以降、精力的に作品発表を重ねてきた中谷の立体作品は、レリーフの凹凸を反転させ、凹みによってモチーフを表すことで知られる。今回発表された新作を含む多様な中谷作品が観られる個展の会場で、その作品背景について本人に聞いた。

2022.12.26
PREMIUM

文化都市・ベルリンでテクノロジーと環境を問う意義とは。芸術財団「LAS」ディレクター、ベッティーナ・ケームズインタビュー

ベルリンを拠点とする非営利の芸術財団「LAS(LIGHT ART SPACE)」。ベルグハインやクラフトワーク・ベルリンといった巨大施設でテクノロジーや環境についての問いを提示する展覧会を開催してきたLASのディレクター、ベッティーナ・ケームズに財団のコンセプトや視点を聞いた。

2022.12.24

小鼓奏者・大倉源次郎がTikTokに見出す能楽の継承の可能性。「芸術は拡張と深化の繰り返し」

美術館やギャラリーなどと連携したTikTok公式アカウントの開設から展覧会のTikTok LIVE配信まで、文化芸術を支援する取り組みを続けるエンターテイメントプラットフォーム「TikTok」。現在は、伝統芸能の普及活動支援の一環として公益社団法人能楽協会と連携し、「能楽」の魅力を発信するプロジェクトを進めている。囃子方で人間国宝の小鼓奏者・大倉源次郎と、TikTok Japanの公共政策マネージャー・金子陽子にその意義や可能性について話を聞いた。

2022.12.23