今週末に見たい展覧会ベスト21。「コシノヒロコ」展から「大ゴッホ展」まで【2/5ページ】

「内間安瑆・俊子展 色を織り、記憶を紡ぐ」(神奈川県立近代美術館 葉山

内間安瑆を紹介する第3章「色を織る一〈Forest Byobu森の屏風〉[1977-1982]」の展示風景

 神奈川・葉山の神奈川県立近代美術館 葉山館で、「内間安瑆(うちまあんせい)・俊子展 色を織り、記憶を紡ぐ」が開催される。会期は5月31日まで。レポートはこちら

 日系移民の二世としてアメリカに生まれた内間安瑆(1921〜2000)は、1940年に日本に留学後、画家を志すようになる。戦後には、恩地孝四郎(1891〜1955)や棟方志功(1903〜75)の知遇を得て創作版画を手がけ、変遷をとげながら「色面織り」と呼ぶ独自の木版技法を深化させた連作「Forest Byobu」に至った。

 本展は、幻想的なアッサンブラージュで知られた妻・俊子(1918〜2000)にも焦点を当てながら、イサム・ノグチ(1904〜88)ら関連作家の作品とともに、ふたりの豊かな創作世界を回顧する内容となっている。

会期:2026年3月7日~5月31日
会場:神奈川県立近代美術館 葉山
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1 
開館時間:9:30~17:00 ※入館は閉館30分前まで 
休館日:月(ただし、5月4日は開館) 
料金:一般 1200円 / 20歳未満・学生 1050円 / 65歳以上 600円 / 高校生 100円 / 中学生以下、障害者手帳等・ミライロIDをご提示の方および介助者原則1名 無料

「SPRING わきあがる鼓動」(ポーラ美術館

展示風景より、手前は小川待子《月のかけら 25 − P》(2025)

 神奈川・箱根のポーラ美術館で「SPRING わきあがる鼓動」が開催されている。会期は5月31日まで。レポートはこちら

 本展は、アートにおける「飛躍する力」に焦点を当て、人間や世界の奥底から春の芽吹きのようにわきあがる生命の鼓動を宿した絵画、彫刻、工芸、インスタレーションを紹介するもの。箱根に息づく風土と記憶を出発点に、過去と未来を往還しながら、テクノロジーが社会を覆う現代において、自然の驚異や土地の記憶、そして人間の内に潜む根源的な力を見つめ直す契機とする。

 出展作家は、歌川広重、五姓田義松、青木美歌、名和晃平大巻伸嗣丸山直文イケムラレイコ小川待子杉本博司、チャールズ・ワーグマン、クロード・モネ、ポール・ゴーガン、フィンセント・ファン・ゴッホアンリ・ルソー、ツェ・スーメイ、パット・ステア、アンゼルム・キーファーほか。

会期:2025年12月13日~2026年5月31日
会場:ポーラ美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285 ポーラ美術館
開館時間:9:00~17:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:会期中無休
料金:大人 2200円 / 大学・高校生 1700円 / 障害者手帳をお持ちの方および付添者1名まで 1100円 / 中学生以下 無料

「戦後80年 戦争と子どもたち」(新潟市美術館

青柳喜兵衛 天翔ける神々 1937 北九州市立美術館蔵

 新潟市美術館で「戦後80年 戦争と子どもたち」が開催されている。会期は5月31日まで。

 本展では、戦時中から終戦直後にかけて制作された、子供を主題とする美術作品や、子供たちに向けて制作された絵本、教科書、紙芝居、さらに戦時下に子供たち自身が描いた作品が紹介されている。

 戦時下において画材が配給制となり、表現や発表に制限が加えられるなか、美術家たちは子供たちを希望の象徴として描いたいっぽう、「少国民」として総力戦を支える存在としての姿も表現してきた。戦後の混乱期においても、子供たちの姿は再生の象徴として描かれている。本展では、こうした「子供」をめぐる美術を当時の時代背景とあわせて紹介し、美術家たちが向けた眼差しをたどる。

会期:2026年4月11日~5月31日
会場:新潟市美術館
住所:新潟県新潟市中央区西大畑町5191-9
開館時間:9:30~17:00 ※観覧券の販売は閉館30分前まで
休館日:月(5月4日は開館、GW中無休)
料金:一般1200円 / 高校・大学生 900円 / 中学生以下、障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方、並びに一部の介助者の方は無料

「美濃陶芸の系譜 七代 加藤幸兵衛展」(岐阜県現代陶芸美術館

七代 加藤幸兵衛《三彩長方器「瀑」》

 岐阜県現代陶芸美術館で「美濃陶芸の系譜 七代 加藤幸兵衛展」が開催されている。会期は5月31日まで。

 美濃の名窯・幸兵衛窯の七代目である加藤幸兵衛。本展では、若き日に培ったシャープな造形感覚、そしてシルクロードから出発する諸国陶芸に学んだ多彩な表現を昇華した作品を通して、加藤幸兵衛の作品世界が紹介されている。

会期:2026年4月24日~5月31日
会場:岐阜県現代陶芸美術館
住所:岐阜県多治見市東町4-2-5 セラミックパークMINO内
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:月、5月7日(ただし、5月4日は開館)
料金:一般 370円 / 大学生 240円 / 高校生以下、身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳・特定医療費(指定難病)受給者証をお持ちの方および付添者1名まで無料