東京・清澄白河の東京都現代美術館で、ファッションデザイナー・コシノヒロコの過去最大規模の個展「(UN)KNOWN HIROKO KOSHINO ―新説/真説 コシノヒロコ―」が開幕した。会期は7月26日まで。
コシノヒロコは1937年大阪・岸和田生まれ。文化服装学院在学中に日本デザイナー協会デザインコンクールで1位を受賞。1964年に大阪・心斎橋にオートクチュール・アトリエを開設し、77年以降は年2回東京コレクションに参加。78年には日本人として初めてローマのアルタ・モーダに参加し、その後パリ、上海など世界各地でコレクションを発表。1995年、米国ワシントンD.C.で開催された国際アパレル連盟総会にて、アジア代表デザイナーとして講演を行った。また、異分野のアーティストとのコラボレーションを通じ、ファッションの領域を超えたイベントや表現活動を国内外で展開。「HIROKO KOSHINO」をはじめとする複数のブランドのデザインを手がけるほか、近年はアーティストとしての活動にも注力し、国内外で個展を多数開催している。幼少期より親しんできた三味線や邦楽の演奏をはじめ、絵画、墨絵、陶芸など、その表現活動は多岐にわたる。
本展は、世界的ファッションデザイナーとして知られるコシノの活動を、ファッションの領域にとどまらず、絵画、書、音楽、映像、空間表現にまで拡張して紹介する過去最大規模の展覧会だ。コレクション作品約200点と絵画作品約130点を通じて、その多層的な創造性と思想の変遷をたどる。

会場は全6章で構成されている。 チャプター0は、本展の導入でありながらダイジェストでもある空間だ。コシノの手がける絵画作品のなかでも、最大サイズとなる代表作が展示されているほか、コシノにとって重要なコレクションである《ECCENTRIC LOTUS 2008AW》が紹介されている。また、今回アートディレクションを担当したSTUDIO KIGIが本展のためにコレクションを撮り下ろしたビジュアルも展開される。






























