今週末に見たい展覧会ベスト21。「コシノヒロコ」展から「大ゴッホ展」まで

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

「(UN)KNOWN HIROKO KOSHINO ー新説/真説 コシノヒロコー」展のチャプター1「原体験と想像力─コシノヒロコの世界」の展示風景

もうすぐ閉幕

「SORAYAMA 光・透明・反射 -TOKYO-」(CREATIVE MUSEUM TOKYO

展示風景より、「テスモフォリア」セクション

 東京・京橋のCREATIVE MUSEUM TOKYOで、「SORAYAMA 光・透明・反射 -TOKYO-」が開催されている。会期は5月31日まで。レポートはこちら

 空山基は、人体と機械の美を追求した作品で知られるアーティスト。1978年に初めて発表したロボット表現を源流とし、83年の同名書籍の刊行を通じてその名を知らしめた「セクシーロボット」シリーズでは、女性の人体美をロボットに取り込んだ表現によって、その後のロボットメージ形成に大きな影響を与えた。

 本展は、そんな空山の過去最大規模の回顧展だ。空山が1978年にウイスキーの広告のために最初に描いたロボット作品や、恐竜、ユニコーンなど幅広くロボット造形を追求した最新のキャンバス作品、デザインを手がけたAIBO(アイボ)の原画や、エアロスミスのアルバムジャケットとして知られる代表作品に加え、最新の彫刻作品、新作の映像インスタレーションを展示。空山が半世紀にわたり追い求めてきた「光・透明・反射」という表現の核を体感できるだろう。

会期:2026年3月14日~5月31日
会場:CREATIVE MUSEUM TOKYO
住所:東京都中央区京橋1丁目7番1号  TODA BUILDING 6階
開館時間:10:00~20:00
休館日:会期中無休
料金:一般2500円 / 大学生1800円 / 高校生1500円 / 小中学生1000円 / 未就学児・各種障がい者手帳をお持ちの方と付添者1名は無料

アンドリウス・アルチュニアン「Obol」(銀座メゾンエルメス フォーラム

「Obol」展の展示風景 © Nacása & Partners Inc./ Courtesy of Fondation d'entreprise Hermès

 銀座メゾンエルメス ル・フォーラムで、アンドリウス・アルチュニアンの個展「Obol」が開催されている。会期は5月31日まで。レポートはこちら

 アンドリウスは「聴く」ことのハイブリッドな形式やヴァナキュラーな知識、現代的な宇宙論を扱い、時間性や共鳴、オルタナティブな世界の秩序をテーマにリサーチと制作を行っている。第59回ヴェネチア・ビエンナーレ(2022)ではアルメニア・パビリオン代表として参加し、第14回上海ビエンナーレ、第15回光州ビエンナーレ、第17回リヨン・ビエンナーレにも参加している。

 本展は、エルメス財団がThe 5th Floorのディレクター岩田智哉をゲスト・キュレーターに迎え、日本で初めて開催するアンドリウスの個展となる。展示は新作によって構成され、制作には、かつて聖性を付与されながら現代では世俗的用途に転用されている物質である瀝青が用いられる。展示空間には音像、銀貨オボル、蛇、神話的図像などが配置され、アルチュニアンの作品世界を紹介する。

会期:2026年2月20日~5月31日
会場:銀座メゾンエルメス ル・フォーラム
住所:東京都中央区銀座5-4-1
開館時間:11:00~19:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:水
料金:無料

葛飾北斎・渓斎英泉 艶くらべ ー歌舞伎町花盛りー 新宿歌舞伎町春画展WA」(新宿歌舞伎町能舞台、BOND)

メインビジュアル

 新宿歌舞伎町能舞台およびBONDで「葛飾北斎・渓斎英泉 艶くらべ ー歌舞伎町花盛りー 新宿歌舞伎町春画展WA」が開催されている。会期は5月31日まで。

 本展は、浮世絵師の葛飾北斎(1760〜1849)と、その画風を慕いながら独自の美意識を切り拓いた渓斎英泉(1791〜1848)に焦点をあてた企画である。浦上蒼穹堂代表・浦上満のコレクションより、約100点の名品を公開する。北斎・英泉の春画を軸に、その系譜を受け継ぐ絵師たちの作品もあわせて紹介。また北斎の春画の名品《喜能会之故真通》より《蛸と海女》を期間限定で特別公開している。

会期:2026年4月4日~5月31日
会場:新宿歌舞伎町能舞台、BOND
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-9-18 ライオンズプラザ新宿2F/新宿区歌舞伎町1-2-15 歌舞伎町ソシアルビル9F
開館時間:11:00~19:00(金土は〜21:00、5月31日は〜17:00) ※18歳未満入場不可 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
料金:一般 2200円 / 学生 1500円

蜷川実花〈mirror, mirror, mirror mika ninagawa〉展」(DDDART

「mirror, mirror, mirror mika ninagawa」展の中心となる空間

 東京・下北沢のDDDARTで「蜷川実花〈mirror, mirror, mirror mika ninagawa〉展」が開催されている。会期は5月31日まで。

 蜷川実花は、アーティストとして「破壊、再生、また破壊」という循環するテーマを内包しながら、創作活動を展開。近年では、自身で制作した立体モチーフと写真作品のコラージュによって構成される立体作品など、メディアの境界を越えた表現を創造し続けている。

 本展は、アーティスト・ブック『mirror, mirror, mirror mika ninagawa』の刊行を記念した展覧会だ。10数年にわたり活動の拠点としてきた下北沢の地において、アーティストブックに結実した表現の軌跡を、展示空間のなかであらためて構成。会場では「破壊、再生、また破壊」という創作テーマのもと、蜷川の表現史と現在の表現をひとつの空間として提示している。

会期:2026年3月13日〜5月31日
会場:DDDART
住所:東京都世田谷区代沢4-41-12
開館時間:11:00〜19:00
料金:一般 1200円 / 大学・専門学校生 1100円 / 中高生 800円 / 未就学児(小学生以下)無料 / 障がい者手帳をお持ちの方 1100円 ※詳細はチケットサイトをご覧ください。

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