今週末に見たい展覧会ベスト21。「コシノヒロコ」展から「大ゴッホ展」まで【4/5ページ】

今週開幕

「(UN)KNOWN HIROKO KOSHINO ―新説/真説 コシノヒロコ―」(東京都現代美術館

チャプター4「テキスタイルへの情熱─創作の核心」の展示風景

 東京・清澄白河の東京都現代美術館で「(UN)KNOWN HIROKO KOSHINO ―新説/真説 コシノヒロコ―」が開幕した。会期は7月26日まで。レポートはこちら

 コシノヒロコは1937年大阪府岸和田市生まれ。文化服装学院在学中に日本デザイナー協会デザインコンクールで1位を受賞し、64年に大阪・心斎橋にオートクチュール・アトリエを開設した。77年以降、東京コレクションに継続して参加し、78年には日本人として初めてローマのアルタ・モーダに参加。世界各地でコレクションを発表するほか、ファッションの領域を越えたイベントや表現活動を国内外で展開している。

 本展では、日本のファッションおよび表現文化を牽引してきたコシノヒロコの創作を、その本質的な価値と射程から捉え直す。コレクション作品約200点と絵画作品約130点を紹介し、半世紀を超えるキャリアのなかで生み出されてきた作品群から、現代の感覚や価値観と共振する表現を厳選して展示する。

 会場では、コシノが監修を務める「ネクスト・クリエイション・プログラム こどもファッションプロジェクト」で子供たちが制作した作品も紹介されている。

会期:2026年5月26日〜7月26日
会場:東京都現代美術館 企画展示室 B2F
住所:東京都江東区三好4-1-1
開館時間:10:00〜18:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月、7月21日(ただし、7月20日は開館)
料金:一般 2200円 / 大学生・専門学校生・65歳以上 1500円 / 高校・中学生 800円 / 小学生以下無料 ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料。毎月第3水曜(シルバーデー)は65歳以上無料。家族ふれあいの日(毎月第3土曜と翌日曜)は、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住を証明できるものを提示/2名まで)の観覧料半額

「Osaka Art & Design 2026」(大阪市内各地)

 大阪市内各地で「Osaka Art & Design 2026」が開幕した。会期は6月23日まで。レポートはこちら。

 本イベントは、大阪の街を巡りながらアートやデザインに触れる周遊型エリアイベントだ。第4回を迎える今年は「Infinitize ~ソウゾウを解き放つ~」をテーマに、梅田、中之島、本町、心斎橋、なんば、阿倍野などの主要エリアを縦断して展開。百貨店、商業施設、ターミナル駅、ギャラリー、インテリアショップなど数十か所の会場に、国内外のクリエイターによる作品が登場し、作品やアイテムの鑑賞および購入の機会を提供する。

 プログラムでは、現代美術作家の平子雄一が阪急うめだ本店1階コンコースウィンドーや9階祝祭広場で作品を展開するほか、阪急うめだギャラリー等でキュレーションによるグループ展を開催。大丸心斎橋店では、黒田征太郎、佐伯和良、SHIRACO WORLD、山下浩平らが「フェニックス」をテーマとした作品で競演。JR大阪駅では、絵本作家・イラストレーターのたちもとみちこらを起用した体験型インスタレーションが展開されている。

会期:2026年5月27日~6月23日
会場:大阪市内各地
住所:大阪府梅田、堂島、中之島、京町堀、本町、心斎橋、なんば、阿倍野ほか大阪市内各地

「ART OSAKA 2026」(コングレスクエア グラングリーン大阪/クリエイティブセンター大阪)

 大阪のコングレスクエア グラングリーン大阪、クリエイティブセンター大阪で「ART OSAKA 2026」が開幕した。レポートはこちら。

 本フェアは、国内最長の歴史を持つ現代美術のアートフェアのひとつ。新会場となるコングレスクエア グラングリーン大阪での「Galleriesセクション」(〜5月31日)では、4タイプのブース構成で現代美術の巨匠から気鋭の若手までの作品や、テーマ展示、映像作品などを紹介。クリエイティブセンター大阪での「Expandedセクション」(〜6月1日)では、大型作品やインスタレーション、サイトスペシフィックな作品が展示されている。

 日本やアジアの美術史の共創を目指し、関西文化圏を基盤に東アジアのギャラリーも参加。マーケットと鑑賞体験がつながる場として、実験的な表現や映像作品の市場創造、パブリックアートを通じた共創など、現代美術を多角的に発信するプラットフォームとして機能する。

会期:[Galleriesセクション]2026年5月30日~31日、[Expandedセクション]5月28日~6月1日
会場:コングレスクエア グラングリーン大阪/クリエイティブセンター大阪
住所:大阪府大阪市北区大深町5-54 グラングリーン大阪 南館4階/大阪市住之江区北加賀屋4-1-55
開館時間:11:00~19:00(Galleriesセクション:5月31日は〜17:00)(Expandedセクション:5月28日は〜19:00、6月1日は〜16:00)
料金:ART OSAKA 3000円 / Galleries 2000円 / Expanded 1500円 / 小学生以下 無料(詳細は公式サイトを要確認)

「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」(上野の森美術館

フィンセント・ファン・ゴッホ《夜のカフェテラス(フォルム広場)》(1888)クレラー=ミュラー美術館
© Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink

 上野の森美術館で「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」が開幕した。会期は8月12日まで。

 フィンセント・ファン・ゴッホ(1853〜90)は、画家としての活動はわずか10年ほどだが、彼が残した多くの作品と手紙から、苦悩に満ちた人生に立ち向かい、芸術へと昇華させる姿を見て取ることができる。生前ほとんど評価されなかったゴッホにいち早く注目し、作品の収集に取り組んだのが、オランダのクレラー=ミュラー美術館の創設者、ヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869〜1939)だった。2回にわたり開催する「大ゴッホ展」は、すべて同館の所蔵作品で構成される。

 第1期となる本展では、バルビゾン派やハーグ派の影響を受けた草創期のオランダ時代に始まり、印象派を中心とする画家たちと交流したパリ時代を経て、南仏アルルで傑作《夜のカフェテラス(フォルム広場)》を描くに至るまでの、ファン・ゴッホの前半生に焦点をあてている。

会期:2026年5月29日~8月12日
会場:上野の森美術館
住所:東京都台東区上野公園1-2
開館時間:10:00~17:30(金土祝は9:00~19:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
料金:一般 2800円 / 大学・専門学生・高校生 1600円 / 中学生・小学生 1000円(詳細は公式サイトを要確認)