ARTISTS

名和晃平

Kohei Nawa

Reborn-Art Festivalで展示された《White Deer(Oshika)》(2017)

 名和晃平は1975年大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。Pixel(画素)とCell(細胞・器)が融合した「PixCell」の概念を基軸に、発泡ポリウレタン、ガラスビーズ、プリズムシートといった多彩な素材が持つ特性と最先端の技術をかけ合わせた彫刻制作、空間表現を行う。

 これまで、鹿の剥製などをガラスビーズで覆った「PixCell」シリーズ、人体の3Dスキャンに様々なエフェクトを施すことで制作した彫刻作品シリーズ「Trans」シリーズ、「情報・物質・エネルギー」をテーマに、仮想の3次元空間の中で造形を行った、高さ13mにおよぶアルミニウム製の巨大彫刻《Manifold》(2013)などを手がけてきた。

 主な個展に「名和晃平 - シンセシス」(東京都現代美術館、2011)、「名和晃平 - SCULPTURE GARDEN」(鹿児島県霧島アートの森、2013)など。これまで参加してきた主な展覧会に、あいちトリエンナーレ2013、「Reborn-Art Festival 2017」(宮城県)。第14回アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ2010最優秀賞。