「SORAYAMA 光・透明・反射 -TOKYO-」(CREATIVE MUSEUM TOKYO)開幕レポート。空山基、過去最大規模の回顧展に並ぶ半世紀の軌跡

「セクシーロボット」シリーズで国際的に知られるアーティスト・空山基の画業の全貌に迫る、過去最大規模の回顧展「SORAYAMA 光・透明・反射 -TOKYO-」が東京・京橋のCREATIVE MUSEUM TOKYOで開幕した。

文・撮影=橋爪勇介(編集部)

展示風景より、「テスモフォリア」セクション

 人体と機械の美を追求した「セクシーロボット」シリーズで国際的に知られるアーティスト・空山基。その画業の全貌に迫る過去最大規模の回顧展「SORAYAMA 光・透明・反射 -TOKYO-」が、東京・京橋のCREATIVE MUSEUM TOKYOで幕を開けた。会期は5月31日まで。

 空山は1947年生まれ。78年に初めて発表したロボット表現を源流とし、83年の同名書籍の刊行を通じてその名を知らしめた「セクシーロボット」シリーズでは、女性の人体美をロボットに取り込んだ表現によって、その後のロボットイメージ形成に大きな影響を与えた。

空山基と本展アンバサダーを務める窪塚愛流

 1999年にはソニーが開発したエンターテイメントロボット「AIBO」のコンセプトデザイン、01年には世界的ロックバンド・エアロスミスの「Just Push Play」(2001)のアルバムカバー、18年にはキム・ジョーンズによるディオール オムのコラボレーションを手がけている。また、23年にはミュージシャンのザ・ウイークエンドやF1ドライバーのルイス・ハミルトンとのコラボレーションなども実現し、大きな話題となった。

 本展は、半世紀に渡り幅広い活動を展開してきた空山の仕事を網羅する過去最大の回顧展だ。

 タイトルにある「光、透明、反射」は、空山が自身の作品のコンセプトとしているもの。「光を表現するためには空気を描く必要がある」「空気を描くには透明を表現する必要がある」「反射表現を如何にして征服するのかが鍵を握る」──この空山の言葉を念頭に、会場を見ていこう。

編集部