東京都江東区の東京都現代美術館で、「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」展が開催される。会期は8月3日〜11月10日。
高橋龍太郎コレクションとは、精神科医・高橋龍太郎(1946〜)が1990年代半ばより本格的に収集を始めた日本の現代美術コレクション。草間彌生、合田佐和子を出発点として、とくに90年代以降の重要作家の初期作品・代表作を数多く保有。その総数は、現在までに3500点を超え、質・量ともに日本の現代美術においても重要な蓄積として知られている。
本展では、そんなひとりのコレクターの目がとらえた現代日本の姿を、時代に対する批評精神あふれる作家たちの代表作とともにたどるものとなる。会場は「胎内記憶」「戦後の終わりと始まり」「新しい人類たち」「崩壊と再生」「『私』の再定義」「路上に還る」の6章立てで構成。総勢115組の作家らの作品が一堂に会するまたとない機会となる。
出展作家は、里見勝蔵、草間彌生、篠原有司男、羽永光利、宇野亞喜良、中村錦平、司修、横尾忠則、赤瀬川原平、森山大道、荒木経惟、合田佐和子、立石大河亞、山口はるみ、菅木志雄、空山基、西村陽平、東恩納裕一、舟越桂、森村泰昌、大竹伸朗、岡﨑乾二郎、O JUN、小林正人、前本彰子、根本敬、奈良美智、柳幸典、鴻池朋子、太郎千恵藏、村上隆、村瀬恭子、∈Y∋、会田誠、大岩オスカール、小沢剛、ヤノベケンジ、天明屋尚、千葉和成、西尾康之、やなぎみわ、小出ナオキ、加藤泉、川島秀明、Mr.、山口晃、岡田裕子、町田久美、石田尚志、小谷元彦、風間サチコ、塩田千春、蜷川実花、池田学、三瀬夏之介、宮永愛子、華雪、加藤美佳、竹村京、束芋、名和晃平、玉本奈々、国松希根太、竹川宣彰、できやよい、今井俊介、金氏徹平、工藤麻紀子、鈴木ヒラク、今津景、小西紀行、小橋陽介、志賀理江子、千葉正也、毛利悠子、青木美歌、桑田卓郎、梅津庸一、大山エンリコイサム、坂本夏子、BABU、村山悟郎、森靖、松井えり菜、松下徹、やんツー、青木豊、梅沢和木、佐藤允、谷保玲奈、DIEGO、弓指寛治、近藤亜樹、庄司朝美、水戸部七絵、ナイル・ケティング、川内理香子、涌井智仁、ob、藤倉麻子、村上早、BIEN、石毛健太、名もなき実昌、土取郁香、山田康平、友沢こたお、山中雪乃、Chim↑Pom from Smappa!Group、SIDE CORE / EVERYDAY HOLIDAY SQUAD、KOMAKUS、中原實*、久保守*、八谷和彦*(*は東京都現代美術館蔵)。
*写真はすべて高橋龍太郎コレクション蔵