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2022.4.10

「Café 1894」から「NEZUCAFÉ」「HARIO CAFE」まで。都内で行くべきミュージアムカフェ・レストラン10選

「Café 1894」や「NEZUCAFÉ」など東京都内にある定番のミュージアムカフェから、「カフェ ヴァローリス」や「HARIO CAFE」など新たにオープンしたミュージアムカフェまで、そのなかからとくに注目したいところを「青い日記帳」主宰の中村剛士がピックアップしてお届けする。

文=中村剛士

「Café 1894」内観 提供=三菱一号館美術館
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定番のミュージアムカフェ5選

Café 1894」(三菱一号館美術館)

「Café 1894」内観 提供=三菱一号館美術館

 店名は英国人建築家、ジョサイア・コンドル設計で銀行として1894年(明治27年)に建てられたことに由来しています。昭和40年代に解体されましたが、2010年に忠実に復元され三菱一号館美術館として生まれ変わりました。カフェとして利用されている空間は嘗て銀行営業室があった場所。重厚な円柱や小さな照明器具など店内随所に見どころがあります。天井高8メートルもある贅沢な空間には外光がやさしく注ぎ込みます。東京駅から徒歩数分の場所にあるとは思えない、クラシカルで重厚感のあるカフェはドラマの撮影場所としても人気を博しています(カフェのみの利用可能)。

ガーデンプレートランチ(ハーブティーつき) 提供=三菱一号館美術館

住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
営業時間:11:00〜23:00
定休日:不定休
電話番号:03-3212-7156

NEZUCAFÉ」(根津美術館)

「NEZUCAFÉ」内観 提供=根津美術館

 2009年に建築家、隈研吾により全面リニューアルを果たした根津美術館の庭園内に建てられた「NEZUCAFÉ」。青山にいるとは思えない豊かな自然と静けさの中で、美術鑑賞の余韻にゆったりと浸れる極上空間です。嘗て根津家が家族団欒のひと時を楽しんだサンルーム(初代根津嘉一郎の私邸)があった場所に建てられたカフェ店内には、当時使用していた暖炉をそのまま内装に取り込まれています。三方をガラスに囲まれたとても開放的なカフェからは四季折々に移り変わる景色を眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。カップをはじめ至るところに「燕子花」のデザインが施されています。またミートパイは絶品です(カフェのみの利用不可)。

※NEZUCAFÉの利用は美術館入館者に限られます。新型コロナウィルス感染拡大防止のため、美術館は現在オンライン日時予約制です。

ミートパイセット 提供=根津美術館

住所:東京都港区南青山6-5-1
営業時間:10:00〜16:30(L.O. 16:00)
定休日:美術館開館中の月(祝日の場合は開館し翌日休)、展示替え休館期間
電話番号:03-3400-2536

Cafe 椿」(山種美術館)

「Cafe 椿」内観 提供=山種美術館