ARTISTS
篠原有司男
Ushio Shinohara
篠原有司男は1932年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻入学後、林武に師事する。同校を中退後の60年に、第12回読売アンデパンダン展に参加していた吉村益信、赤瀬川原平、荒川修作らとともに「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を新宿ホワイトハウスにて結成。当時、その常識を覆す激しいアクションや、モヒカン刈りといった奇抜な髪型でも注目を集めた。ジャスパー・ジョーンズやロバート・ラウシェンバーグの作品を模した「イミテーション・アート」シリーズや、日本の伝統的世界観とポップ・アートの表現を融合させ、極彩色で顔のない人物像を描いた「花魁」シリーズ、ダンボールや廃材を素材としたオートバイ彫刻など、多彩な作品を次々に発表してきた。59年頃より「ボクシング・ペインティング」を開始。丸めた布に墨汁や絵具を染み込ませ、支持体を殴りつけて絵画を制作するこのシリーズは篠原の代名詞ともなっている。
69年にニューヨークに渡り、以降、同地を拠点に活動。2007年、第48回毎日芸術賞を受賞。13年には乃り子夫人との日常を切り取ったドキュメンタリー映画『キューティー&ボクサー』がサンダンス映画祭ドキュメンタリー部門監督賞を受賞。近年の主な個展に「篠原有司男 ボクシング・ペインティングとオートバイ彫刻」(神奈川県立近代美術館 鎌倉、2005)、「Shinohara Pops! The Avant-Garde Road, Tokyo/New York(篠原ポップス!前衛の道、東京/ニューヨーク)」(ドースキー美術館、ニューヨーク、2012)、「Love Is A Roar-r-r-r! In Tokyo──愛の雄叫び東京篇」(パルコミュージアム、東京、2013-14)など。
69年にニューヨークに渡り、以降、同地を拠点に活動。2007年、第48回毎日芸術賞を受賞。13年には乃り子夫人との日常を切り取ったドキュメンタリー映画『キューティー&ボクサー』がサンダンス映画祭ドキュメンタリー部門監督賞を受賞。近年の主な個展に「篠原有司男 ボクシング・ペインティングとオートバイ彫刻」(神奈川県立近代美術館 鎌倉、2005)、「Shinohara Pops! The Avant-Garde Road, Tokyo/New York(篠原ポップス!前衛の道、東京/ニューヨーク)」(ドースキー美術館、ニューヨーク、2012)、「Love Is A Roar-r-r-r! In Tokyo──愛の雄叫び東京篇」(パルコミュージアム、東京、2013-14)など。