ARTISTS
奈良美智
Yoshitomo Nara
奈良美智は1959年青森県生まれ。愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業後、同大学院修士課程修了。88年に渡独。国立デュッセルドルフ芸術アカデミーに入学する。アカデミー修了後の94年にケルンに移住し、2000年の帰国まで生活。この時期から、奈良の代表的なイメージとして知られる挑戦的なまなざしの子供の作品が描かれる。また、この間に日本やヨーロッパでの個展の機会が増え、次第にその活動に注目が集まる。01年、帰国後の国内で初となる本格的な個展「I DON'T MIND, IF YOU FORGET ME.」が横浜美術館を皮切りに国内5ヶ所を巡回。国内外で大きな注目を集める。
03年から大阪のクリエイティブ・ユニットgrafとのコラボレーションを行い、廃材を用いた小屋に作品を展示するという作品を次々に発表。06年にその集大成となる展覧会「A to Z」展を青森県の吉井酒造煉瓦倉庫で開催した。その後も精力的に作品を制作。目つきが鋭く挑戦的な表情をたたえる初期作品の子供たちに加え、暖かみを帯びた眼でこちらを見つめ返す、穏やかな表情の子供たちも描くようになった。17年には、それまでに制作した作品に加え、奈良が収集したレコード、書籍、写真、人形や雑貨など、美術を志す以前からその感性を育んできた様々なものを展示する「for better or worse」展を、学生時代を過ごした愛知県の豊田市美術館で開催。18年には栃木県に未発表作品などを展示する自身の美術館「N’s YARD」が開館した。
03年から大阪のクリエイティブ・ユニットgrafとのコラボレーションを行い、廃材を用いた小屋に作品を展示するという作品を次々に発表。06年にその集大成となる展覧会「A to Z」展を青森県の吉井酒造煉瓦倉庫で開催した。その後も精力的に作品を制作。目つきが鋭く挑戦的な表情をたたえる初期作品の子供たちに加え、暖かみを帯びた眼でこちらを見つめ返す、穏やかな表情の子供たちも描くようになった。17年には、それまでに制作した作品に加え、奈良が収集したレコード、書籍、写真、人形や雑貨など、美術を志す以前からその感性を育んできた様々なものを展示する「for better or worse」展を、学生時代を過ごした愛知県の豊田市美術館で開催。18年には栃木県に未発表作品などを展示する自身の美術館「N’s YARD」が開館した。