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合田佐和子

Sawako Goda

 合田佐和子は1940年高知県生まれ。59年武蔵野美術学校に入学。65年にデビューし、71年に油彩を始める。80年以降は、ポラロイド、パステル、鉛筆、写真、ビデオ、エッチングを発表。唐十郎主宰の劇団状況劇場、唐組、また寺山修司主宰の天井桟敷の宣伝・舞台美術などに参加する。

 幼少よりガラクタの収集癖があり、瀧口修造のすすめでオブジェを制作。合田の描く世界は、実存、実物描写でない。実風景、実映像と自分の胎内にあるイメージ感と眼玉から発する映像が合致した時に、自分の描きたい世界を掴むのである。レンズを通して虹を覗いたような、不思議な幻想世界へと誘うような作品である。2003年に渋谷区立松濤美術館にて回顧展「合田佐和子 影像 ~絵画・オブジェ・写真~」が開催。