
アイ・ウェイウェイの作品はM+で展示できるのか? 香港美術館の自己検閲を問う
今年年末に開館予定のアジア最大級のヴィジュアル・カルチャーのミュージアム「M+」(エムプラス)。そのコレクションに含まれるアイ・ウェイウェイらによる政治的に挑発的な作品をめぐり、香港の親中派メディアや議員と民主派のあいだで大きな論争が起こっている。美術館の自己検閲について、今回の事件の経緯を振り返りながら現地の関係者に話を聞いた。

今年年末に開館予定のアジア最大級のヴィジュアル・カルチャーのミュージアム「M+」(エムプラス)。そのコレクションに含まれるアイ・ウェイウェイらによる政治的に挑発的な作品をめぐり、香港の親中派メディアや議員と民主派のあいだで大きな論争が起こっている。美術館の自己検閲について、今回の事件の経緯を振り返りながら現地の関係者に話を聞いた。

絵画、インスタレーション、ヴィデオなど多様なメディアを用い、不可視なものに対する知覚を鑑賞者に疑似的に体験させる作品を制作する冨安由真。KAAT神奈川芸術劇場にて、個展「漂泊する幻影」を1月に開催した。冨安が入選した第12回shiseido art egg(2018)の審査に関わった光田由里が、本展がどのように構成されたのか、また絵画とインスタレーションの関係性を聞いた。

社会や自然、そして日常生活や身体の「境界」をテーマにした大型のインスタレーションで知られる美術家・栗林隆。旧発電所である美術館にて、原子炉を模したサウナ作品をつくった彼に、美術の「文脈」から脱することと、自分と社会の関係について話を聞いた。

東京国立近代美術館が所蔵作品のひとつである田中功起《ひとつの陶器を五人の陶芸家が作る(沈黙による試み)》(2013)の「手話とバリアフリー字幕版」を制作。2022年3月31日まで映像をオンラインで無料公開している。

第5回
現代美術の可能性を拡張するアーティストやスペース、プロジェクトを取り上げるシリーズ「美術の新たな目つきを探して」。第5回は、東京・蒲田で現代美術の作品を1万円から購入できるスペース「アート/空家 二人」を運営する三木仙太郎に話を聞いた。

第30回
雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。4月は、先月に引き続き、現代美術のキーパーソンたちのインタビューや解説記事を掲載する。本記事では、2016年に行われたクリスチャン・ボルタンスキーのインタビューを公開。

第35回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年4月号の「BOOK」1冊目は、朝鮮民主主義人民共和国における美術の美学的な側面に注目し、社会主義リアリズムの概念を超えて「朝鮮画」をひもとく『平壌美術 朝鮮画の正体』を取り上げる。

いま、アートの世界をもっとも賑わせているトピックのひとつである「NFT」や「クリプトアート」。マーケットではオークションハウスが参入し、現代美術のアーティストもその可能性を探るこの新しいジャンルは、法的にどのような課題があるのか? Art Lawの専門家である弁護士・木村剛大が解説する。

千代田区とアーツ千代田 3331は、世界22ヶ国の50作家による展覧会、ポコラート世界展「偶然と、必然と、」を開催する。会期は7月16日〜9月5日。

第4回
急増しているアートコレクター。作品が飾られているコレクターの自宅を、自身もコレクターであるコバヤシマヒロが訪問して紹介。作品を愛するそれぞれの人柄が現れるような、千差万別のアートコレクションをお届けします。

国内の現代美術のアートマーケットが盛り上がりを見せ、「アートバブル」という言葉も聞かれるようになってきた。その実態はどのようなものなのか、小山登美夫ギャラリー代表の小山登美夫、SBIアートオークションの加賀美令、アート東京の北島輝一に現場からの意見を語ってもらった。

アートによって持続可能性を表現する芸術祭「北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs 真のゆたかさのために」が開幕した。その見どころをレポートでお届けする。会期は5月9日まで(北九州市立美術館の展示は7月11日まで、北九州市立いのちのたび博物館の展示は5月30日まで延長)。

今年5月19日〜23日に開催されるアートフェア「アート・バーゼル香港2021」が、初となるライブ配信プログラム「アート・バーゼル・ライブ:香港」の詳細を発表した。リアルなフェアに参加する各ギャラリーのブースでの展示内容をオンラインで鑑賞可能なオンライン・ビューイング・ルーム(OVR)のほか、会場からライブ配信されるバーチャルツアーや特別イベントなども予定されている。

十和田市現代美術館で4月に公開された塩田千春による常設作品《水の記憶》。制作のプロセスからコロナ禍でのアートとの向き合い方まで、制作のためにドイツより来日した作家にインタビューを行った。

鮮やかな色彩のペインティング、壁画などで注目されるKeeenue。HARUKAITO by islandで個展「ODD ONE OUT」を開催中の彼女のアトリエでインタビューを行った。

大阪市の堂島・中之島エリアを舞台にした国際的なアートフェアで、5月13日〜16日に開催を予定していた「art stage OSAKA 2021」が、新型コロナウイルス感染拡大により開催延期を発表した。新しい会期は6月11日〜13日。

第29回
雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。本記事では、2018年の「アート×ブロックチェーン」特集より、ブロックチェーンの仕組みを紐解く4つのキーワードを紹介する。

2年ぶりの開催となった「アートフェア東京2021」(3月18日〜21日)同フェアが発表した入場者数や売上を、マネージング・ディレクターの北島輝一による解説や分析を踏まえつつ振り返る。

フランスのノルマンディー地方で隔離中のデイヴィッド・ホックニーがiPadを使って制作したデジタル・アートの新作が、5月1日〜31日にニューヨーク、ロンドン、東京、ソウルの4都市の屋外ビジョンで公開。東京では9時から毎晩3分間、新宿のユニカビジョンで上映される。

ダムタイプにとって18年ぶりとなる新作パフォーマンス《2020》。そのダイジェスト版(56分)がYouTubeにて無料公開されている。