ケ・ブランリ美術館で開幕した「空を割く 日本の竹工芸」をチェック

フランス・パリのケ・ブランリ美術館で、日本の竹工芸の歴史と作品を紹介する「空(くう)を割く 日本の竹工芸」が開催中だ。同美術館館長のステファン・マーティンが初めてキュレーションを行ったという本展には、明治から現代までの作品160点が展示されている。会期は2018年11月27日〜2019年4月7日。

NEWS / PROMOTION

大学移転に向けて。アートマネジメント人材育成事業「状況のアーキテクチャー」の集大成としての展覧会が開催

京都市立芸術大学による、拡張された場におけるアートマネジメント人材育成事業「状況のアーキテクチャー」。その3年間の活動を集約し、多角的に結びつけるための「多感覚的な鑑賞と参加の方法」を提示する本展では、建築家の大西麻貴を迎え、あらゆる身体感覚に作用する場のデザインを試みる。会期は2019年1月12日〜2月11日。

NEWS / EXHIBITION

人間の根源的欲求を問う物語。服部浩之評 長坂有希個展「カムイワッカへ、そして私たちの始まりへ」

ストーリーテリングを表現の主軸に置きつつ、彫刻や写真、映像やパフォーマンスなど多様なかたちで活動を行ってきた長坂有希。その最新作を発表する個展「カムイワッカへ、そして私たちの始まりへ」が北海道・札幌のCAI02で開催された。知床半島にあるカムイワッカの滝の存在を知った長坂がこの滝を目指すところから始まる本作を、インディペンデント・キュレーターの服部浩之が読み解く。

REVIEW

新しい書としての絵画。保坂健二朗評 大山エンリコイサム個展「Black」

独自のモチーフである「クイックターン・ストラクチャー」を軸に作品を展開する大山エンリコイサム。その最新作を発表する個展「Black」が東京・天王洲のTakuro Someya Contemporary Artで開催された。本展では、アメリカ・カンザスのマリアンナ・キストラー・ビーチ美術館で行われた個展「ユビキタス―大山エンリコイサム」(2017)で初披露された新作などを日本初公開。これら新作群について、東京国立近代美術館主任研究員・保坂健二朗が読み解く。

REVIEW

線の群れが織りなす重層的な絵画。 梅津元評「石川順惠
」展

1980年代後半、日本におけるニュー・ペインティングの台頭とともに活動をスタートさせた石川順惠
。その30年にわたる実践を紹介する個展がBlum&Poeで開催された。旧作に加筆することを通じて、画面に新しい絵画的な意味づけを行う「Impermanence(非永続性)」シリーズを中心に構成された本展が問う、新しい絵画構造とは。埼玉県立近代美術館学芸員の梅津元が考察する。

REVIEW

2018年展覧会ベスト3 (キュレーター・服部浩之)

数多く開催された2018年の展覧会のなかから、6名の有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回はインディペンデント・キュレーターの服部浩之編をお届けする。

INSIGHT

ペロタン東京で「ブロックヘッド・スタックス」をチェック。エディ・マルティネズ、日本初個展の見どころとは?

1977年生まれの独学のアーティスト、エディ・マルティネズの日本初個展「Blockhead Stacks」が、12月20日よりペロタン東京で開催されている。本展では、マルティネズの作品に繰り返し見られるスカルのモチーフを探索した一連のペインティングやドローイングが並ぶ。会期は2019年1月23日まで。

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