
「ヒスロム 仮設するヒト」展から大山エンリコイサム個展「Black」まで。12月のレビューをプレイバック
美術手帖では批評家や学芸員などよる展覧会レビューを毎月掲載している。そのなかから、12月に公開された10本をピックアップしてお届け。各レビューの詳細はリンクから全文をチェックしてほしい。

美術手帖では批評家や学芸員などよる展覧会レビューを毎月掲載している。そのなかから、12月に公開された10本をピックアップしてお届け。各レビューの詳細はリンクから全文をチェックしてほしい。

フランス・パリのケ・ブランリ美術館で、日本の竹工芸の歴史と作品を紹介する「空(くう)を割く 日本の竹工芸」が開催中だ。同美術館館長のステファン・マーティンが初めてキュレーションを行ったという本展には、明治から現代までの作品160点が展示されている。会期は2018年11月27日〜2019年4月7日。

数多く開催された2018年の展覧会の中から、6名の有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は美術家、美術批評家の黒瀬陽平編をお届けする。

ニューヨーク在住で国際的に活動するアーティスト、トム・サックスの個展「ティーセレモニー」が、初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開催されることが発表された。会期は2019年4月20日〜6月23日。

数多く開催された2018年の展覧会のなかから、6名の有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回はインディペンデント・キュレーターの長谷川新編をお届けする。

京都市立芸術大学による、拡張された場におけるアートマネジメント人材育成事業「状況のアーキテクチャー」。その3年間の活動を集約し、多角的に結びつけるための「多感覚的な鑑賞と参加の方法」を提示する本展では、建築家の大西麻貴を迎え、あらゆる身体感覚に作用する場のデザインを試みる。会期は2019年1月12日〜2月11日。

ストーリーテリングを表現の主軸に置きつつ、彫刻や写真、映像やパフォーマンスなど多様なかたちで活動を行ってきた長坂有希。その最新作を発表する個展「カムイワッカへ、そして私たちの始まりへ」が北海道・札幌のCAI02で開催された。知床半島にあるカムイワッカの滝の存在を知った長坂がこの滝を目指すところから始まる本作を、インディペンデント・キュレーターの服部浩之が読み解く。

独自のモチーフである「クイックターン・ストラクチャー」を軸に作品を展開する大山エンリコイサム。その最新作を発表する個展「Black」が東京・天王洲のTakuro Someya Contemporary Artで開催された。本展では、アメリカ・カンザスのマリアンナ・キストラー・ビーチ美術館で行われた個展「ユビキタス―大山エンリコイサム」(2017)で初披露された新作などを日本初公開。これら新作群について、東京国立近代美術館主任研究員・保坂健二朗が読み解く。

横浜能楽堂企画公演「風雅と無常-修羅能の世界」にあわせ、画家・山口晃が個展「昼ぬ修羅」を同能楽堂で開催する。会期は2019年1月19日〜3月23日。

いくつかの“過去最高額”を記録した2018年のアートマーケット。美術手帖で取り上げたなかから、とくに振り返っておきたいオークションで起きた出来事をお届けする。

数多く開催された2018年の展覧会のなかから、6名の有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。最後は東京国立近代美術館企画課長・蔵屋美香編をお届けする。

現代美術と文化の専門誌である『フリーズ(frieze)』を刊行しているフリーズ社が、ロンドンとニューヨークに次ぎ、ロサンゼルス・ハリウッドで新しいアートフェア「フリーズ・ロサンゼルス」を開催する。会期は2019年2月14日から17日まで。

2021年1月で閉館する東京・品川の原美術館。1979年に開館して以来、40年にわたって日本の現代美術シーンを牽引してきた同館のこれまでと閉館の理由、そしてこれからを原美術館副館長の安田篤生に聞いた。

1980年代後半、日本におけるニュー・ペインティングの台頭とともに活動をスタートさせた石川順惠 。その30年にわたる実践を紹介する個展がBlum&Poeで開催された。旧作に加筆することを通じて、画面に新しい絵画的な意味づけを行う「Impermanence(非永続性)」シリーズを中心に構成された本展が問う、新しい絵画構造とは。埼玉県立近代美術館学芸員の梅津元が考察する。

2019年にリニューアル・オープンを迎える東京都現代美術館が、19年度の企画展ラインナップを発表した。19年度はリニューアル・オープン記念展に加え、様々な企画展を開催する。

全世界で総動員数160万人以上を記録したデヴィッド・ボウイの大回顧展「DAVID BOWIE is」がiOSとアンドロイドのアプリとしてローンチされる。アプリではARで展覧会を楽しむことができるという。

数多く開催された2018年の展覧会のなかから、6名の有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回はインディペンデント・キュレーターの服部浩之編をお届けする。

様々なトピックスがあった2018年のアートシーン。美術手帖で取り上げたなかから、とくに振り返っておきたい出来事を4回に分けてお届けする。今回は10〜12月編。

1977年生まれの独学のアーティスト、エディ・マルティネズの日本初個展「Blockhead Stacks」が、12月20日よりペロタン東京で開催されている。本展では、マルティネズの作品に繰り返し見られるスカルのモチーフを探索した一連のペインティングやドローイングが並ぶ。会期は2019年1月23日まで。

京都・祇園で2017年6月より運営されてきたフォーエバー現代美術館 祇園・京都が、建物(祇園甲部歌舞練場敷地内八坂倶楽部・ホール)の賃貸借契約満了のため、2019年2月28日もって閉館することを発表した。