NEWS / EXHIBITION - 2019.4.20

国宝から写真の国際展まで、今週末に見たい3つの展覧会

先週末から今週にかけ始まった展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。

KYOTOGRAPHIEよりヴェロニカ・ゲンシツカ「What a Wonderful World」の展示風景

新たな国宝・重要文化財が一堂に。「2019年新指定国宝・重要文化財」(東京国立博物館)

展示風景より、《木造五智如来坐像》

 2019年、新たに3件の国宝と41件の重要文化財が指定された。日本全国の寺院や美術館などが所蔵するこれらの美術品・資料を一堂に見ることができるのが、4月16日に東京国立博物館でスタートした「2019年新指定国宝・重要文化財」展だ。

 国宝では、木造五智如来坐像から《大日如来坐像》、《阿弥陀如来坐像》、そして《不空成就如来坐像》の3体と、唐招提寺所蔵の木造立像6体から、《木造薬師如来立像》と《木造伝獅子吼菩薩立像》。そして重要文化財の展示は絵画、彫刻、工芸品、書跡・典籍、古文書、考古資料、歴史資料の7分野からなり、絵画の部では熊斐(ゆうひ)筆による《絹本着色鯉魚跳龍門図》(江戸時代)や《紙本金地著色唐獅子図》(桃山時代)などが展示される。

会期:2019年4月16日〜5月6日
会場:東京国立博物館
住所:東京都台東区上野公園13-9
電話番号:03-5777-8600
開館時間:9:30〜17:00(金土〜21:00)
休館日:月、ただし5月6日は開館
料金:一般 620円 / 大学生 410円

 

彫刻としての茶道。「トム・サックス ティーセレモニー」(東京オペラシティ アートギャラリー)

会場風景。奥に見えるのが《Tea House》(2011-12)

 ブランドロゴやキャラクターといった現代社会のアイコンを用いたアイロニカルな彫刻作品で知られるニューヨーク在住のアーティスト、トム・サックス。その大規模個展が、東京オペラシティ アートギャラリーにて4月20日に開幕した。

 本展は、2016年にイサム・ノグチ美術館で行った個展「Tom Sachs: Tea Ceremony」をブラッシュアップしたもの。2012年から本格的に茶道を学び始めたサックスが、イサム・ノグチの「古い伝統の真の発展を目指す」という姿勢に着想を得た、独自の「茶の湯」の世界を生み出す。工業用素材や日用品などで自作された茶道具からなる「彫刻の展覧会」に注目したい。

会期:2019年4月20日~6月23日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
電話番号:03-5777-8600
開館時間:11:00~19:00(金土~20:00)
休館日:月(祝日の場合は火、4月30日は開館)
料金:一般 1400円 / 大学・高校生 1000円 / 中学生以下無料

 

京都で写真の「VIBE」を感じる。「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019『VIBE』」(京都市内各所)

金氏徹平「S.F.(Splash Factory)」の展示風景

 2013年より毎年回数を重ね、その存在感を示してきた「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」が4月12日に開幕した。その第7回のテーマは、「目に見えないものがつながるときに生まれる共振や共鳴(=VIBE)」。

 イズマイル・バリーやヴェロニカ・ゲンシツカ、金氏徹平をはじめ、アートシーンの第一線を走る作家が京都に集結し、各作家が本写真祭のために撮りおろした新作なども公開される。 

 また、本写真祭のサテライトイベントとして、今後の活躍が期待される写真家やキュレーターの発掘と支援を目的とした公募型アートフェスティバル「KG+(ケージープラス)」も同時開催。こちらもあわせてチェックしてほしい。

会期:2019年4月13日~5月12日
会場:京都市内各所
電話番号:075-708-7108(KYOTOGRAPHIE 事務局)
パスポート料金:一般 4000円 / 学生 3000円
1DAYパスポート料金:一般 3000円 / 学生 2000円