真贋不明のバンクシーらしき作品、東京都庁で一般公開へ

今年1月、東京臨海新交通臨海線「ゆりかもめ」の日の出駅付近にある防潮扉で発見された、バンクシーのステンシルワークに酷似した作品。これを、東京都が一般公開する方向であることがわかった。

小池百合子東京都知事のツイートより

 2018年1月17日、小池百合子東京都知事が投稿したツイートによって、その存在が広く知られることとなった、ネズミの絵。これを一般公開する方針を小池都知事が明らかにしたと複数メディアが報じた。

 この作品は東京臨海新交通臨海線「ゆりかもめ」の日の出駅付近にある防潮扉で発見されたもので、イギリスを拠点に活動する正体不明のアーティスト・バンクシーによる作品(ステンシルワーク)と酷似している。現在は東京都が保管しており、発見当時、小池都知事は「あのバンクシーの作品かもしれないカワイイねずみの絵が都内にありました! 東京への贈り物かも? カバンを持っているようです」とツイートしていた。

 しかしながら器物破損行為に対して都知事がお墨付きを与えるようなこのツイートには、批判の声も上がった。また本作については、いまだその真贋が不明であり、そのような作品を都庁が一般公開することは異例と言えそうだ。

 日刊スポーツなどによると、今回の一般公開は観覧希望の声を受けて行われるということで、公開はゴールデンウィーク前後になる予定だという。

編集部

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