ゴダール、渾身の最新作。絵画、映画、テキスト、音楽が巧みにコラージュされた『イメージの本』が公開

ヌーヴェルヴァーグの巨匠、ジャン=リュック・ゴダールの最新作『イメージの本』が2019年のゴールデンウィークよりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開。本作は、2018年5月に開催されたカンヌ国際映画祭で、映画祭史上初めて、最高賞(パルムドール)を超える賞として特別に設けられた「スペシャル・パルムドール」を受賞している。

NEWS / HEADLINE

現実と仮想の両空間で、グラフィックはどう存在するか? 葛西薫、谷口暁彦らが参加する「光るグラフィック展2」をチェック

東京・銀座のクリエイションギャラリーG8で、19組のデザイナーとアーティストによる展覧会「光るグラフィック展2」が開催される。本展では、現実空間と仮想空間のそれぞれで作品を鑑賞することができる。会期は2月22日〜3月28日。

NEWS / EXHIBITION

「彫刻」の正体を探る東アジアの旅。黒田大祐が個展「ハイパーゴースト・スカルプチャー」で新作を発表

美術家・黒田大祐の個展「ハイパーゴースト・スカルプチャー」が、東京・馬喰町のKanzan Galleryで開催される。本展では、彫刻家・建畠大夢の周辺と建畠の教え子たちへのリサーチをもとに制作したという映像作品を展示。黒田が、日本、中国、韓国、台湾といった東アジアを巡り、インタビューなどを行い、東アジアに横たわる「彫刻」概念の様相と彫刻教育について迫ったリサーチベースの展覧会だ。会期は1月18日〜2月17日。

NEWS / EXHIBITION

アジア各地の作家、研究者が沖縄に集結。「UNIDENTIFIED LANDSCAPE」をテーマとした展覧会やイベントが開催

アジアを巡回しながら展覧会、シンポジウム、上映会を開催するプロジェクト「HOTEL ASIA PROJECT」。今年度は「UNIDENTIFIED LANDSCAPE」をテーマとし、沖縄のオルタナティヴ・スペース「BARRAK」を拠点に展覧会やトークイベントを開催する。会期は1月18日〜20日。

NEWS / EXHIBITION

“Dirty”と“Clean”、2つの要素が近接する空間へ。中尾拓哉評 玉山拓郎個展「Dirty Palace」

ビビッドな色の壁や照明、椅子やキャビネットなどの日用品を用いて、構成的かつ夢想的な色調のコンポジションをつくり出してきた玉山拓郎。そうしたインスタレーションとリンクするような映像を含め、空間全体をひとつの作品として展示する個展「Dirty Palace」が東京・西麻布のCALM & PUNK GALLERYで行われた。非日常的な空間が展開される本展を美術評論家の中尾拓哉が論じる。

REVIEW

こんなところで遊びたい、学びたい。パナソニック 汐留ミュージアムで「子どものための建築と空間」展が開幕

子供たちの生活の中心となる学びの場・遊びの場に焦点を当て、日本の近現代以降につくられた学校や児童館、図書館などを紹介する「子どものための建築と空間」展が、東京・パナソニック 汐留ミュージアムで開催されている。会期は1月12日〜3月24日。

NEWS / EXHIBITION

カガクとクウカン/ときどきクモリ。岡﨑乾二郎がディレクターを務める「かがく宇かん」の公開研究会が開催へ

「科学の心」「環境は知性である」「学ぶ力を学ぶ」をコンセプトに、2017年より活動をスタートしたプロジェクト「かがく宇かん」。その初の公開研究会が石川県加賀市の片山津地区会館 テリーナホールにて開催される。基調報告、研究発表、ディスカッションからなるこのイベントの開催日は2019年1月27日。

NEWS / HEADLINE

20年ぶりにフルスケールで展示。原美術館の「ソフィ カル ─ 限局性激痛」をチェック

これまで原美術館で2度個展を開催してきたフランスを代表するアーティスト、ソフィ・カル。1999年に同館で開催された「限局性激痛」が、20年の時を経てフルスケールで展示されている。ソフィ・カルの代表作でもある本展は、原美術館のために構成されたものとなっている。

NEWS / REPORT

我々は夜明け前の酔っ払いにすぎない。清水穣評「第12回上海ビエンナーレ」

チーフ・キュレーターにクワウテモク・メディナ、共同キュレーターにマリア・ベレン・サエズ・デ・イバッラ、神谷幸江、王慰慰(ワン・ウェイウェイ)を迎え、3月10日まで開催中の「第12回上海ビエンナーレ」。近年の現代美術イベントの多くを「退屈」と評する清水穣が見た、「第12回上海ビエンナーレ」とは。

REVIEW