日本とポーランドの国交樹立100周年を記念し、両国のアーティスト21組が参加する展覧会「セレブレーション-日本ポーランド現代美術展-」が、京都の各所で開催される。
複雑な歴史を背負いながらも、優れた美術や工芸、建築デザイン、ファッションで知られるポーランド。本展では、ポーランドと日本のアーティストによる美的・批判的価値の共通要素に焦点を当て、鋭く現代社会を切り取る作品を紹介する。
日本からは小泉明郎、ヒスロム、contact Gonzo、今村遼佑、谷中佑輔、東影智裕、石橋義正+安藤英由樹、川田知志、松田壯統、岡本光博、笹岡由梨子、山本麻紀子が参加。またポーランドからは、昨年の「第11回恵比寿映像祭」に出展したカロリナ・ブレグワや、同じく昨年「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」(国立国際美術館)に出展したロベルト・クシミロフスキ、昨年千葉県立美術館で個展「アリシア・ロガルスカ:闇に歌えば」を開催したアリツィア・ロガルスカほか9名が参加する。
日本とポーランドの両国で開催され、社会的・政治的な社会の変化や芸術のポストコロニアル的な解釈といったテーマに対して、様々な見方を提案する本展。京都の地で、アーティストたちはどのような視点を立ち上げるのだろうか。
なお本展会期中には、世界遺産・二条城で特別展示が行なわれるほか、イベントも多数開催予定。こちらもあわせてチェックしたい。