
リヒター、クリストとジャンヌ=クロード、シャネルまで。6月に注目したい展覧会
2022年6月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。

2022年6月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。

東京藝術大学大学美術館で、同大・長谷川祐子教授の退任記念展としてアーティスト、研究者らとともにエコロジカルな芸術実践に光をあてる展覧会「新しいエコロジーとアート」展が始まった。会期は6月26日まで。

日本の美学を重要なインスピレーション源とし、インテリアデザイナー、アンティークディーラー、アートコレクターなど様々な肩書を持って名声を博すアクセル・フェルフォールド。デザイン、ギャラリー、骨董品など多岐にわたって展開されている事業や、日本のアートと哲学に対する思いなどについてフェルフォールドにメールインタビューを行った。

19世紀末から20世紀前半のフランスで活動したアンリ・ル・シダネル(1862〜1939)とアンリ・マルタン(1860〜1943)。ふたりをあわせて紹介する初の展覧会「シダネルとマルタン展─最後の印象派、二大巨匠─」がSOMPO美術館で6月26日まで開催中だ。キュビスムやフォービスムなど20世紀の新たな潮流が生まれるなか、ふたりはどのようにして「最後の印象派」となっていったのか。

4月27日にChim↑Pom から名前を変えた「Chim↑Pom from Smappa!Group」。なぜ彼女/彼らは改名を行い、何を問いかけるのか。その経緯とともに、現在の心境をChim↑Pom from Smappa!Groupのエリイと卯城竜太に話を聞いた。

表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京に、アフリカ系アメリカ人アーティスト、ラシード・ジョンソンのインスタレーション《Plateaus》が出現した。本展は、2014 年にルイ・ヴィトン財団がパリに開館した、フォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵のコレクションを国際的に紹介する「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環として企画された。本作を文化研究者の山本浩貴が読み解く。

今週開幕したもの、または閉幕する展覧会のなかから、とくに注目したい5つをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

「20世紀でもっとも影響力の大きい女性デザイナー」と称されるガブリエル・シャネル(1883~1971)。今年6月より三菱一号館美術館で開催される、その日本では32年ぶりとなる回顧展「ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode」の詳細が明らかにされた。

2022年1月、大丸松坂屋百貨店がアートの魅力やアートを買うことの愉しさを伝えるアートメディア「ARToVILLA(アートヴィラ)」をローンチ。こうした動きに踏み出した背景や日本のアートシーンに与える影響などについて関係者が語り合った。

iTSCOM STUDIO&HALL二子玉川ライズを会場に、死に関する様々な問いを来場者に投げかける参加型の展覧会「END展 死から問うあなたの人生の物語」が開幕した。会期はは6月8日まで。

東京・京橋のアーティゾン美術館では現在、石橋財団コレクションと現代美術家が共演する「ジャム・セッション」の第3弾となる展覧会「写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策」が開催中だ。日本を代表するふたりの写真家は、それぞれが惹かれた絵画の数々とどのようなセッションを見せたのか。ふたりの語りとともに展覧会を振り返る。

ハイブリッドの形式として2回目の開催となる今年のアート・バーゼル香港が5月26日に開幕した。香港で実施されている入国制限により、コレクターやギャラリストの渡航が困難になっている今年のフェアの様子をオンラインでの取材をもとにお届けする。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社が動画やテキストを活用し、様々な分野の教養や知識を深めることができる大人のためのサイト「フカシル」をスタート。美術を学ぶコンテンツも用意されている。

4月29日に1周年を迎えたグッチのフラッグシップショップ「グッチ並木」。クリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレのクリエイティブ・ヴィジョンを体現する拠点であるこの店内に、四代 田辺竹雲斎による巨大なインスタレーションが出現した。このダイナミックかつ有機的な作品を生み出した「教え」とは。四代 田辺竹雲斎に話を聞いた。

第1回
現在、箱根のポーラ美術館では過去最大規模となる企画展「ポーラ美術館開館20周年記念展 モネからリヒターへ ― 新収蔵作品を中心に」が開催中だ。タイトルにある通り、従来のコレクションの代表作に新収蔵作品を加えたこの豪華な展覧会を、アーティストの長場雄と訪ねた。案内役は本展を担当したキュレーターのひとりであるポーラ美術館学芸員・内呂博之。

株式会社東京ドームと国立大学法人東京藝術大学、および一般社団法人東京藝術大学芸術創造機構が連携し、東京ドームシティを舞台とした新たな取り組み「東京ドームシティ アートプロジェクト」を今月から始動させる。

1100平米以上の巨大映像空間へ没入し、ファン・ゴッホが見た世界を360度に投影される映像と音楽で体験するデジタルアート展「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」が角川武蔵野ミュージアムで開催される。会期は6月18日~11月27日。

今年4⽉に名城公園キャンパスを開学させた名古屋造形大学が、学内に新たなギャラリーをオープンさせた。

1837年に設立され、ロンドンに所在する美術大学ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)がバタシー地区に新しいキャンパスをオープン。それとともに、RCAは2022年〜27年の5ヶ年戦略も発表した。

東京・虎ノ門に新しい現代アートギャラリー「THE LOOP GALLERY(ザ ループ ギャラリー)」がオープンした。オープニング展「IN THE LOOP」では、水戸部七絵、高山夏希、土井沙織、渡部未乃、岩崎奏波といった5名の女性アーティストの作品を見ることができる。会期は5月31日まで。