株式会社東京ドーム、国立大学法人東京藝術大学、そして一般社団法人東京藝術大学芸術創造機構が産学連携し、東京ドームシティを舞台とした新たなアートの取り組み「東京ドームシティ アートプロジェクト」を今月から始動させる。
東京ドームシティ アートプロジェクトは、東京ドームシティとアートの可能性の探求をテーマに、今後5年にわたって継続的に実施されるもの。東京ドームシティが 「東京ビエンナーレ2020/2021」に参画したことを契機として、今回の連携に至ったという。
活動は主に3つの柱からなり、東京ドームシティという場所が持つ固有の魅力の調査研究、来場者がアートに触れる機会の創出、若手アーティストの活動、活躍の場の創出を行うことで、「アートを基盤としたこれまでにない企業価値向上の仕組み構築を図り、アート文化の発展や、アートを通じた社会課題の解決、社会的豊かさの創出を目指す」としている。
この新たなプロジェクトについて、東京藝大教授の中村政人は「アートが介入することで、社会と企業活動が共に成長し、共に価値を生み出す、創造的な社会のモデルケースとなれば幸いです」とのコメントを寄せている。
なお今年度は、「東京ビエンナーレ2020/2021」でリニューアルされた東京ドームシティ Gallery AaMo と都営三田線水道橋駅A3出口をつなぐ「アートウォール」を舞台に、アーティスト・高橋臨太郎の作品発表を予定。また東京藝大の専門的な知見から、東京ドームシティに存在する数多くのアート作品を調査研究し、その価値を伝える取り組みを実施するという。