名古屋造形大学が新たなギャラリーをオープン。地域で息づく場を⽬指す

今年4⽉に名城公園キャンパスを開学させた名古屋造形大学が、学内に新たなギャラリーをオープンさせた。

展示準備風景より 提供=名古屋造形大学 撮影=(C)怡土鉄夫

 1967年に名古屋造形芸術短期⼤学として稲葉地キャンパス(名古屋市中村区)に開校した名古屋造形大学が、新たなギャラリーを始動させた。

 同大は85年に愛知県⼩牧市⼤草にキャンパスを移転。90年に四年制の名古屋造形芸術⼤学が開学し、2008年に現在の名古屋造形⼤学へと名称が変更された。そして今年、名古屋市に再び移転し、4⽉に名城公園キャンパスを開学させている。

 この新たなギャラリーは名城公園キャンパス内に位置するもの。⼀般来場者に公開される展⽰空間として、メインギャラリーと屋外ギャラリー、そしてアートストリートに⾯した複数のスペースからなる。

 同ギャラリーは教職員と学⽣が運営するもので、「地域社会で息づく場」を⽬指すという。そのこけら落としとなる「just beyond」展は、「時空間(time and space)を超えていく」ことをテーマに、名古屋造形⼤学での教育活動に縁の深い登⼭博⽂、蓮沼昌宏、渡辺泰幸に加え、屋外ギャラリー平⾯構成チームが参加。

 とくに登山の《反射光》と《左と右》は「あいちトリエンナーレ2010」に出品された作品であり、「あいち2022」(7月30日〜)開幕直前の名古屋で12年前と現在をつなぐものとなる。

展示準備風景より 提供=名古屋造形大学 撮影=(C)怡土鉄夫

編集部

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