
物語と言葉のアップデートで伝統をつなぐ。清川あさみによる一夜限りの能舞台『NOBODY』の全貌
アーティストの清川あさみは、古典芸能をアップデートするプロジェクトの「新古典楽し座」を発足。4月28日には糸あやつり人形の表現を取り入れた新作能『NOBODY』を、ロームシアター京都で発表した。本記事では、その全貌をお届けする。

アーティストの清川あさみは、古典芸能をアップデートするプロジェクトの「新古典楽し座」を発足。4月28日には糸あやつり人形の表現を取り入れた新作能『NOBODY』を、ロームシアター京都で発表した。本記事では、その全貌をお届けする。

スペイン人グラフィティアーティストのJ.DEMSKYとメキシコ人アーティストでデザイナーのSMITHEの企画で、6名のアーティストが参加するグループ展「TELETRANSPORTATION 2 TOKYO」がスタートした。

アメリカのジャズミュージシャンであるチャーリー・パーカーへのオマージュとして、ジャン=ミシェル・バスキアが1985年に制作したレコード盤状の大作《Now's the Time》(1985)が、サザビーズ・ニューヨークのオークションに初出品される。予想落札価格は3000万ドル以上(約40億4500万円)。

CIMAM(国際美術館会議)が、在ブエノスアイレス・ブラジル大使館、ゲッティ財団、エロイサ・ハウンデンスシルトの助成を受け、2023年総会に5名の現代美術キュレーター、ディレクター、美術館関係者を世界から招待(トラベルグラントを提供)すると発表した。

群馬県前橋市に、新たなアートスポットとなる「まえばしガレリア」が誕生した。東京を拠点とするギャラリーが複数入居する同施設は、前橋のソフトパワーをさらに強化させるものだ。

過去にウェブ版「美術手帖」で公開してきた記事のうち、アートと社会のこれからを考える上で一度は読んでおきたいインタビューを、「専門性の意義」「変容する美術館」「『場』の多様化」「作家という人間」「表現の力強さ」といった、5つの切り口からまとめてお届けする。

第8回
これまで映像作品を多く手がけてきた百瀬文が、十和田市現代美術館での個展「口を寄せる」で、「声」をテーマに取り組んだ新作はサウンドインスタレーション。自身の関心の柱を螺旋状にめぐっているという作家に、これまでの作品との関連と現在の関心を聞いた。

国立新美術館のパブリックスペースを使った小企画シリーズ「NACT View」。その第2回目として開催されている 「築地のはら ねずみっけ」は、美術館の各所にプロジェクション・マッピングによるねずみのアニメーションが現れ、またARによってねずみを探すこともできる展示として話題を集めている。本作を制作したアニメーション作家・築地のはらに本作を含めた制作について話を聞いた。

第64回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第64回は、滋賀にある「やまなみ工房」で大作を描き続ける井上優さんに迫る。

ロンドンを拠点に活動するアーティスト・SAIAKUNANA(さいあくなな)の過去最大規模の個展「右手に生き様 ART OF MY LIFE」が、渋谷のSAIで開催される。

第9回
経済発展を背景に、中国では毎年新しい美術館・博物館が続々と開館し、ある種珍異な光景を見せている。本連載では、そんな中国の美術館生態系の実態をインディペンデントキュレーター・金澤韻が案内。第9回は、2022年に開館した「START Museum」をお届けする。

第7回
今冬、東京での《基地のある風景》シリーズの発表が続いている石垣克子。1991年の卒業制作で風景画を描き、その後、沖縄で様々な表現を精力的に続けながら、2017年から、再び「現風景」としての風景画に取り組んでいる作家に話を聞いた。

第7回
美術館・博物館に行った際にはセットで訪れることが多いミュージアムショップ。日本全国にあるミュージアムのなかからとくに注目したいものを、ミュージアムショップのプロである株式会社メソッド代表取締役・山田遊がバイヤー目線で紹介する。第7回は、東京ミッドタウン内に位置する21_21 DESIGN SIGHTに昨年オープンした「21_21 NANJA MONJA」を取り上げる。

山梨県北杜市の清春芸術村にある「光の美術館」で、ライゾマティクスを主宰する真鍋大度の個展「EXPERIMENT」が開催されている。真鍋が「中間発表」と位置づける、最先端のテクノロジーを使用した実験的な作品の数々。本展に際して、真鍋がいま何を考え、何を目指しているのかを聞いた。

イギリスを代表するアーティストデュオ、ギルバート&ジョージが4月1日にロンドンのイーストエンドに「ギルバート&ジョージ・センター」をオープンした。ギャラリーとしての役割に止まらず、ロンドンの歴史やコミュニティとのつながりに重点を置いたスペースとなっている。

第7回
美術館・博物館へ出かける際に持っていくと便利なもの。「ミュージアム・マニア」であり、「青い日記帳」主宰の中村剛士(Tak)が初心者から上級者までに向け、あると鑑賞の質がぐんとアップする「ミュージアム7つ道具」を紹介する。

2022年6月11日にノルウェーの首都・オスロで立地を新たに開館した北欧・ノルウェーの国立美術館。同館はハードとソフトの両面で大きく変化を遂げ、大きな注目を集めている。

開館25周年を迎えた京都の細見美術館。それを記念した展覧会が日本橋高島屋S.C.で開催されている。国内でいちはやく伊藤若冲を見出してもいた細見家三代のたぐいまれな審美眼と先見性が実現した質の高いコレクションを堪能できる貴重な機会だ。

伝統的な陶芸と現代美術の境界線で独自の表現を追求してきたアーティスト・桑田卓郎が手がけるクラフトライン「く」と、ファッションブランド「CFCL」がコラボレーション。クラフト×ファッションプロジェクト「く ×CFCL」を発表する。

第15回
急増しているアートコレクター。作品が飾られているコレクターの自宅を、自身もコレクターであるコバヤシマヒロが訪問して紹介。作品を愛するそれぞれの人柄が現れるような、千差万別のアートコレクションをお届けします。