電子音楽とデジタルアートの祭典「MUTEK.JP」が、12月7日~9日の3日間、東京・渋谷を舞台に「SpotifyO-EAST」と「WOMB」で開催される。
MUTEKはデジタル・クリエイティビティ、電子音楽、オーディオ・ビジュアルアートの創造性の開発、文化芸術活動の普及を目的とした、国際的に名高い芸術文化活動を行う団体。2000年にカナダ・モントリオールからスタートし、人材の発掘・育成サポートと常に新しいアイデアやコンテンツの創出支援をコンセプトに掲げ、自由で実験的な表現の場を提供するクリエイティブなプラットフォームを構築し提供してきた。MUTEK Japanはアジア唯一の展開として2016年に設立され、今年で8年目を迎える。
今年の「MUTEK.JP」は、初日にgoatの日野浩志郎ことYPYと、40年以上の歴史を持つ太鼓芸能集団・鼓童による共演ライブが新たに実現。またデジタルリアリティの肯定から生まれる美学と言語を探求するイタリアの芸術集団SPIME.IMが初来日を果たす。加えて、Peter KutinとPatrik Lechnerによるオーストリア人デュオが、AIニューラルネットワークを使ったA/Vライブセット「Achronic」も日本初演される予定だ。
12月8日には、近未来クラブミュージックとインタラクティブ・オーディオビジュアルの最先鋭「Fractal Fantasy」主宰のSinjin Hawke & Zora Jonesが最新のA/Vライブを披露。またScotch Rolex & Shackleton + Pedro Maiaによる世界プレミアライブも公開される。
12月9日は、パリ拠点のメディアアーティスト・NONOTAKが5年ぶりにMUTEK.JPにカムバック。光と音楽がシンクロする最新のライブパフォーマンスに期待したい。
なお恒例のオールナイトプログラム「MUTEK.JP×WOMB」は、12月8日、9日の2日間開催。初日はアシッド、スペイシーハウス、サイケデリックテクノ、トランス、アンビエントを織り交ぜたDJ に定評があるJane Fitzが出演。加えて、Future Terrorの共同主催者兼レジデントとしても知られるHaruka、ARPA RECORDS主宰のテクノプロデューサーSodeyamaがライブで出演する。
新鋭気鋭なアーティストが一堂に会し、新しい発想と表現を追求するサウンド/デジタルアート/オーディオビジュアルライブ/メディアアートなど、革新的なコンテンツが盛りだくさんの今年のMUTEK.JPに注目だ。