BLUM & POEが「BLUM」へ改称。ニューヨークに新たな拠点もオープンへ

1994年にカリフォルニアにて開廊した現代美術ギャラリー「BLUM & POE」が、「BLUM」への改称を発表した。

BLUMのウェブサイトより

 1994年にカリフォルニアにて開廊した現代美術ギャラリー「BLUM & POE」。その名称が「BLUM」へと改称される。また2024年にニューヨークでより大きな新拠点をオープンする計画を発表した。

 同ギャラリーは20周年となる2014年に、東京でもスペースをオープン。マーク・グロッチャンやヘンリー・テイラー、フリードリッヒ・クナス、アルマ・アレンといったギャラリーが拠点を置く西海岸の作家、榎倉康二、小清水漸、菅木志雄、関根伸夫ら「もの派」の作家奈良美智中村一美、石川順惠、柳幸典五木田智央といった80年代以降の日本美術を代表する作家を紹介する展覧会企画を通して、幅広いジャンルにまたがるプログラムを展開してきた。

 新スペースはトライベッカの9ホワイト・ストリートに位置し、2フロア6200平方フィートの規模となり、より大規模な展覧会を継続的に開催することが可能になるという。またギャラリーのオープン30周年を記念し、2024年春にはティム・ブラムと吉竹美香の共同キュレーションによる、1960年代から今日までの日本美術を紹介する展覧会を開催することも明らかにされた。

 ブラムは今回の改称と新スペースについて、以下のようなコメントを発表している。「ギャラリーの歴史、私の個人的な歴史、私の家族、そして私たちの未来にとって、大きな瞬間だ。これからの新章では、アーティストとの新たな関係、出版における新たな取り組み、そしてトライベッカの美しい新スペースが披露され、ロサンゼルス、東京、そしてニューヨークで長年にわたって開催してきた野心的な展覧会のレガシーをさらに発展させることができるだろう」。

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