
現代美術で金沢を活性化する。コレクターによる私設美術館「KAMU kanazawa」が開館
金沢21世紀美術館から徒歩1分という至近距離に、個人コレクターが建てた美術館「KAMU kanazawa」が開館した。

金沢21世紀美術館から徒歩1分という至近距離に、個人コレクターが建てた美術館「KAMU kanazawa」が開館した。

小さな人の像や絵画作品、光、水といった自然のエレメントによって、根源的な生の光景を出現させてきた内藤礼。その過去最大規模の個展となる「内藤礼 うつしあう創造」が、金沢21世紀美術館で開幕した。

京都市が5月17日を期限に意見を募っていた、新型コロナウイルスの影響を受ける芸術家などへ支援のニーズを明らかにする実態調査「京都の芸術家等の活動状況に関するアンケート」。その調査結果が発表され、創作発表の機会が失われたことによる経済的損失と支援ニーズの実態が明らかになった。

2019年10月の台風19号により、収蔵庫への浸水と収蔵品の被害が確認された川崎市市民ミュージアム。昨年より収蔵庫からの救出や修復作業が続いてきたが、6月19日に被災収蔵庫からの救出が完了した。

今週スタートした展覧会から6月29日に終了する展覧会まで、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。予約方法や注意事項については、各館の公式ウェブサイトを参照してほしい。

新型コロナウイルスの影響で今年開催中止となったアートフェア「アート・バーゼル香港」が、2021年の出展申込みをスタートさせた。出展料に15〜30パーセントのディスカウントが適用されるほか、出展ギャラリーに対する選考基準も緩和される。

水害の影響で2019年10月26日から休館していたホキ美術館が8月1日に再オープン。同館コレクションの原点となった写実画家・森本草介の回顧展「森本草介展」を開催する。会期は11月16日まで。

奈良県立大学は、今年8月からアートマネジメントの技法を修得する実践型人材育成プログラム「CHISOU(チソウ)」をスタートさせることを発表した。

東京・天王洲のANOMALYで、Chim↑Pomの個展「May, 2020, Tokyo / A Drunk Pandemic」が開催される。本展では緊急事態宣言下の東京を舞台としたプロジェクトや、昨年イギリスで展開されたプロジェクトを発表。会期は6月27日〜7月22日。

東京・馬喰町のビルを舞台とする新たなアートフェア「EASTEAST_Tokyo」が6月26日〜28日に開催。同フェアに先んじて、6月25日よりOIL by 美術手帖でのオンラインビューがスタートする。

6月1日よりプレオープンとして開館している弘前れんが倉庫美術館が、7月11日より事前予約制と来館者の地域制限を解除し、グランドオープンする。

日本人写真家の作品販売で得た収益を、Black Lives Matterの支援団体に寄付するというプロジェクト「Japanese Photographers 4 Black Lives Matter」がスタートした。

1980年代におこった台湾ニューシネマを代表する映画監督、エドワード・ヤン。『ヤンヤン 夏の想い出』は2000年に公開され、カンヌ国際映画祭監督賞を受賞するも、ヤンの遺作となった作品である。台湾の社会を見つめ続けてきたヤン監督が本作に込めた問いに、現代の私たちはどう応答できるか。キュレーターの飯岡陸がレビューする。

山口・美祢市の複合芸術施設、秋吉台国際芸術村。昨年8月、山口県が同施設の廃止および美祢市への委譲を検討する方針を打ち出していたが、6月17日の山口県地方財政改革協議会で当面の検討凍結が決まった。

東京・目白台にある永青文庫は、6月27日に再開。展覧会スケジュールを大幅に変更しての開館となる。

建築家・田根剛が内部の環境デザインを担当したNEWoMan横浜が、6月24日にオープンした。

新型コロナウイルスの影響で休館している森美術館は、7月31日に再開することを発表した。「STARS展」も開幕する。

文化庁は、2次補正予算によって実施される新たな文化支援「文化芸術活動への緊急総合支援パッケージ」のうち、個人向けの募集骨子を発表した。

東京藝術大学大学院映像研究科が2018年度より主催する「RAM Association」。リサーチやフィールドサーヴェイなど様々な活動を行う同プロジェクトが「ポストドキュメンタリー」をテーマに、2020年度の研修生を募集中だ。応募締切は6月30日。

アメリカ自然史博物館が、同館の西口に設置されているアメリカ第26代大統領セオドア・ルーズベルトの騎馬像を撤去することを発表した。撤去の理由は、「黒人と先住民の人々を従属的で人種的に劣っていると描写しているから」だとしている。