森美術館が7月31日に日時予約制で再開。「STARS展」も開幕

新型コロナウイルスの影響で休館している森美術館は、7月31日に再開することを発表した。「STARS展」も開幕する。

森美術館ウェブサイトより

 新型コロナウイルスの影響で臨時休館している森美術館は、再開日を7月31日に決定した。同時に「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」も開幕する。

 同館では再開にあたり新型コロナ対策として、チケット販売をオンラインによる日時指定予約制へと変更。入館時には赤外線サーマルカメラによる体温モニタリングおよび検温を行い、37.5℃以上の発熱が確認された場合は、入館を断る。また来館者には必ずマスクを着用するように求める。

 31日に開幕する「STARS展」は、日本の枠を飛び越え、世界で評価されるアーティストとして、草間彌生、杉本博司、奈良美智、宮島達男、村上隆、李禹煥(リー・ウーファン)が参加。その初期作品と最新作が一堂に会する展覧会。当初は4月23日に開幕予定だったが、新型コロナの影響で開幕が大幅に延期となった。

 なお、今後の展覧会スケジュールについて、「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力─世界の女性アーティスト|6人」「Chim↑Pom展(仮)」は会期を変更。「アナザーエナジー展」は2021年4月22日〜9月26日(当初会期:10月1日〜21年1月3日)、「Chim↑Pom展(仮)」は21年10月21日〜22年1月30日(当初会期:21年4月22日〜8月22日)となる。

 また、臨時休館中にスタートしたオンラインプログラム「Mori Art Museum DIGITAL」は、「MAMデジタル」と改称し、再開後も継続。新たな試みとして、ラーニングプログラム「Meet the Artists」、トークプログラム「アーティストたちは、いま世界をどう見ているのか」をスタートさせる。

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