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アート・バーゼル香港2021の出展申込みがスタート。出展料は最大30パーセントOFF

新型コロナウイルスの影響で今年開催中止となったアートフェア「アート・バーゼル香港」が、2021年の出展申込みをスタートさせた。出展料に15〜30パーセントのディスカウントが適用されるほか、出展ギャラリーに対する選考基準も緩和される。

アート・バーゼル香港2019の様子 (C) Art Basel

 アート・バーゼルが2回目となるオンライン・ビューイング・ルームを開催するなか、「アート・バーゼル香港2021」の出展申し込みがスタートした。

 同フェアは出展ギャラリーに送ったレターのなかで、「アート・バーゼルのチームは、COVID-19の危機がアート界に問題をもたらし続けていることを痛感している。そのため、私たちは今年、選考基準を一時的に柔軟化することを含め、申請プロセスを変更した」と記している。

 例えば、開催中止された今年のアート・バーゼル香港に出展予定だったすべてのギャラリーは、自動的に今年申請したセクターに再入選。香港商務及経済発展局の支援により、「ギャラリー」「インサイト」および「ディアローグ」セクターへの出展料は15パーセント引きとなり、以前「ディスカバリー」セクターで展示を行っていた「ギャラリー」セクターの新規出展者には、30パーセントのディスカウントが適用される。

 また、出展料の頭金は全額ではなく、25パーセントのみに改定。今年のフェアの開催中止を受け、ギャラリーには75パーセントの出展料が返金されたが、残りの25パーセントは、21年の香港、あるいはバーゼル、マイアミ・ビーチのフェアの出展料に転嫁される。

 なお、アート・バーゼル香港は出展ギャラリーに対する選考基準も緩和。常設の展示スペースを持つことや、年間展覧会の開催回数の制限を一時的に解除した。

 同フェアはレターでこう続ける。「私たちは、いまが誰にとっても通常のビジネスの時期ではないことを認識しており、こうした措置は、フェアに参加する皆さまをサポートし、より強い柔軟性を提供するものだ。また、外部の専門家や地元の文化コミュニティとともに、香港の状況も継続的に監視している」。

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