札幌国際芸術祭2027が第1弾参加アーティスト、主要会場、新たなキュレーターを発表

2027年1月~2月に開催される札幌国際芸術祭(SIAF)2027が、第1弾参加アーティスト、主要会場、新たなキュレーターを発表した。

 2014年の初回より、3年に1度開催されてきた「札幌国際芸術祭」(Sapporo International Art Festival、略称SIAF)。次回となるSIAF2027の第1弾参加アーティスト、主要会場、新たなキュレーターが発表された。

 SIAF2027のテーマは「PLANET SNOW(プラネット・スノー)ーupas mintar(ウパㇱ ミンタㇻ)/upas nociw(ウパㇱ ノチウ)」。これは、札幌をひとつの星「プラネット・スノー」に見立て、そこに暮らす人類の営みや歴史、文化、未来のあり方など、その星に広がりうる世界を探求するというコンセプトを反映したものだ。また、「ウパㇱ ミンタㇻ/ウパㇱ ノチウ」とは日本の先住民族として独自の文化を育んできたアイヌの言葉であり、ウパㇱは雪、ミンタㇻは庭、ノチウは星を意味する。芸術祭が多様な人々が集い共創する「雪の庭」「雪の星」となり、過去から未来へとつながる希望の道しるべとなるとの思いが込められている。

 SIAF2027では、過去開催から会場構成を大きく転換。中心となるのは札幌市民ギャラリーであり、これまでも会場となってきたモエレ沼公園、札幌市資料館(旧札幌控訴院庁舎)、札幌文化芸術交流センター SCARTS、さっぽろ雪まつり大通会場に、新たに札幌市青少年科学館、北海道博物館、中央区複合庁舎を加えた8会場が舞台となる。

札幌市民ギャラリー Photo by KUSUMI Erika 提供=札幌国際芸術祭実行委員会
モエレ沼公園 Photo by TAKUMA Noriko 提供=札幌国際芸術祭実行委員会
札幌市青少年科学館 Photo by KUSUMI Erika 提供=札幌国際芸術祭実行委員会
北海道博物館 提供=札幌国際芸術祭実行委員会
中央区複合庁舎 提供=札幌国際芸術祭実行委員会

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