まとめ:全国の美術館・博物館の再開状況

新型コロナウイルスの影響を受け、各地で臨時休館となっていた美術館・博物館。一部の県での制限緩和などを受け、様々な対策を講じたうえで再開を始めた館をまとめた(6月5日最終更新)。

INSIGHT

ピエール・ユイグが語る、コロナウイルス時代の「共進化」の芸術

動植物や細胞、AI、ウイルスまで、多種多様な生物/無生物を作品に取り込むピエール・ユイグ。『美術手帖』6月号「新しいエコロジー」特集のインタビューでは、新たな生態系の創出を試みてきたこれまでの展示を中心に、「ノンヒューマン=人間ならざるもの」との共進化を標榜する芸術実践について語った。

NEWS / HEADLINE

第8回

ダミアン・ハースト「スポット・ペインティング」を分離、別作品として販売。リーガルの視点から眺めると?

ダミアン・ハーストを代表するシリーズである「スポット・ペインティング」。これを別のアーティストが88個に分離して、新たな作品として販売するという試みが行われた。この場合、ハーストの権利との関係はどうなるのか? 「Art Law」を業務分野として掲げる日本で数少ない弁護士のひとり、木村剛大がリーガルの視点から読み解く。

篠山紀信や脇田玲、秋山ブクも参加。デジタルツールを通じて臨場感あるアートを楽しむ「つくらない都市計画」とは

東京・九段にある国の登録有形文化財「旧山口萬吉邸」をリノベーションした「kudan house」を舞台に、アートをリモートで体感するためのオンラインアートサロンが開催されている。東京大学大学院教授・横張真が提唱する「つくらない都市計画」をテーマに、アートと街づくりが交差することの可能性を探る取り組みだ。会期は5月31日まで。

NEWS / EXHIBITION

モトーラ世理奈が見る「オラファー・エリアソン」展。サステナブルな未来への視点

モデル・女優として活躍するモトーラ世理奈が、『美術手帖』6月号「新しいエコロジー」特集の表紙巻頭ヴィジュアルに登場。撮影が行われた「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展や、主演を務めた映画『風の電話』について語ったインタビューとともに、アザーカットをお届けする。

INTERVIEW

ハウザー&ワースの新アートセンターがVRで公開。ルイーズ・ブルジョワの大作も

2021年にスペインの「Isla del Rey(国王の島)」に開館予定のアートセンター「ハウザー&ワース・メノルカ」が、VR展覧会「Beside Itself」を開催。ルイーズ・ブルジョワやマーク・ブラッドフォード、ジェニー・ホルツァー、ブルース・ナウマン、ロニ・ホーンなどの作品が紹介されている。

NEWS / HEADLINE

ピーター・ドイグのリアルとヴァーチャル。蔵屋美香評「ピーター・ドイグ展」

2020年2月26日に開幕しながらも、新型コロナウイルスの感染拡大によりわずか3日で休館し、5月6日現在も再開していない東京国立近代美術館の「ピーター・ドイグ展」。横浜美術館・館長の蔵屋美香が、3月までの勤務先である同館で見た展示を手がかりに、鑑賞体験における「絵画の物理的なサイズ」の意味と、それを再現するためのVR技術の可能性を考える。

REVIEW

気候変動とコロナ禍の現代、アートはエコロジーをどう扱うか? 『美術手帖』6月号は「新しいエコロジー」特集

『美術手帖』2020年6月号は「新しいエコロジー」特集。気候変動の問題に取り組むオラファー・エリアソンや、「デジタルネイチャー」を提唱する落合陽一、動植物などを作品に取り込んできたピエール・ユイグといった国際的に活躍するアーティストが登場。新しい自然観や環境観を提示する、現代美術の最新動向に迫る。

NEWS / HEADLINE

オンラインで世界の演劇を堪能しよう。「くものうえ⇅せかい演劇祭」がキリル・セレブレンニコフ監督作品『The Student』を独占配信

新型コロナウイルス感染拡大予防のため中止となった静岡の「ふじのくに⇄せかい演劇祭 2020」。この代替策として、4月25日よりオンライン企画「くものうえ⇅せかい演劇祭」が配信されている。本企画では、ロシア人演出家で映画監督のキリル・セレブレンニコフによる長編映画『The Student』を日本初公開。世界各地の国際映画祭で話題をさらった本作に注目だ。配信は5月5日〜6日。

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