
まとめ:全国の美術館・博物館の再開状況
新型コロナウイルスの影響を受け、各地で臨時休館となっていた美術館・博物館。一部の県での制限緩和などを受け、様々な対策を講じたうえで再開を始めた館をまとめた(6月5日最終更新)。

新型コロナウイルスの影響を受け、各地で臨時休館となっていた美術館・博物館。一部の県での制限緩和などを受け、様々な対策を講じたうえで再開を始めた館をまとめた(6月5日最終更新)。

大手オークションハウス・クリスティーズが、北京に拠点を置くチャイナ・ガーディアン・オークションズと提携し、9月に上海でオークション「2020+」を開催する。

動植物や細胞、AI、ウイルスまで、多種多様な生物/無生物を作品に取り込むピエール・ユイグ。『美術手帖』6月号「新しいエコロジー」特集のインタビューでは、新たな生態系の創出を試みてきたこれまでの展示を中心に、「ノンヒューマン=人間ならざるもの」との共進化を標榜する芸術実践について語った。

第8回
ダミアン・ハーストを代表するシリーズである「スポット・ペインティング」。これを別のアーティストが88個に分離して、新たな作品として販売するという試みが行われた。この場合、ハーストの権利との関係はどうなるのか? 「Art Law」を業務分野として掲げる日本で数少ない弁護士のひとり、木村剛大がリーガルの視点から読み解く。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領が5月6日に開催されたオンライン・カンファレンスで、全国の美術館・博物館が6月2日に再開されると予測。短期契約労働者への失業給付を2021年8月31日まで延長するなどの追加支援策も発表された。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館している川崎市岡本太郎美術館が、開幕が延期となっている企画展「音と造形のレゾナンス-バシェ音響彫刻と岡本太郎の共振」や常設展示を、VR技術を利用してオンライン公開する。

東京・九段にある国の登録有形文化財「旧山口萬吉邸」をリノベーションした「kudan house」を舞台に、アートをリモートで体感するためのオンラインアートサロンが開催されている。東京大学大学院教授・横張真が提唱する「つくらない都市計画」をテーマに、アートと街づくりが交差することの可能性を探る取り組みだ。会期は5月31日まで。

東日本大震災で発生した福島第一原発事故。これによって発生した帰還困難区域で、2015年3月11日から開催されている展覧会「Don't Follow the Wind」を現在のパンデミックと照らし合わせ、小田原のどかが論じる。

第25回
新型コロナウイルスの影響で、会期途中で閉幕した展覧会や臨時休館となってしまった展覧会などの展示風景を紹介する「Museum from Home」。第25回は、開催が中止となった神奈川県立近代美術館 鎌倉別館「日々を象(かたど)る」をご紹介します。

京都市は、芸術家などの支援のニーズを明らかにするための実態調査をウェブ上で開始した。新型コロナウイルスの関係で、自治体が直接芸術分野の調査に乗り出すことは珍しい。

ファッションデザイナー・アニエスベーの初監督作品『わたしの名前は…』が、オンライン映画館「アップリンク・クラウド」にて、10日間限定で無料配信されている。

バンクシーは、医療従事者への称賛を表す新作を公開した。

モデル・女優として活躍するモトーラ世理奈が、『美術手帖』6月号「新しいエコロジー」特集の表紙巻頭ヴィジュアルに登場。撮影が行われた「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展や、主演を務めた映画『風の電話』について語ったインタビューとともに、アザーカットをお届けする。

2021年にスペインの「Isla del Rey(国王の島)」に開館予定のアートセンター「ハウザー&ワース・メノルカ」が、VR展覧会「Beside Itself」を開催。ルイーズ・ブルジョワやマーク・ブラッドフォード、ジェニー・ホルツァー、ブルース・ナウマン、ロニ・ホーンなどの作品が紹介されている。

2020年2月26日に開幕しながらも、新型コロナウイルスの感染拡大によりわずか3日で休館し、5月6日現在も再開していない東京国立近代美術館の「ピーター・ドイグ展」。横浜美術館・館長の蔵屋美香が、3月までの勤務先である同館で見た展示を手がかりに、鑑賞体験における「絵画の物理的なサイズ」の意味と、それを再現するためのVR技術の可能性を考える。

『美術手帖』 2020年6月号の特集は「新しいエコロジー」。本誌編集長・望月かおるによる「Editor’s note」です。

『美術手帖』2020年6月号は「新しいエコロジー」特集。気候変動の問題に取り組むオラファー・エリアソンや、「デジタルネイチャー」を提唱する落合陽一、動植物などを作品に取り込んできたピエール・ユイグといった国際的に活躍するアーティストが登場。新しい自然観や環境観を提示する、現代美術の最新動向に迫る。

第24回
新型コロナウイルスの影響で、会期途中で閉幕した展覧会や臨時休館となってしまった展覧会などの展示風景を紹介する「Museum from Home」。第24回は、4月2日の開幕が延期となっている広島県立美術館「生誕135年記念 川端龍子展―衝撃の日本画」をご紹介します。

新型コロナウイルス感染拡大予防のため中止となった静岡の「ふじのくに⇄せかい演劇祭 2020」。この代替策として、4月25日よりオンライン企画「くものうえ⇅せかい演劇祭」が配信されている。本企画では、ロシア人演出家で映画監督のキリル・セレブレンニコフによる長編映画『The Student』を日本初公開。世界各地の国際映画祭で話題をさらった本作に注目だ。配信は5月5日〜6日。

第3回
新型コロナウイルスの影響が長期化するなか、美術館はどのように対処し、変化していくのか? 森美術館館長であり、国際美術館会議(CIMAM)会長でもある片岡真実の特別寄稿をお届けする。