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SERIES

アートと法 / Art Law

SERIES / アートと法 / Art Law

第11回

裁判所はどのように契約書を解釈したのか? 千住博事件東京地裁判決を読み解く

アーティスト・千住博とWhitestone Galleryを運営する株式会社のあいだで巻き起こった、契約違反に関する裁判。約3年にわたる争いの末、東京地裁は被告である千住博に対して約2億3460万円の支払いを命じた。このケースを、「Art Law」を業務分野として掲げる日本で数少ない弁護士のひとり、木村剛大が読み解く。

第10回

日本の文化政策に最適なモデルとは? 世界の現状から考える

新型コロナウイルスの感染拡大によって、アート界は大きな打撃を受けている。文化庁や各自治体は様々な文化支援策を打ち出しているが、その規模ははたして適切と言えるのだろうか? 「パーセント・フォー・アート」をはじめとする世界各国の文化政策を紐解き、現状を照らし出す。

第8回

ダミアン・ハースト「スポット・ペインティング」を分離、別作品として販売。リーガルの視点から眺めると?

ダミアン・ハーストを代表するシリーズである「スポット・ペインティング」。これを別のアーティストが88個に分離して、新たな作品として販売するという試みが行われた。この場合、ハーストの権利との関係はどうなるのか? 「Art Law」を業務分野として掲げる日本で数少ない弁護士のひとり、木村剛大がリーガルの視点から読み解く。

第7回

ニューヨークのアートロイヤー、チャールズ・ダンジガーに聞く。コレクターが直面する法律問題とは?

世界のアートマーケットの中心であるニューヨークにはArt Lawを専門とする弁護士がいる。チャールズ・ダンジガーも第一線で活躍するアートロイヤーである。今回は、コレクターがニューヨークで作品を売買する際に直面する法律問題をテーマに、木村剛大によるチャールズ・ダンジガー弁護士へのインタビューをお届けする。

第6回

じつは複雑なアートオークションの仕組み。「シャンデリア」の下の秘密とは?

アートの世界でもっとも世間をにぎわせるニュースのひとつに、オークション関連の話題がある。時にオークションの落札結果は、アーティストや作品の価値を測るひとつの指標としても重要視される。このオークションシステムがじつは複雑な仕組みで成り立っていることをご存知だろうか? 「Art Law」を業務分野として掲げる日本で数少ない弁護士のひとり、木村剛大が法的な視点も交えて解説する。

第5回

意外と知らない? パブリック・アートの利用ルール

美術館やギャラリーではなく、公共空間に設置される芸術作品「パブリック・アート」は、都市を彩るものとして世界各地で取り入れられている。しかしこのパブリック・アートは、これまでたびたび紛争にもなってきた。そこでここでは、今後も増えるであろうパブリック・アートの利用ルールについて、「Art Law」を業務分野として掲げる日本で数少ない弁護士のひとり、木村剛大が解説する。

第4回

アーティスト必見。知っておきたい契約の基礎知識

アーティストは展覧会出品や作品売却など、様々なシーンで契約を結ぶことがある。契約書を読んで納得して判を押しているだろうか? なんとなく不安を感じているアーティストも多いのではないだろうか? そこでここでは、「Art Law」を業務分野として掲げる日本で数少ない弁護士のひとり、木村剛大が、アーティストが知っておくべき契約の基礎知識を解説する。

第3回

合法と違法の線引はどこに? 現代美術のアプロプリエーション

現代美術の手法のひとつ「アプロプリエーション」は、過去の他者の作品の一部または全部を自身の作品に取り込むものとして、様々なアーティストたちが実践してきた。しかしアプロプリエーションをめぐっては裁判沙汰に発展するケースもある。そこで今回は過去の判例を紹介し、時代とともに変わるアプロプリエーションの受容のされ方を紐解く。

第2回

現代美術のオリジナリティとは何か? 著作権法から見た「レディメイド」(2)

美術の世界は著作権法をはじめとする様々な法律と密接に関わっている。「Art Law」を業務分野として掲げる日本で数少ない弁護士のひとり、木村剛大が様々な法学的視点からアートと法の関わりを紐解いていくシリーズ「アートと法 / Art Law」。第2回は、第1回で提示した視点と類型を踏まえて、「レディメイド」と向き合う著作権法の解釈について検討する。

第1回

現代美術のオリジナリティとは何か? 著作権法から見た「レディメイド」(1)

美術の世界は著作権法をはじめとする様々な法律と密接に関わっている。そこで、このシリーズ「アートと法 / Art Law」では、「Art Law」を業務分野として掲げる日本で数少ない弁護士のひとり、木村剛大が約1年にわたり、様々な法学的視点からアートと法の関わりを紐解いていく。第1回は、プロローグとして現代美術を語るうえで欠かせない「レディメイド」を取り上げ、法的分析のために分類していく。