
最初の緊急事態宣言下で発表されたインターネットアート。《隔離式濃厚接触室》資料化の意義を企画者・武澤里映に聞く
最初の緊急事態宣言下で発表された布施琳太郎の《隔離式濃厚接触室》(2020)。今回新たに制作された資料版が大阪大学総合学術博物館でお披露目となり、また国際日本文化研究センターに収蔵が決まった。ポストコロナの社会について様々に論じられてきた約2年後のいま、本作の資料版を制作する意義について、企画者の武澤里映に話を聞いた。

最初の緊急事態宣言下で発表された布施琳太郎の《隔離式濃厚接触室》(2020)。今回新たに制作された資料版が大阪大学総合学術博物館でお披露目となり、また国際日本文化研究センターに収蔵が決まった。ポストコロナの社会について様々に論じられてきた約2年後のいま、本作の資料版を制作する意義について、企画者の武澤里映に話を聞いた。

岡本太郎の遺志を継ぎ、次代のアーティストを顕彰する岡本太郎現代芸術賞(通称「TARO賞」)。その第25回の受賞者が発表された。大賞である「岡本太郎賞」は刺繍作家の吉元れい花が受賞した。

今週開幕した展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

ウィーンと京都で活躍し、幅広いデザインを生み出したデザイナー・上野リチ。その仕事の全貌を追う世界初の回顧展「上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー」が、三菱一号館美術館で開幕した。

日本を代表するアーティスト・コレクティブとして存在感を示す「Chim↑Pom(チンポム)」。その初の本格的な回顧展「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」が森美術館で開幕した。会期は2月18日〜5月29日。

東京・銀座のガーディアン・ガーデンが主催する、若手クリエイターの個展開催の権利をかけた公募展「1_WALL」 。第25回となるこの公募展のエントリー受付が、グラフィック部門は3月28日から、写真部門は6月6日から開始される。

東京・早稲田の草間彌生美術館は、3月3日より9回目となる展覧会「心の中の詩」を開催。草間彌生の内からあふれ出すイメージの数々や心の葛藤を映し出した多様な作品を展覧する。

第46回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年2月号の「BOOK」2冊目は、批評家のボリス・グロイスが「流れ」をキーワードに新たな時代のアートを論じる『流れの中で インターネット時代のアート』を取り上げる。

楽天グループ株式会社がサービスを開始するNFTマーケットプレイスおよび販売プラットフォーム「Rakuten NFT」が、一般社団法人アートパワーズジャパンと、同法人が展開するNFTアート作品の取り扱いに向けて合意したと発表した。

六本木の東京ミッドタウンにある21_21 DESIGN SIGHTは、6月13日よりクリストとジャンヌ=クロードの企画展を開催すると発表した。

第45回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年2月号の「BOOK」1冊目は、彫刻家アントニー・ゴームリーと批評家マーティン・ゲイフォードが古今東西の彫刻について語る『彫刻の歴史 先史時代から現代まで』を取り上げる。

昨年12月から馬喰横山のシェアオフィスを拠点に、アートマネージャー・ラボのプロジェクト「Art for Field Building in Bakuroyokoyama」がスタート。第1弾の展覧会「馬喰横山を手繰る」には、遠藤薫、工藤春香、本間メイが参加し、歴史ある街で行ったリサーチの過程と成果を展示した。こうしたアーティストによる「フィールドビルディング」にはいかなる可能性があるのか? 「多孔化」をキーワードに、インディペンデント・キュレーターの青木彬が論じる。

「第48回(2021年度)国際交流基金賞」を受賞した是枝裕和。フランスとの共同制作『真実(La Vérité)』に続き、韓国との共同制作『ブローカー(仮)』の制作において韓国に滞在中の是枝に、国際共同制作を経験しての思いや映画表現における問題意識等について聞いた。(※本記事は国際交流基金ウェブマガジン「をちこち」に掲載されたインタビューを転載したものです)

「あいちトリエンナーレ」を前身とし、今年初回を迎える国際芸術祭「あいち2022」。その参加作家ラインナップ第2弾が発表された。

3月12日にSBIアートオークションが企画オークション「Tokyo Contemporary: Redefined」を東京国際フォーラムで開催。「アートフェア東京」と同時開催する初の試みとなる。

昨年6月にSDGs推進室を立ち上げた東京藝術大学が「SDGsビジョン」を発表した。

大規模改修工事中の横浜美術館の仮囲いで作品を発表する「Wall Project」が3月12日よりスタート。第1弾として村上早の作品18点を紹介する。

エアロゾル・ライティングのヴィジュアルを再解釈し、メディアを横断して表現を展開するアーティスト⼤⼭エンリコイサム。その最新の個展「Paint Blister」が、東京・恵比寿にあるNADiff a/p/a/r/tで開催される。会期は2月25日〜3月21日。

イタリアのウフィツィ美術館などの4機関が所蔵する名画6点をデジタル複製として展示・販売する展覧会「Eternalising Art History」が、ロンドンのギャラリー「Unit London」で開催されている。実会場での展示のほか、各作品はNFTとしても販売されており、販売益の50パーセントは美術館の作品保存のために充てられるという。

第2回
アーティストは日頃どんな場で、どのように創造をしているのか。アトリエを訪ねて、その場で尋ねてみたい。あなたはどうしてこんなところで、そんなことをしているのですか?と。今回は、木彫で独自の世界を生み出し続ける大竹利絵子さんの創造の場である東京藝術大学を訪れた。