最初の緊急事態宣言下で発表されたインターネットアート。《隔離式濃厚接触室》資料化の意義を企画者・武澤里映に聞く

最初の緊急事態宣言下で発表された布施琳太郎の《隔離式濃厚接触室》(2020)。今回新たに制作された資料版が大阪大学総合学術博物館でお披露目となり、また国際日本文化研究センターに収蔵が決まった。ポストコロナの社会について様々に論じられてきた約2年後のいま、本作の資料版を制作する意義について、企画者の武澤里映に話を聞いた。

INTERVIEW

第46回

書評:現代の芸術実践にはいかなる革命が可能か? 『流れの中で インターネット時代のアート』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年2月号の「BOOK」2冊目は、批評家のボリス・グロイスが「流れ」をキーワードに新たな時代のアートを論じる『流れの中で インターネット時代のアート』を取り上げる。

SERIES / BOOK

第45回

書評:「世界をかたちにしていく」営為としての彫刻。『彫刻の歴史 先史時代から現代まで』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年2月号の「BOOK」1冊目は、彫刻家アントニー・ゴームリーと批評家マーティン・ゲイフォードが古今東西の彫刻について語る『彫刻の歴史 先史時代から現代まで』を取り上げる。

SERIES / BOOK

多孔的なアート・プロジェクトの可能性。青木彬評「Art for Field Building in Bakuroyokoyama:馬喰横山を手繰る」

昨年12月から馬喰横山のシェアオフィスを拠点に、アートマネージャー・ラボのプロジェクト「Art for Field Building in Bakuroyokoyama」がスタート。第1弾の展覧会「馬喰横山を手繰る」には、遠藤薫、工藤春香、本間メイが参加し、歴史ある街で行ったリサーチの過程と成果を展示した。こうしたアーティストによる「フィールドビルディング」にはいかなる可能性があるのか? 「多孔化」をキーワードに、インディペンデント・キュレーターの青木彬が論じる。

REVIEW

コロナ禍の世界を文化でつなぐ。映画監督・是枝裕和インタビュー「国境を超えて映画を撮るということ」

「第48回(2021年度)国際交流基金賞」を受賞した是枝裕和。フランスとの共同制作『真実(La Vérité)』に続き、韓国との共同制作『ブローカー(仮)』の制作において韓国に滞在中の是枝に、国際共同制作を経験しての思いや映画表現における問題意識等について聞いた。(※本記事は国際交流基金ウェブマガジン「をちこち」に掲載されたインタビューを転載したものです)

NEWS / PROMOTION

ダ・ヴィンチやカラヴァッジョの名画がNFTに。ロンドンで開催中の「Eternalising Art History」展が目指すものとは?

イタリアのウフィツィ美術館などの4機関が所蔵する名画6点をデジタル複製として展示・販売する展覧会「Eternalising Art History」が、ロンドンのギャラリー「Unit London」で開催されている。実会場での展示のほか、各作品はNFTとしても販売されており、販売益の50パーセントは美術館の作品保存のために充てられるという。

NEWS / MARKET

PREMIUM

第2回

大竹利絵子のアトリエを訪ねて。「この場所はわたしにとって、作品世界への入口」

アーティストは日頃どんな場で、どのように創造をしているのか。アトリエを訪ねて、その場で尋ねてみたい。あなたはどうしてこんなところで、そんなことをしているのですか?と。今回は、木彫で独自の世界を生み出し続ける大竹利絵子さんの創造の場である東京藝術大学を訪れた。