東京・銀座のガーディアン・ガーデンが主催する伝統ある公募展「1_WALL」。 新たな表現を追求し続ける若い才能を発掘することを目的とした、グラフィックと写真のコンペティションで、これまでに横田大輔、寺本愛、関川航平、佐藤麻優子らがグランプリを受賞している。その第25回の作品募集日程が発表された。
第25回の「1_WALL」の募集期間は、グラフィック部門が3月28日〜4月1日、写真部門が6月6日〜6月10日。ガーディアン・ガーデンのウェブサイトで作品応募を受け付けており、ポートフォリオによる一次審査を通過した20名が、オンラインで審査員と1対1で行う二次審査のポートフォリオレビューに進む。そして、二次審査を通過したファイナリスト5名がグループ展「1_WALL」展に挑み、会場での公開最終審査を経て1名のグランプリが決まる。
グランプリ受賞者には、約1年後のガーディアン・ガーデンでの個展開催の権利と、個展のための制作費として30万円が贈られる。審査員は、グラフィック部門が上西祐理、田中良治、長崎訓子、服部一成、室賀清徳。写真部門が小原真史、高橋朗、須山悠里、津田直、野口里佳が務める。
なお「1_WALL」展の開催は、グラフィック部門が6月28日〜7月23日、写真部門が8月23日〜9月17日を予定している。
求める作品について、本コンペティションの運営は次のように記している。「まだ 『途中の人』で構いません。5年後、10年後を見てみたくなるような、可能性をもった人の作品を求めています」。未来に向けて創作を続ける作家の応募を期待したい。