アトリエは作品世界への「入口」
JR上野駅から続く公園を抜けて、東京藝大上野キャンパスへ。美術学部敷地内の最奥部に彫刻棟があって、その二階に大竹利絵子さんの研究室兼アトリエはある。
壁際に木材を積み上げたうえで、制作中の像をいくつか並べる余裕があり、彫刻をつくるのにまずまずの広さだ。
「夜になっても音を出していい環境はありがたい。何かをつくっている人はみんなそうかもしれないけれど、没頭していると一日があっという間で、気づけば暗くなっていますからね」。
創作に打ち込む時期は、日がな籠もることとなるこの空間、大竹さんにとっては「どんな場」といえるだろうか?
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