今週末に見たい展覧会ベスト19。「知覚の大霊廟をめざして──三上晴子のインタラクティヴ・インスタレーション」から「拡⼤するシュルレアリスム」展まで【4/10ページ】

「企画展 TAROの空間」(岡本太郎記念館

 東京・南青山の岡本太郎記念館で、企画展「TAROの空間」が開催されている。会期は3月8日まで。

 本展は、岡本太郎が自らの表現の土俵を空間と捉え、空間そのものをつくろうとしてきた活動に注目。絵画における支持体や展示空間にとどまらず、歌舞伎の舞台制作、ディスプレイ空間のデザイン、野外広場の制作など、三次元的な広がりをもつ表現を紹介する。また、銀座の夜空でのヘリコプターによる試み、池袋駅前での巨大なクリスマスツリー、万博会場に設置された高さ70メートルの巨像など、都市空間や公共空間における実践を取り上げている。

 さらに、岡本太郎が手がけた建築作品《マミ会館》(1968)に注目し、現存しない同作を新たに製作した40分の1スケール模型として展示している。本展では、この模型をはじめ、岡本太郎と空間との関わりを示す作品や資料を集成し、生活の場に送り込まれた様々な作品群によって展示室を構成。作品と資料を通して、岡本太郎の空間に対する取り組みの広がりを紹介している。

会期:2025年11月7日~2026年3月8日
会場:岡本太郎記念館
住所:東京都港区南青山6-1-19
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:火(祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日~1月4日)
料金:一般 650円 / 小学生 300円

「セカイノコトワリ―私たちの時代の美術」(京都国立近代美術館

手前から、石原友明《世界。》(1996)と小谷元彦《Phantom-Limb》(1997)

 京都国立近代美術館で「セカイノコトワリ―私たちの時代の美術 #WhereDoWeStand? : Art in Our Time」が開催されている。会期は3月8日まで。レポートはこちら

 本展は、1990年代以降の日本社会とともに歩んできた現代美術の展開を、20名の作家による作品を通して示すもの。同館とメルコグループの協力によって実現した。

 出品作は約70点にのぼり、そのうち約40点は同館の収蔵作品である。世界と人間との関係をめぐるアーティストたちの考察や実践を、「日常」「アイデンティティ」「身体」「歴史」「グローバル化社会」といったキーワードを手がかりに読み解く構成となっている。

 出展作家は次の通り。青山悟、石原友明、AKI INOMATA小谷元彦、笠原恵実子、風間サチコ西條茜、志村信裕、高嶺格竹村京田中功起手塚愛子原田裕規藤本由紀夫、古橋悌二、松井智惠宮島達男毛利悠子森村泰昌やなぎみわ

会期:2025年12月20日〜2026年3月8日
会場:京都国立近代美術館
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町
開館時間:10:00〜18:00(金〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、1月12日、2月23日は開館)、12月30日~1月3日、1月13日、2月24日
料金:一般 1500円 / 大学生 700円 / 高校生以下・18歳未満、心身に障がいのある方と付添者1名、ひとり親家庭の世帯員の方 無料

編集部