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竹村京

Kei Takemura

 竹村京は1975年東京都生まれ。1998年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業、2002年同大学大学院美術研究科修了。2000年、ポーラ美術振興財団在外研修員としてベルリンに滞在。主に写真やドローイングの上に刺繍を施した白布を重ねた平面のインスタレーションを発表している。また、壊れた日用品を接着材で仮止めし、破損部分を白い絹糸で縫い直した「修復シリーズ」を制作。「仮に」という状態を意図した「刺繍」という行為によって、自身や親しい間柄にある人の個人的な記憶、失われたものを新たに再構築する。主な個展に「どの瞬間が一番ワクワクする?」(ポーラ美術館、神奈川、2018)、「Which Second Was the Most Beautiful?」「Which Year was the Most Beautiful?」(ギャラリー・エベンスペルガー、ベルリン、2017)、「なんか空から降ってくるよ」(タカ・イシイギャラリー、東京、2016)ほか。第15回シドニー・ビエンナーレ(2006)にも参加するなど、国内外での活動の場を広げている。