ARTISTS

宮島達男

Tatsuo Miyajima

《Counter Void》(2003)

 宮島達男は1957年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。88年のヴェネチア・ビエンナーレで若手作家部門「アペルト」に参加し、LEDの光が数字を刻む《Sea of Time》で注目を浴びる。また99年の第48回ヴェネチア・ビエンナーレには日本館代表作家として参加し、2400個のガジェットで構成された《MEGA DEATH》を発表した。発光ダイオード(LED)を使用した作品を多く手がけ、「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」という3つのコンセプトをもとに、時の流れや人間の営みについて考察したインスタレーションなどを発表している。

 2003年には六本木ヒルズのテレビ朝日社屋にコミッションワークとして《Counter Void》を設置。同作は全長50メートル、高さ5メートルの壁に表示される6個の巨大な数字によって人間の「生と死」を表現したもので、11年3月11日の東日本大震災を機に消灯。16年3月11日に「Relight Days」と題し3日間限定で再点灯された(17年、18年も同様)。

 これまでの主な個展に「MEGA DEATH: shout! shout! count!」(東京オペラシティ アートギャラリー、2000)、「宮島達男 | Art in You」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2008)など。アート・バーゼル香港2016では、メインプログラムのひとつとして高さ490メートルのビル、インターナショナル・コマース・センター (ICC)で大型の光のインスタレーション《Time Waterfall》を発表した。現在、東北芸術工科大学および京都造形芸術大学副学長。