奈良美智がキュレーションする陶芸展「地層の胎動」がKOSAKU KANECHIKAで開催。植松永次、桑田卓郎ら4作家を紹介

奈良美智がキュレーションする展覧会「地層の胎動」が、東京・天王洲のKOSAKU KANECHIKAで開催される。会期は6月27日〜8月8日。

桑田卓郎《Untitled》(2024) Photo by Osamu Sakamoto © Takuro Kuwata, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

初めて外部キュレーターは奈良美智

 東京・天王洲のKOSAKU KANECHIKAで、奈良美智によるキュレーション展「地層の胎動」が開催される。会期は6月27日〜8月8日。植松永次、桑田卓郎、坂本紬野子、安永正臣の4作家による作品約30点で構成される。

 2017年の開廊以来、KOSAKU KANECHIKAは絵画や彫刻に加え、陶芸表現にも継続的に取り組んできた。本展は、セラミック表現の可能性をあらためて問い直す試みとして企画されたもので、ギャラリーとして初めて外部キュレーターを迎える展覧会となる。白羽の矢が立ったのは、自身も近年陶芸作品の制作を続ける奈良美智。

 奈良は本展に寄せたテキストのなかで、陶芸史や工芸史に依拠するのではなく、自身の「造形論的観点」から作家を選んだと説明する。その基準となったのは、完成度や技巧ではなく、「土と火と時間と偶然が織りなす『不可逆的な痕跡』」を身体感覚として引き受けているかどうかだった。