今週末に見たい展覧会ベスト19。「知覚の大霊廟をめざして──三上晴子のインタラクティヴ・インスタレーション」から「拡⼤するシュルレアリスム」展まで

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

「拡⼤するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」のメインビジュアルにも使用されたルネ・マグリット《王様の美術館》(1966)と《レディ・メイドの花束》(1957)

もうすぐ閉幕

「Collection - Correction メディアアートの再編成と作品の延命」(WALL_alternative)

 西麻布のオルタナティヴ・スペース、WALL_alternativeで、メディア・アートの保存・修復、そして「延命」をテーマにした企画展「Collection - Correction メディアアートの再編成と作品の延命」が開催されている。会期は3月7日まで。

 本展では、NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]で主任学芸員を長く務め、日本のメディア・アートシーンに詳しい畠中実をゲストキュレーターに招聘。「メディア・アートを10年後、100年後にも“作品”として残すことは可能か?」という、保存と修復をめぐる根源的な問いを投げかけるものとなる。会場では藤田クレアによる自然物の記憶をサウンドへ変換する作品、三原聡一郎のコンポスティング装置、および三原聡一郎と斉田一樹による「moids」シリーズの資料が展示されている。

 なお本展は、同時期に開催される「恵比寿映像祭2026」の地域連携プログラム、および「MEDIA ART CIRCUIT 2026」の公式プログラムとして位置づけられている。

会期:2026年2月11日〜3月7日
会場:WALL_alternative
住所:東京都港区西麻布4-2-4 1F
開館時間:18:00〜24:00 
休館日:日
料金:無料

「知覚の大霊廟をめざして──三上晴子のインタラクティヴ・インスタレーション」(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC])

展示風景より、《gravicells—重力と抵抗》(2004/2010/2025)

 東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター [ICC] で、企画展「知覚の大霊廟をめざして──三上晴子のインタラクティヴ・インスタレーション」が開催されている。会期は3月8日まで。レポートはこちら

 アーティストの三上晴子(1961〜2015)は、1984年から情報社会と身体をテーマとした大規模なインスタレーション作品を発表。92年から2000年まではニューヨークを拠点に、主にヨーロッパとアメリカで数多くの作品を発表する。95年からは知覚によるインターフェイスを中心としたインタラクティブ作品を発表。視線入力による作品、聴覚と身体内音による作品、触覚による三次元認識の作品、重力を第6の知覚ととらえた作品などがある。

 本展は、三上の没後10年という節目を記念して開催されている。1990年代後半以降のインタラクティブ・インスタレーションを複数展示し、三上の活動をメディア・アート的側面から振り返るものとなる。また、国内外でも初の試みとして、三上の大型インスタレーション作品3点も同時に展示されている。

会期:2025年12月13日~2026年3月8日
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA、B
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階
開館時間:11:00〜18:00 ※最終入館は閉館の30分前まで 
休館日:月、年末年始(12月29日~1月5日)、ビル保守点検日(2月8日)
料金:一般 1000円 / 大学生 800円 ※障害者手帳をお持ちの方および付添1名、65歳以上の方と高校生以下の方、ぐるっとパスをお持ちの方は無料

編集部