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AKI INOMATA

AKI INOMATA

©︎ Kenshu Shintsubo

 AKI INOMATAは1983年東京都生まれ、2008年東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。3Dプリンターで出力したプラスチック製の「宿」をヤドカリに渡し、引っ越す様子を観察した、移民や難民がテーマの「やどかりに『やど』をわたしてみる」シリーズ(2009〜)や、飼い犬の毛と自身の髪でケープをつくり、互いに着用する《犬の毛を私がまとい、私の髪を犬がまとう》(2014)など、生き物との共同作業のプロセスを作品化する。人間とは異なる視点やふるまいを持つ動物たちとの共作を通して、人と生き物の関係性を再考する。2012年第15回岡本太郎現代芸術賞入選。14年YouFab Global Creative Awardsグランプリ、18年Asian Art Award 2018特別賞を受賞。近年の個展に、「AKI INOMATA:Significant Otherness 生きものと私が出会うとき」(十和田市現代美術館、2019〜2020)、「Aki Inomata, Why Not Hand Over a “Shelter” to Hermit Crabs?」(ナント美術館、フランス、2018)などがある。