
小泉明郎が個展「Dreamscapegoatfuck」を無人島プロダクションで開催。加害者/被害者、双方の追体験を促すふたつのインスタレーションを初めて同時発表
無人島プロダクションが、東京都墨田区江東橋に移転。こけら落としとして小泉明郎展「Dreamscapegoatfuck」では、戦争の「加害者」「被害者」双方の追体験を促すふたつのインスタレーション作品と、立体作品《Sleeping Boy》(2015)を見ることができる。会期は7月20日〜8月31日。

無人島プロダクションが、東京都墨田区江東橋に移転。こけら落としとして小泉明郎展「Dreamscapegoatfuck」では、戦争の「加害者」「被害者」双方の追体験を促すふたつのインスタレーション作品と、立体作品《Sleeping Boy》(2015)を見ることができる。会期は7月20日〜8月31日。

虫の多様性や人間との関係性からデザインの新たな一面を学ぶ展覧会「虫展 −デザインのお手本−」が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTでスタート。ディレクションにグラフィックデザイナーの佐藤卓を、企画監修に解剖学者・養老孟司を迎えた本展の見どころとは?

第19回写真「1_WALL」でグランプリを獲得した田凱(でん・がい)の個展「生きてそこにいて」が、東京・銀座のガーディアン・ガーデンにて開催される。会期は7月23日〜8月24日。また7月31日には、美術批評家・沢山遼とのトークイベント「人はみな孤島であろう」も行われる。

中国におけるソーシャリー・エンゲージド・アートの担い手で、周縁化された集団や植物への関心と、過去の事物の調査とを結びつけてきた鄭波(ジェン・ボー)。今回、京都での滞在調査をもとに日本初個展を開催した作家に、作品や制作に対する考えについて聞いた。

最先端の立体音響システムなどを新たな楽器として駆使するサウンドアーティスト・evalaが「インビジブル・シネマ」をテーマに、「音だけの映画」を製作。2020年1月の公開に先駆け、8月には東京・青山のスパイラルでライブパフォーマンスを開催する。

直木賞作家・白石一文による同名小説を原作とした映画『火口のふたり』が 8月23日より新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショーされる。そしてこの映画公開に合わせて、男性のヌードや親密な関係性をとらえる写真家・野村佐紀子の写真展「火口のふたり」が新宿のBギャラリーにて開催となる。会期は8月10日〜9月8日。

線を描きながら撮影する「ドローイング・アニメーション」で知られる石田尚志の個展が、青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)で開催された。作家にとって新たな展開となる彫刻作品など新作も発表された本展を、星野太がレビューする。

1865年に初版が出版されてから150年以上が経つ、世界的ベストセラー『不思議の国のアリス』。その世界を、日本初公開となる著者ルイス・キャロルの直筆画(横浜会場のみ)を含む古今東西、約200件の作品・資料で紐解く展覧会「不思議の国のアリス展」が、横浜のそごう美術館で開催される。

展覧会「山本高之とアーツ前橋のビヨンド20XX展 未来を考えるための教室」が、群馬県のアーツ前橋で開催される。本展で発表される新作で山本は、市民とかかわりながら作品制作を行い、SF映画のような世界観のなかで教育と未来の関係性を示していく。会期は7月19日~9月16日。

東京都写真美術館で展覧会「しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像 1970年代から現在へ」が開催される。本展ではポーランドにおける1970年代以降の美術を、女性作家と映像表現のあり方にフォーカスして紹介。会期は8月14日〜10月14日。

東京都美術館で「ボストン美術館展 芸術×力」の開催が決定。本展にはボストン美術館のコレクションから、エジプト、ヨーロッパ、中国、日本など様々な地域で生み出された作品約60点が集結する。会期は2020年4月16日〜7月5日。

群馬県・伊香保にあるハラ ミュージアム アーク。磯崎新が設計し、3つの展示室と特別展示室「觀海庵(かんかいあん)」を有する同館で、通常は公開しない作品収蔵庫を来館者に向けて案内する取り組みが行われている。

美術・デザインに興味を持つ高校生に、美大とアートシーンやデザインの現場について様々な角度から知ってもらうため、武蔵野美術大学と『美術手帖』の共同企画が始動。第1弾として造形学部油絵学科教授でアーティストとして活躍する諏訪敦が、美術系大学進学者も多い都立大泉桜高等学校を訪問し、生徒との対談と講評会を行った。

チームラボによる展覧会「チームラボ かみさまがすまう森」が、今年も佐賀・御船山楽園で開催中だ。5回目となる今年はさらにスケールアップし、夜だけでなく昼もオープン。遺跡と廃墟が点在する同地で、新作を含む22の作品群を見ることができる。会期は11月4日まで。

青森県・弘前市にある吉野町煉瓦倉庫を改修し、2020年のオープンを予定していた「弘前市芸術文化施設(仮)」。この現代美術館の名称が「弘前れんが倉庫美術館(英語名:Hirosaki Museum of Contemporary Art)」に決定し、2020年4月11日の正式開館が発表された。

1980年から40年にわたる抽象芸術の動向にフォーカスした、国立国際美術館で開催中の「抽象世界」展。1920〜70年代生まれの作家13名の作品が並ぶ本展を、レイヤーという観点から清水穣が批評する。

ともにアニメやゲーム、インターネット上で取得した情報など、デジタルデバイスを介して経験する身体感覚をもとに絵画を手がける、名もなき実昌と浦川大志による2人展「#終わらにゃい?#もう終わんにゃい!」が、東京・恵比寿のNADiff Galleryで開催される。会期は7月14日〜8月12日。

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。ピカソと生活をともにしたフランソワーズ・ジローの回想録や、鳥取に存在した前衛芸術家集団「スペース・プラン」の記録集など、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

夏休みはアウトドアや芸術祭だけではなく、涼しい美術館へ展覧会を見に行くのも楽しみのひとつ。日本各地で開催されている展覧会のなかから、編集部注目の展覧会を地域ごとに厳選して紹介する。第3弾は西日本編。

第16回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2019年8月号の「BOOK」2冊目は2015年に逝去したアーティスト・三上晴子の作品と論考、同時代を伴走した主要な人物による回想、関連資料などを網羅した『SEIKO MIKAMI ─ 三上晴子 記録と記憶』を取り上げる。