音だけの映画。サウンドアーティスト・evalaが手がけるインビジブル・シネマ『Sea, See, She―まだ見ぬ君へ』とは何か?
最先端の立体音響システムなどを新たな楽器として駆使するサウンドアーティスト・evalaが「インビジブル・シネマ」をテーマに、「音だけの映画」を製作。2020年1月の公開に先駆け、8月には東京・青山のスパイラルでライブパフォーマンスを開催する。
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evalaは1976年京都生まれ、東京在住。サウンドアーティストとして先鋭的な電子音楽作品を国内外で発表し、2016年からは立体音響システムを駆使した新たな聴覚体験を創出するプロジェクト「See by Your Ears」をスタートさせた。
2018年にはソニーの立体音響技術「Sonic Surf VR」を用いた576ch音響インスタレーション《Acoustic Vessel Odyssey》をSXSWで発表。このほか舞台や、映画、公共空間などでもサウンドプロデュースを手がけている。
このevalaが新たに取り組んでいるのが、「インビジブル・シネマ」をテーマにした、音だけの映画製作だ。evalaは映画『Sea, See, She―まだ見ぬ君へ』において立体音響システムを駆使し、「暗闇の中で映画を視る」という新たな体験を創出。従来の映画鑑賞体験をアップデートすることを試みるという。
同作の公開は2020年1月。これに先駆け、8月4日にはスパイラルでライブパフォーマンスが開催される。この未知のプロジェクトを一足早く体験できる機会になるかもしれない。