
第8回
プレイバック!美術手帖 2005年2月号/2011年10月号 特集「アーティストになる基礎知識」
『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。美術家の原田裕規がバックナンバーから特集をピックアップし、現代のアートシーンと照らし合わせながら論じる。今回は2005年2月号と2011年10月号の特集「アーティストになる基礎知識」を紹介。

第8回
『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。美術家の原田裕規がバックナンバーから特集をピックアップし、現代のアートシーンと照らし合わせながら論じる。今回は2005年2月号と2011年10月号の特集「アーティストになる基礎知識」を紹介。

パープルーム予備校5期生として制作活動を行っている吉田十七歳の個展「劣等生だけ死なないで」が、神奈川県相模原市のパープルームギャラリーで開催される。会期は7月20日〜28日。

水曜日のカンパネラ、あいみょん、米津玄師らのミュージックビデオを手がける映像監督、映像作家の山田智和。その初個展「都市の記憶」が 伊勢丹新宿店メンズ館 ギャラリースペース 「ART UP/アートアップ」 にて開催される。会期は7月31日~8月20日。

第17回
新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。画家・母袋俊也の論考集や香山リカによる根本敬論など、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

第15回
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2019年8月号の「BOOK」1冊目は「レディメイド」「肉体的なもの」「不定形」といったキーワードを、フロイト、ラカン、バタイユらの理論を用いながら開示する、ロザリンド・E・クラウスの著書『視覚的無意識』を取り上げる。

夏休みはアウトドアや芸術祭だけではなく、涼しい美術館へ展覧会を見に行くのも楽しみのひとつ。日本各地で開催されている展覧会のなかから、編集部が注目する展覧会を地域ごとに5つずつピックアップ! 第2弾は東日本編。

今春、東京と群馬で同時期に開催された石ノ森章太郎、小谷元彦、やなぎみわの展覧会。これらの3つの展覧会を人間、機械というキーワードを通して椹木野衣が読み解く。

半世紀にわたって写真界の第一線を走り続ける篠山紀信。2012年より熊本市現代美術館を皮切りに始まった「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」は全国32会場を巡回し、現時点で約99万人の動員を記録している。7年にわたって篠山とともに新陳代謝を繰り返してきた本展の最終回が、東京ドームシティー内のGallery AaMoで開催される。会期は9月5日~10月27日。

華麗な曲線を使用した繊細な作風で、世界中で高い人気を誇っている画家、アルフォンス・ミュシャ。その着想の源や後世のアーティストに与えた影響に着目した展覧会「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ―― 線の魔術」が、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開幕した。本展の見どころを、レポートで紹介する。

シンプルな描線と爽やかな色彩が特色のキャラクターを描き、その後の日本の「かわいい」文化に多大な影響を与えた原田治。広告、出版、各種グッズなど、原田の多岐にわたる作品を紹介する、没後初となる展覧会「原田治 展 『かわいい』の発見」が世田谷文学館でスタートした。

第6回
世界経済フォーラム(WEF)による2018年度版「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は「調査対象の149ヶ国中110位」という低順位であることが明らかになったが、日本の美術界の現状はどうか。美術手帖では、全11回のシリーズ「ジェンダーフリーは可能か?」として、日本の美術界でのジェンダーバランスのデータ、歴史を整理。そして、美術関係者のインタビューや論考を通して、これからあるべき「ジェンダーフリー(固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること)」のための展望を示していく。第5回では芸術、地域、マイノリティといったテーマを研究してきた社会学者・山田創平があるべき「芸術実践とジェンダーの平等」を示す。

夏休みを利用して訪れたい、編集部が注目する展覧会を地域ごとに5つずつピックアップ。第1回は首都圏編。

今週スタートした展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。

公益財団法人大林財団が2017年にスタートさせた、2年に1度の助成制度「都市のヴィジョン − Obayashi Foundation Research Program」。初回の会田誠に続き、第2回の助成対象者がシアスター・ゲイツに決定した。

世界各国の衣服を彩ってきた「花」に焦点を当てる展覧会「Flowers(フラワーズ)モードに咲く花」が、神戸ファッション美術館で開催される。会期は7月13日〜9月1日。

今年で10回目を迎えるTOKYO ART BOOK FAIRが、3月にリニューアルオープンした東京都現代美術館で開催中だ。初日から会場の入口には長蛇の列ができ、フェアに対する高い期待をうかがわせた。美術館という空間だからこそできる充実した企画展示を中心に、会場の様子をお届けする。

直島の《直島銭湯 I♥湯」》やスクラップブックシリーズなどで知られるアーティスト・大竹伸朗。その関東では13年ぶりとなる美術館個展「ビル景 1978-2019」が、水戸芸術館現代美術ギャラリーでスタートした。

「コレクター」「茶人」「アーティスト」「パトロン」という4つの側面を持ち、近代日本の美術界において精力的な活動を見せた原三溪。そんな三溪が収集した膨大なコレクションを総覧する展覧会「原三溪の美術 伝説の大コレクション」が、横浜美術館でスタートした。本展は、三溪がコレクション公開のために建設を夢見ていたとされる「幻の美術館」の具現化を試みるもの。その見どころをお届けする。

2009年に自宅の一室から始まったギャラリーWAITINGROOM。現在は東京都文京区に場所を移し、多様なメディアを横断する、最新鋭のコンテンポラリーアートを紹介することを目的に運営している。三宅砂織、中原昌也、エキソニモ、川辺ナホといった独自の視点で世界をとらえる中堅アーティストや、飯山由貴、川内理香子、平子雄一、大久保紗也など強固なコンセプトを多角的に表現する若手を取り扱っている。ニューヨーク時代に芦川が興味を掻き立てられたタイムベースドメディアを、日本のマーケットでどのように紹介するのか、これまでの取り組みと見据える先を聞いた。

6月20日に開幕した六本木の森美術館「塩田千春展:魂がふるえる」。塩田の20年間の活動を振り返る大規模個展となる本展が、7月11日に入場者数10万人を突破したことがわかった。