
文化庁、あいトリへの補助金全額不交付を決定。文化庁前ではデモも
文化庁が「あいちトリエンナーレ2019」に対して交付予定だった補助金約7800万円について、不交付決定となったことが荻生田文部科学大臣によって明らかにされた。

文化庁が「あいちトリエンナーレ2019」に対して交付予定だった補助金約7800万円について、不交付決定となったことが荻生田文部科学大臣によって明らかにされた。

ドイツ人彫刻家シュテファン・バルケンホールは、80年代のデビュー以降、人物や動物、建築などをモチーフに、1本の木から台座ごと掘り出す人体彫刻、その背景としての役割を担うようなレリーフなど、荒く削られた木やブロンズに着彩を施した彫刻作品を制作。ヨーロッパを中心に国際的に活躍してきた。日本国内においては、2005年、国立国際美術館と東京オペラシティアートギャラリーにおいて初個展「シュテファン・バルケンホール:木の彫刻とレリーフ」を開催し、大きな話題を呼んだ。今回、8年ぶり3度目となる小山登美夫ギャラリーでの個展(9月7日〜10月5日)のために来日した作家に話を聞いた。

東京・六本木のシュウゴアーツで、10⽉19⽇まで開催中の彫刻家・⼾⾕成雄の個展「視線体」。無数の視線の集積によって彫刻がつくられるという、独自の理論で制作をつづけ、高い評価を受けてきた。半世紀におよぶ制作活動と積みあげられた思索、そして彫刻家として自認する使命について、埼玉・秩父の戸谷のアトリエで聞いた。

文化庁は、「あいちトリエンナーレ2019」の展示内容についての事前の申請内容が不十分だったとして、予定していた約7800万円の補助金を交付しない方針を固めたことがわかった。

複数のアーティストが展示中止や内容変更を行っている「あいちトリエンナーレ2019」において、新たにキャンディス・ブレイツの展示室が平日のみ閉鎖されることが明らかにされた。

東京・銀座のガーディアン・ガーデンが主催する、若手クリエイターの個展開催の権利をかけた公募展「1_WALL」 。22回となるこの公募展のオンラインでのエントリー受付が、グラフィック部門は11月25日より、写真部門は1月13日よりスタートする。

あいちトリエンナーレのあり方検証委員会は9月25日、第3回会合を開き、中間報告として「表現の不自由展・その後」を再開すべきだとする方向性を示した。

「東京藝術大学ダイバーシティ月間2019」のプログラムとして、イベント「聞こえる人と聞こえない人のための『音楽』をめぐるトーク」が7月16日に東京藝術大学で開催された。ろう者の映画監督と舞踏家、聴覚に頼らない音楽を考える音楽家、あらゆる境界を超えた表現を追求する美術家たちが、それぞれの考える「音楽」についてディスカッションを行った。本トークの様子を、モデレーターを務めた荒木夏実がレポートする。

1989年創業、今年30周年を迎えた大阪・城東区にある株式会社ノマル。現在は、版画工房の「ノマルエディション」、展示スペースの「ギャラリーノマル」、デザイン編集スタジオ「ノマル・グラフィック」を備え、版画作品の制作から展示販売までを総合的に手がけている。アーティストとともに版画作品をつくり続けてきた代表の林聡に、これまでの歩みと見据える先を聞いた。

ロシア・ノヴォシビルスクを拠点に活動を行う劇団「レッドトーチ・シアター」が初来日。全編手話で構成され、ヨーロッパ各地の芸術祭で話題となった『三人姉妹』を、池袋の東京芸術劇場で上演する。上演期間は10月18日〜20日。

SMBC信託銀行が、日本橋支店にアート作品を見ることのできるスペース「アートブランチ」を展開。支店内で名和晃平、舘鼻則孝、桑田卓郎らの作品を展示するこの試みの狙いとは?

「もの派」を代表するアーティスト・菅木志雄の個展が、銀座の東京画廊+BTAPで開催されている。菅は、同ギャラリーにおいて1976年から計16回の個展を開催。本展では、菅が過去に同ギャラリーで制作したインスタレーション作品を3期に分けて再展示する。会期は9月7日~14日、21日~10月5日、12日~19日。

オランダのアムステルダムを拠点とする「デューダ・パイヴァ カンパニー」の初来日公演が、池袋の東京芸術劇場で行われる。ダンスとパペットの融合がもたらす独特の作品世界を堪能したい。上演期間は10月17日~20日。

時代の本質を鋭くとらえた美しい質感の作品を発表する写真家の高橋恭司。現在、そんな高橋の個展「LOST 遺失」が、東京・吉祥寺のamalaで開催されている。会期は10月26日まで。

抒情的な美人を描き出し、大正時代に一世を風靡した竹久夢二。その貴重な「夢二式美人」の肉筆画やデザインの数々、また晩年の欧米旅行で描いたスケッチを紹介する展覧会「憧れの欧米への旅 竹久夢二展」が、茨城県近代美術館で開催されている。会期は10月27日まで。

時代性を鋭く切り取った独自の表現で、国内外から注目を集める横尾忠則。今回、そんな横尾が初の試みとして公立美術館で自身の個展「自我自損展」をキュレーションした。本展は現在、兵庫県神戸市の横尾忠則現代美術館で開催されている。会期は12月22日まで。

第2回
美術の世界は著作権法をはじめとする様々な法律と密接に関わっている。「Art Law」を業務分野として掲げる日本で数少ない弁護士のひとり、木村剛大が様々な法学的視点からアートと法の関わりを紐解いていくシリーズ「アートと法 / Art Law」。第2回は、第1回で提示した視点と類型を踏まえて、「レディメイド」と向き合う著作権法の解釈について検討する。

近年、建築を主題とするシリーズを継続的に手がけている写真家・ホンマタカシの個展「Looking through - Le Corbusier windows」が、東京・六本木のTARO NASUで開催されている。会期は10月12日まで。

様々なメディアを用いて、批評の蓄積を変幻自在に操る美術家・原田裕規による企画展「作者不詳」の第3弾が、東京・恵比寿のCAGE GALLERYで開催されている。会期は12月2日まで。

9月21日15時より、東京・銀座でシンワオークション株式会社が主催する、近代と現代の美術作品を扱うオークションが開催された。近代美術の作品を多く取り扱うシンワオークションだが、今回のオークションでは現代美術の作品も出品された。主要な落札結果をピックアップしてレポートする。