PREMIUM

第19回

無権利者からアートを買ってしまったら? 日本・英国・香港におけるルールの違い

もし購入した作品が盗品だったら、あるいは購入元のギャラリーや仲介業者が所有者ではなかったとしたらどうなるのか? アート取引では、作品そのものだけでなく「誰が売る権利を持っているのか」も重要な論点となる。だが、無権利者から作品を取得した場合の扱いは世界共通ではない。日本、英国、香港を例に、真の所有者の保護と取引の安全のバランスをめぐる法制度の違いを、弁護士・木村剛大が解説する。

第95回

書評:技術力と知力を駆使した複合的アプローチで国家の暴力を暴く。『フォレンジック・アーキテクチャー 検知可能性の敷居における暴力』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2026年4月号では、エヤル・ヴァイツマンによる『フォレンジック・アーキテクチャー 検知可能性の敷居における暴力』を取り上げる。ロンドンに拠点を置く調査機関「フォレンジック・アーキテクチャー」の活動を紹介する本書を、美術批評家・中島水緒が評する。

SERIES / BOOK

「秀島由己男展 ダークファンタジー/ミステリアス 水俣が生んだ異才」(熊本市現代美術館)レポート。独創の作家の足跡と、それを育てた風土

熊本市現代美術館で、画家・版画家の秀島由己男(1934〜2018)の四半世紀ぶりの回顧展「秀島由己男展 ダークファンタジー/ミステリアス 水俣が生んだ異才」が開催されている。会場の様子をレポートする。

NEWS / REPORT

フリーズ・ソウル2026が開催へ。新セクションを含む125以上のギャラリーが30カ国から集結

ソウル・江南(カンナム)のCOEXで、フリーズ・ソウル2026が開催される。会期は9月2日〜9月5日 。5回目の開催となる本フェアには、30カ国から125以上のギャラリーが参加。アジア太平洋地域からの参加が過半数を占めるほか、新たなキュレーション・セクションの導入により、アートの多様な展開を提示する。

NEWS / EXHIBITION

PREMIUM

レゴグループはなぜゴッホや北斎を取り入れるのか?「レゴ®アート」が目指す新しい鑑賞体験

レオナルド・ダ・ヴィンチ《モナ・リザ》、フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》、葛飾北斎《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》──近年レゴグループは、美術史に残る名作を立体化する「レゴ®アート」シリーズを積極的に展開している。そこにはたんなるIPビジネスではなく、「組み立てること」を通じてアートと向き合う、新しい鑑賞体験の提案がある。レゴグループ デザイン・クリエイティブリードのフィオレラ・グローブスに、その思想を聞いた。

INTERVIEW

第94回

書評:核被害以後に模索された新たな美術批評の試み。『末世の芸術 来たるべき無人類のために』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2026年4月号では、椹木野衣による『末世の芸術 来たるべき無人類のために』を取り上げる。核被害以後に模索された美術批評の試みについて書かれた本書を、現代美術史研究家・筒井宏樹が評する。

SERIES / BOOK

「“カフェ”に集う芸術家」(三菱一号館美術館)開幕レポート。「カフェ」が育んだ近代美術のネットワークをたどる

東京・丸の内の三菱一号館美術館で、「“カフェ”に集う芸術家―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」が開幕した。印象派からピカソに至る近代美術の展開を、“カフェ”という創造の場から読み解く本展の様子をレポートする。

NEWS / REPORT

PREMIUM

美術館が「服」を着替えるとき──金沢21世紀美術館のユニフォームがつなぐ、20年の思想と時代の体現

2024年に開館20周年の節目を迎えた金沢21世紀美術館は、2025年2月、受付や監視スタッフのユニフォームをリニューアルした。歴代ユニフォームの変遷を辿るとともに、新ユニフォームを手がけたCFCLの代表兼クリエイティブディレクター・高橋悠介への取材を通じて最新デザインの背景に迫る。ミュージアムユニフォームというメディアを介して、同館がこの20年で体現しようとしてきた姿勢とはどのようなものなのか。

INSIGHT

第40回

「アジア美術」とはなんだったのか? 1991年1月号「アジアの美術」

『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。アーティストの原田裕規が美術手帖のバックナンバーを現在の視点からセレクトし、いまのアートシーンと照らしながら論じる。今回は、1991年1月号に掲載された「アジアの美術」をお届けする。