今週末に見たい展覧会ベスト15。日曜美術館の50年展からMr.の個展、出光真子の個展まで

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

「Mr.の個展:いつかある晴れた日に、きっとまた会えるでしょう。」より、《何気ない時間一君といた街角一》(2026) 撮影:編集部

もうすぐ閉幕

「NHK日曜美術館50年展」(東京藝術大学大学美術館) 

フランシス・ベーコン《スフィンクス−ミュリエル・ベルチャーの肖像》(1979) 東京国立近代美術館蔵

 東京・上野の東京藝術大学大学美術館で開催中の「NHK日曜美術館50年展」が6月21日に閉幕する。本展はその後、静岡県立美術館(7月18日~9月27日)、大阪中之島美術館(10月10日~12月20日)へと巡回予定。会場レポートはこちら

 NHKの「日曜美術館」は、1976年の放送開始以来、2500回を超える放送を積み重ねてきた長寿番組だ。本展では、番組が50年の歴史のなかで取り上げてきた120点を超える名品を全5章構成で紹介。数多の美術の魅力を、展覧会という形式で改めて提示する試みとなっている。

会期:2026年3月28日~6月21日
会場:東京藝術大学大学美術館
住所:東京都台東区上野公園12-8
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル、9:00~20:00)
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
料金:一般 2000円 / 高校生・大学生 1200円 / 中学生以下 無料 / 障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料

「ウジェーヌ・ブーダン展一瞬間の美学、光の探求」(SOMPO美術館

ウジェーヌ・ブーダン《ベルク、出航》(1890)

 東京・新宿のSOMPO美術館で、「印象派の先駆者」と称される画家ウジェーヌ・ブーダン(1824〜98)を取り上げる「ウジェーヌ・ブーダン展─瞬間の美学、光の探求」が開催中。会期は6月21日まで。 会場レポートはこちら

 本展は、日本におけるブーダンの展覧会としてはおよそ30年ぶりの開催となる。油彩・素描・パステル・版画を中心とした初期から晩年までの画業を8つの構成で紹介。全114点の作品から、『海景画家』に留まらない、ブーダンの多面的な魅力を体感できる内容となっている。

会期:2026年4月11日〜6月21日
会場:SOMPO美術館
住所:東京都新宿区西新宿1-26-1
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00〜18:00(金〜20:00) ※最終入場は閉館の30分前まで
料金:一般(26歳以上)2000円  / 25歳以下 1200円 / 高校生以下、身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をご提示の本人とその介護者1名、被爆者健康手帳をご提示の方1名は無料

「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」(パナソニック汐留美術館

第4章「1940〜50年代ー最後のアトリエ」の展示風景より。手前はジョルジュ・ルオー《モデル、アトリエの思い出》(1895/1950)

 東京・汐留にあるパナソニック汐留美術館で開催中の「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」は、6月21日までの会期となっている。会場レポートはこちら

 同館は2003年の開館以来、20世紀のフランスを代表する画家ジョルジュ・ルオー(1871〜1958)の作品を中心に収集し、現在では約270点のルオー作品を所蔵している。本展は、近年新たに迎えた収蔵作品を中心に、同館のルオーコレクションを改めて紹介する展覧会。なかでも、ルオーの創作の場である「アトリエ」に焦点を当て、作品がいかなる環境で、どのような画材を用いて描かれたのか、初期から晩年までの代表作を通じて紹介する内容となっている。

会期:2026年4月11日~6月21日
会場:パナソニック汐留美術館
住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
電話番号:050-5541-8600 
開館時間:10:00~18:00(6月19日、20日は〜20:00) ※入館は閉館30分前まで
料金:一般 1200円 / 65歳以上 1100円 / 大学・高校生 700円 / 中学生以下 無料
※土日祝は日時指定予約制(平日は予約不要)

「ゴールドマン コレクション 河鍋暁斎の世界」(サントリー美術館) 

河鍋暁斎 百鬼夜行図屛風 六曲一双のうち左隻 1871〜89(明治4~22) イスラエル・ゴールドマン・コレクション 写真協力=立命館大学アート・リサーチセンター

 東京・六本木のサントリー美術館で、幕末から明治にかけて活躍した絵師・河鍋暁斎(1831〜89)の多彩な画業を紹介する展覧会「ゴールドマン コレクション 河鍋暁斎の世界」が開催されている。会期は6月21日まで。

 本展は、イギリス在住の美術商イスラエル・ゴールドマンが蒐集した暁斎作品を中心に構成されており、日本初出品を含む67件の選りすぐりの作品が出品。掛軸や巻物、屛風絵などの肉筆作品に加え、摺の鮮やかな版本・版画、下絵や絵日記など、暁斎の幅広い創作活動を一望する機会となっている。

会期:2026年4月22日〜6月21日
会場:サントリー美術館
住所:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
開館時間:10:00〜18:00(金および6月20日は〜20:00)※入館は閉館の30分前まで
料金:一般 1800円

「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち」(宇都宮美術館) 

フィンセント・ファン・ゴッホ 跳ね橋 1888 キャンバスに油彩 ヴァルラフ=リヒャルツ美術館・コルブー財団蔵
Wallraf-Richartz-Museum & Fondation Corboud, Cologne Photo: © RBA, Cologne

 栃木県宇都宮市の宇都宮美術館で、開館30周年および市制施行130周年を記念する展覧会「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵」が6月21日まで開催されている。

 本展は、ドイツ・ケルンのヴァルラフ=リヒャルツ美術館・コルブー財団の協力のもと企画されたもの。クロード・モネ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、ポール・セザンヌカミーユ・ピサロといった印象派の巨匠たちはもちろん、彼らに影響を与えたバルビゾン派のジャン=フランソワ・ミレーやカミーユ・コロー、さらには新印象主義のポール・シニャックまでを網羅。19世紀後半のフランスに誕生した印象派を中心として、その前後の流れを含めた近代美術の展開を立体的に捉えられる構成が見どころだ。

 なかでも注目されるのが、フィンセント・ファン・ゴッホによる《跳ね橋》(1888)だ。同作は南仏アルル時代に跳ね橋を題材に制作された連作の最終作とされ、鮮やかな色彩と巧みなコントラストによって光あふれる風景を描き出す。日本での公開は約10年ぶりであり、栃木県では初の展示となる。

会期:2026年4月19日〜6月21日
会場:宇都宮美術館
住所:栃木県宇都宮市長岡町1077
電話番号:028-643-0100
開館時間:9:30~17:00 ※入館は16:30まで
料金:一般 1200円 / 大学生・高校生 1000円 / 中学生・小学生は無料

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